IS学園にやって来た黒竜使い   作:雪風@イグニスター

10 / 13
第十話 振り子の奇跡

目が覚めると、俺は自室のベットで寝ていた。おかしい…俺は確かセシリアとデュエルしていた筈なんだが…。そう思いながら体を起こすと、酷い頭痛が走った。

 

 

「ッツ!?なんだ今の痛み…。風邪でも引いたか?」

 

 

そんなことを考えていると部屋の扉が開いた。

 

 

「遊騎、起きたの?」

 

 

そこには簪がいた。

 

 

「ああ、今起きた。今何時だ?」

 

「夜の8時だよ。遊騎、急に倒れたって聞いたけど何かあったの?」

 

 

急に倒れた?そう言えばデュエルしてるときの記憶が一部無い…。俺は何かをドローして…その後の記憶がない。俺はデッキケースを開けてデッキを見る。そこには見たことの無いカードが入っていた。

 

真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)

通常魔法

「真紅眼融合」は1ターンに1枚しか発動できず、

このカードを発動するターン、

自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できない。

(1):自分の手札・デッキ・フィールドから、

融合モンスターカードによって決められている融合素材モンスターを墓地へ送り、

「レッドアイズ」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体を

エクストラデッキから融合召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターのカード名は「真紅眼の黒竜」として扱う。

 

何だ?このカード…レッドアイズ専用の融合カード?俺はいつこのカードをデッキに入れたんだ?だが効果は強い。このままデッキの中に入れておこう。

 

 

「遊騎?どうかしたの?」

 

 

簪が心配そうにこちらを見ていた。

 

 

「いや、何でもない」

 

 

俺はそう言ってカードをデッキケースにしまった。

 

 

 

 

 

次の日、俺が教室に行くと一夏がやって来た。

 

「遊騎!もう大丈夫なのか!」

 

「ああ…心配させてすまん。それと、ありがとな。運んでくれて」

 

「気にすんなよ。友達だろ、俺等…」

 

 

一夏は本当にいい奴だな。友達といえばアイツ元気かな?今度休みに一回舞網市に戻るし様子でも見に行ってみるか…。

 

 

「遊騎さん!!」

 

 

後ろから声をかけられた。振り替えてみると、そこにはセシリアがいた。どうやら今来たようだ。

 

 

「おはよう、セシリア」

 

「おはようございます。って違いますわ!!もう体調は大丈夫ですの?」

 

 

どうやらセシリアも心配していたようだ。俺はアユちゃん達にしてあげていたようにセシリアの頭を撫でながらこう言った。

 

 

「もう大丈夫だ。心配させてごめんな、セシリア」

 

「ッ!?!?な、なな、何をッ!?!?」///

 

 

って今気づいたがセシリアは子供じゃないんだからこんなことされても迷惑なだけか。

 

 

「すまんセシリア。迷惑だったよな」

 

 

俺はそう言いながらセシリアの頭から手を退けた。

 

 

「あっ…」

 

 

名残惜しそうにするセシリア。いや、そんな顔しないでくれよ。何か罪悪感が…。

 

 

「そ、そう言えば今日は授業の代わりにデュエルを見るって千冬姉が言ってたな!」

 

 

唐突にそんなことを言い出す一夏。

 

 

「デュエルを見るって、俺誰かとデュエルするのか?」

 

「いや、千冬姉の話だと舞網市のデュエリストがストロング石島とデュエルするって話だ」

 

「ストロング石島?…ああ、アイツか」

 

 

ストロング石島。LDSの看板デュエリストだ。バーバリアンと言う戦士族モンスターを主体に戦うデュエリストだ。

 

 

「オイオイ…織斑先生も急すぎるだろ。プロ同士のデュエルなんてデュエルをやってないやつから見たら訳わかんねぇだけだぞ」

 

「いや、それがどうやら相手はプロじゃないらしい」

 

「…何?」

 

 

相手がプロじゃない?あの石島がプロじゃない相手とデュエル?

 

 

「確か名前は…」

 

名前を言いかけたとき、急に教室のドアが勢いよく開かれた。そこには山田先生が行きを切らしながら立っていた。

 

 

「皆さん、すいません!急いでテレビをつけてください!デュエルが始まってます!」

 

 

そう言うと、近くにいた子がテレビをつけた。そこにはアクションフィールドに立つストロング石島の姿があった。

 

 

「あれがストロング石島か…」

 

「一夏は見たこと無いのか?」

 

「見たことはあると思うけど、あんまり意識して見たことは無いな」

 

 

成る程。まぁ確かにデュエルをやってないやつからしたら関係ないか。

 

画面が代わり、フィールドをかける一匹のカバがいた。……?カバ?

 

教室のみんながポカーンと口を開けていた。当然だろう。デュエルを見ていたと思ったら急にカバが出てきたんだから。

 

いや待て。あれってまさか…。

 

 

『Ladies&Gentleman!!これより皆さんにデュエルのショーをお見せします!!』

 

「遊矢ああああああああああああああああああ!!!!!!」

 

 

急に叫んで教室のみんながビックリして此方を見たがそんなことは関係ない!!

 

 

「何で!?どうしてあそこに遊矢がいる!?」

 

「落ち着け榊」

 

 

後ろにはいつからいたのか、織斑先生がいた。

 

 

「どういう事ですか織斑先生!!どうしてあそこに遊矢がいるんですか!!」

 

「だから落ち着けと言っている。どうやらストロング石島のマネージャーが榊の弟に試合を申し込んだらしい。それを受けて今あそこにいるんだ」

 

 

デュエルを受けたって…アイツ、どうして。

 

 

「あの~…遊騎さん?もしかしてあの対戦相手って…」

 

「…俺の弟だ」

 

 

 

 

 

『『『『『ええええええええええええええ~~~~~!!!!!!!』』』』』

 

教室に驚愕の声が響き渡る。だが俺にはそんなことはどうでも良かった。画面は代わり、遊矢の【オッドアイズ・ドラゴン】が破壊されてしまった。

 

オッドアイズ・ドラゴン

効果モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000

(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。

そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。

 

「不味いな…何故かは解らないがオッドアイズは墓地に行っていない。アイツを召喚するには二体のリリースが必要になる。アイツのデッキに速くリリース要因を揃えるカードは殆ど無い。どうするつもりだ、遊矢…」

 

 

遊矢は俯いたまま動かない。まさか諦めたのか?こんなところで立ち止まんのかよ!思い出せ!父さんの言葉を!!

 

 

『…俺は負けない!揺れろペンデュラム!大きく!もっと大きく!!ドロー!!!』

 

 

その瞬間画面に光が走った。光は強く輝き、やがて光が収まると、遊矢は二枚のカードを出していた。

 

 

『俺はスケール1の【星読みの魔術師】とスケール8の【時読みの魔術師】で…ペンデュラムスケールをセッティング!!』

 

「何をする気だ…遊矢…」

 

『揺れろ、魂のペンデュラム。天空に描け、光のアーク!!ペンデュラム召喚!!現れろ!話が僕のモンスター達よ!!』

 

 

次の瞬間、遊矢のフィールドには三体のモンスターが並んでいた。

 




皆さんこんにちは!最近【幻影騎士団】を組んだスノウです。


遊騎「あ、やっぱ組んだんだ。榊遊騎だ。よろしく」


はい!今回のゲストはこの方!


一夏「皆、はじめまして!織斑一夏だ。よろしくな」


はい。と言うことで今回は一夏さんに来てもらいました。


遊騎「よろしくな、一夏」

一夏「ああ、よろしく!」


それでは一夏さんに質問なんですが、一夏さんはデュエルやってないんですか?


一夏「ああ。興味はあるんだけどな…」

遊騎「だったらやろうぜ!ルールは俺が教えるよ」

一夏「本当か!?サンキュー遊騎!」


二人とも仲が良いですね~。流石は親友。


遊騎「まぁな。それよりスノウ。今回のシナリオって…」


はい!ARC-V第一話です。


遊騎「ですよね~」

一夏「???」


あ、一夏さんは気にしないでください。大人の事情ってやつなので。


一夏「あ、ああ」


はい!と言うことで今回はここまで!


遊騎・一夏「「お楽しみは、これからだ!!」」


感想もくれると嬉しいです!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。