話し進まないです
導入部分が書き終わらないです
彼らリーナとセカンドの初めての共同作戦は初詣に行くことだった。マンションを出る前セカンドは学習装置でサイドストレージの亜空転移を書き換えある能力に変更する。学習装置による脳への影響は考えられていない。書き込み制限があるかもしれないし脳の処理能力を超えてしまい廃人となるかもしれない。これは学習装置の実験の一環でもあった。
二人で部屋を出ると黒髪のセカンドは肉体変化を使う。着ていた服は白い薄手のコートになり白いパンツ、色が一切抜けたような白髪にそれに準ずるようなアルビノ並の白い肌、そして両眼はウサギのように赤い点が2つ並ぶ。
「で、初詣で対象の人物に姿を見せに行くのか」
凍える体から吐き出る白い息で指先を温めながらリーナに話しかける。彼女の奇抜なファッションに少し嫌な予感がしたが出発しようとすると呼び止められる。
「セカンド、顔も変えて全身真っ白で目立つじゃない。それともう少しファッションを勉強した方がいいわ。まだ出発まで時間はあるから着替えてきなさい」
どの口がいうか、と心の中で呟いた彼だったが口喧嘩をしても仕方が無いので自室に戻って着替えることにした。肉体変化で変化させた服は擬似的なもので彼の体から離れると元の服に戻ってしまう。白いタイトなコートが彼の体から離れクローゼットに仕舞ってあるロングコートを手に取る。彼のコピー元、一方通行の印象を崩すわけにはいかず全身白になったがリーナは許してくれた。
二人で歩くうちに彼の現在の肉体のモデルの話になった。
「貴方の今の姿結構奇妙だけど目立たないかしら。必要以上に目立っても問題なのよね」
「それは安心してもらって構わない。この姿は元々学園都市がこの日本に送り込んだ工作員の姿で約1年この街に住んでいたらしい。だからもしこの姿の知り合いとあった時は君は友人という扱いになるし話し方も変わると思う」
一方通行はこの世界の任務を終了させ学園都市に戻った。そう学習装置から知識を得ている。彼が現在どこで何をしていようが大能力者のセカンドには関係の無いことである。
2人はコミューターに乗りある神社へと向かうことにする。その最中にセカンドの端末が小さく震える。開いてみるとそこには書き換えた能力の使用法が書かれてあった。能力提供者が暗部の人間だったため対能力者用の使用感も記載されてある。
「
テキストが半透明の端末から透けていたのか読まれてしまっていた。それに言われて気づいたセカンドはすぐにポケットに端末を隠したが既に遅い模様だった。
「心理定規、これは自分も使ったことがないから。まあ実験としてリーナに使ってみるか」
彼はそう言うと自らの頭に指を当て能力を発現する。現在彼女と彼の心理的距離は90、取扱説明書には好意があればあるほど0に近づくらしい。基本は100から始まり100を超えた辺りから嫌悪感や不快感を持つらしい。という訳でいきなり50にまで上げてみることにした。実践データでは恋人同士だった滝壷-浜面で20であったので友人同士位になるだろうと思っていた。するとすぐに効果は現れる。
「なにこれ?え...少し気持ち悪いわ、魔法ではないみたいだけど止めてもらっていい?」
そう言われたセカンドは能力を停止させる。
「ふっ...悪いな、お詫びと言ってはなんだが何か奢ってやろう」
能力の詳しい説明をしないでセカンドはコミューターを降りる。既に神社のすぐ手前まで来ていた。見たところ参拝客が多く人混みができている。
「日本の新年は家でゆっくり過ごすって聞いていたけれどなんだが活動的なのね」
参道の両側に並ぶ露店に目移りしながらリーナは日本の新年行事に興味を抱く。それに対してセカンドは既存の知識に沿って露店からりんご飴を2つ買いすぐにリーナの元へ戻ってきた。
「新年になるとお参りに行く習慣がある。まあ一年の抱負とかケジメの意味合いが強いな。それでこれがりんご飴、サイズの大きいキャンデーだと思ってくれればいい」
ありがと、とその飴を一口舐めたリーナは思った以上の甘さに驚きながらも寒いこの時期になかなか合うと思い舌を触れさせる。
「こんな所でいいか、任務開始と言った感じで君の仕事を始めよう。だが人が多いな、では」
セカンドはりんご飴を持っていない左手をリーナに差し出し格好つけたようにキザっぽく笑みを浮かべながら誘う。
「離れると悪いから私が手を握ろう。アメリカ人っぽくていいんじゃないか?」
「洒落てるじゃない、セカンド。初めて見た時は任務のための軍人って感じだったけど肉体変化すると性格まで変わるのね」
リーナはセカンドの左手を取り彼女の補佐と自らの体を相手に見せようと人混みに向かった。
***
「達也くん、異人さんのカップルが君を見ているようだけど。写真でも撮ってきてもらえば?」
チラついた視線に気づいていた達也に八雲が話しかける。彼が気づいているのであれば隣にいる遥も気づいているだろう。しかし彼女の視線は金髪の美少女にあったのではない。隣に並んでいる全身を白で覆ったある人物。
一方通行
「あれは、一方通行か?」
達也の視線も美少女から移り思わず口に出してしまった。横浜での一件の直後、彼の捜索を雫に頼まれたのだが一向に見つからなかった。それどころか一方通行が生活していた痕跡を丸々消すようなある団体が動いていた。個人で調べるにも限界があった。
小さい声に気づいた深雪は何も言わずに彼の視線の先に目を向ける。紛れもない白髪、コートの質は変わっているが似たようなブランドであるのには間違いない。それと同時にハロウィンの事件がフラッシュバックして来る。達也のリミッターを外している本気の深雪でも足止めにしかならなかったフレーラ、そして彼よりも一枚上手であり恐ろしい力を持つ一方通行。彼女に賢者の石を託し自らはどこかへ消え去ったあの様子は何かあるに間違いない。
彼の方を見ていた達也と深雪は次の光景に驚く。彼らの視線の先から紙飛行機が飛んできたのだ。標準的なサイズの紙飛行機は人々の上空を飛行しゆったりと達也の手元に届く。ポスリと軽い音を立てて掌に乗った紙飛行機に気付いていたのは後ろ側にいた達也深雪八雲遥の4人だった。前に進んでいた3人は気付かずに進んでいっている。それに離れないようにかつ紙飛行機のことを知らせないように着いていきながら解体してみる。
中に書いてあったのは意味不明な記号が羅列したものだった。
「達也くん、これは呪符か何かかい?」
「分かりません。ですが科学力の優れた学園都市の代物なので必ず何かはあります」
紙飛行機を飛ばした持ち主は既に遠くに見える。反対方向へ進む白髪の青年は見えなくなり手元には紙だけが残った。
りんご飴を未だに舐めていたセカンドらは神社の出入口付近まで到着した。リーナは帰るためのコミューターでセカンドに突っかかる。
「どうして紙飛行機なんか飛ばすの!?あれじゃすぐに気付かれちゃうじゃない!」
「安心しろリーナ、君の任務は完璧だった。間違いない。あの飛行機は一方通行としての役目として必要なことだ。学園都市の任務と思ってくれて構わない。それに君にもあの飛行機の有用性は十分にある」
肉体変化の能力を解き通常の黒髪で真っ黒な瞳に戻ったセカンドは端末を広げ学園都市の指示通りパスを入力しある画面を映し出す。そこには先程までいた神社の光景に監視対象の司波兄弟やその他様々なこの街の景色が映っていた。
「
何を言われているのかわからないリーナは怒りよりも疑問が感情を支配しセカンドに問う。彼はコミューターの終点が近い事もありマンションに着いてから説明しようとする。
ガチャリと扉を開けたリーナにシルヴィアが迎えの挨拶をする。
「お帰りなさいリーナにセカンド」
在日中のリーナを補佐するために軍が用意した人材の彼女はリーナの服装をまじまじと見ている。玄関から上がれない彼女は不思議そうにしていると隣で口に手を当てながらセカンドが彼女に呟く。
「今まで言わなかったけど、オマエの服装変だぜ」
遂に堪えられなくなったのか口から空気を洩らしながらシルヴィアの傍を通って自室へ篭ろうとした。しかしシルヴィアの左手は彼の肩に置かれ説教を始める。
「貴方達は一体何なんですか。リーナに関しては時代遅れのファッションですしセカンドに至っては全身白というふざけた服装。この格好ではターゲット以外からも注目を集めてしまったでしょう」
「いや、俺はこっちで」
そう言うセカンドは肉体変化で一方通行の姿に変化すると益々酷さに磨きがかかった姿にシルヴィアは額に手を当て大きなため息をつく。
「リーナ、本日の予定はすべてキャンセルしましょう。私が日本における最近のファッションの動向を詳しく説明しましょう。セカンドも学園都市の任務を今日はキャンセルして下さい。リーナと一緒に出歩く機会が多い貴方まで変な格好をしていたら目立って仕方ありません」
この言葉に逆らえず午後はシルヴィアの日本のファッション教室で時間を埋め尽くされた。
この指導が終わったのは夕時の6時頃だった。クタクタに疲れたセカンドとリーナは早めの夕食を摂ることにした。その場にはシルヴィアもいたのだが彼女はもう少ししてから食べるらしい。機械に作らせ待っている間セカンドは思いついたようにリーナに話しかける。
「そうだ、帰りのコミューターで滞空回線のこと言いかけていたな。シルヴィアにも言っておかなくちゃならないし今話すか」
そう言ってリビングにある大きなモニターに彼の端末情報を映し出す。そこに映っていたのは彼女らが予想にもしない光景だった。町中を行き交う人々に店で買い物をしているカップルや個人宅でゆっくりしている男性、それにトイレに籠る女性や着替えをしている集団などプライバシーを尽く無視したカメラ群から送られてくる映像がある。勿論こんな場所にカメラを仕掛けることは不可能でありバレたら責任を間逃れることは出来ない。だが70nmを肉眼で確認できる人間はいないしたとえ魔法かなにかで捕まえたとしても、妨害が入った時点で暗号化された情報は学園都市以外の組織は解明することは出来ない。
完璧な監視体制。
「まあこんな感じで常時24時間365日稼働する監視カメラ的な物を散布させたから。君達の任務にも応用できるから必要な時に言ってくれ」
紙飛行機を飛ばされた司波兄妹はこの事に気づくことは無かった。
大変遅くなって申し訳ありません。
言い訳をさせて下さい。1つ、巨神竜デッキの発売があった。色んな型で遊んで回してた。2つ、店舗代表の調整をしていた。
遊戯王関連で少し遅くなると思いますが引き続き見ていただければ幸いです。
ps.フェルグラントスリーブを買い占めた人は出て来なさい。先生怒らないから。先生6つしか買えなかった。