IS学園にやって来た黒竜使い   作:雪風@イグニスター

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第四話 決闘

あれから一週間が経過した。今日は遂に決闘の日だ。この日のために二つのうちの一つのデッキの調整を終え、すぐにでもデュエルを出来る状態にしてきた。

 

 

「一夏、お前のISってまだ来ないのか?」

 

「…みたいだな」

 

 

何故か一夏のISが届いていない。このままでは一夏は決闘に参加できない。…仕方ない。

 

 

「織斑先生、先に俺が行っても良いですか?」

 

「…やむを得ないか。榊、すまないが先に行ってくれ」

 

「わかりました」

 

 

俺はそう言って腕に決闘盤(デュエルディスク)をセッティングし、会場に歩いていった。そこには多くの生徒がこの決闘を見ようと押し掛けていた。先に来ていたのか、貴族さんも空中で待っていた。

 

 

「あら?随分と遅かったのですわね?てっきり逃げ出したのかと思いましたわ…」

 

「くだらない事言ってんじゃねぇ。逃げるなんてするかよ」

 

 

俺はそう言って決闘盤(デュエルディスク)に付けたとある機能を起動する。

 

 

アクション・フィールド【ドラゴニック・バレー】発動。

 

 

機械の音声がそう響くと、 回りの景色は変わり、崖や階段などのある渓谷に変わった。

 

 

「な、なんなんですの…これ…」

 

「アクション・フィールドだ。アクションデュエルを行うのに使われるフィールドで、この場所ではモンスターや衝撃が実体化する」

 

 

そう言いながら俺はリングを起動した。

 

 

エネルギーリング、起動。

 

 

再び機械の音声が流れると、俺の回りに結界のようなものが張られた。成る程、これが俺達のシールドか…。

 

 

「…最後のチャンスをあげますわ」

 

「…何?」

 

 

コイツはいきなり何を言ってるんだ?

 

 

「私に謝罪し土下座すれば手加減してあげますわ」

 

「必要ない。俺は本気でお前を倒す!!」

 

 

俺は決闘盤(デュエルディスク)を構え叫んだ。

 

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が、モンスターと共に地を蹴り宙を舞、フィールド内を駆け巡る!!」

 

「な、なんですの、急に…」

 

 

貴族さんや観客達がざわつき始めたが、関係ない。

 

 

「見よ!これぞデュエルの最強進化系!アクショーン…デュエル!!」

 

 

そう叫ぶと、宙を待っていたアクションカードが一気にフィールド内に散らばった。

 

 

「ま、まぁ良いですわ。それではおd「俺のターン!!」ちょっと!!遮らないで下さい!!」

 

「俺は手札から【伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)】を召喚!!」

 

「無視しないで下さい!!」

 

 

伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)

効果モンスター

星1/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0

「伝説の黒石」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードをリリースして発動できる。

デッキからレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。

(2):このカードが墓地に存在する場合、

自分の墓地のレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。

 

俺のフィールドに赤黒い石が現れたことにより、観客達が騒ぎだした。

 

 

「俺は【伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)】の効果発動!!一ターンに一度、このモンスターをリリースし、デッキからレベル7以下の【レッドアイズ】モンスターを特殊召喚出来る!来い!」

 

 

俺が叫ぶと、石が割れ始め、中から炎が噴き出す。

 

 

「レベル7!!【真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)】!!」

 

中から炎を纏った赤い眼の黒竜が現れた。

 

真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)

デュアル・効果モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000

(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。

(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。

その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。

●このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動できる。

このカードの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

「真紅眼の黒炎竜」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

「なっ!?なんですのこの竜は!?」

 

 

黒炎(ブラックフレア)がフィールドに現れたことにより、貴族さんだけでなく、観客達もパニックを起こしていた。

 

 

「皆さん!これがアクションデュエルです!!実体のあるソリッドビジョンで、モンスター達と共に戦う。これが新たにISバトルに追加されました!!」

 

 

俺はそう言いながら黒炎(ブラックフレア)に乗った。

 

 

「俺はカードを二枚伏せてターンエンドだ!!行け!黒炎(ブラックフレア)!!」

 

『ギャアアアオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!』

 

 

黒炎(ブラックフレア)はそう鳴くと、俺を乗せて空へと羽ばたき始める。

 

 

「クッ!どんなものが相手だろうと引きません!!行きなさい!!ブルーティアーズ!!」

 

 

貴族さんがそう叫ぶと同時に、貴族さんの機体から幾つかの物が飛んでくる。何か嫌な予感がする。俺は急いで周辺に眼をやる。すると、崖の部分に一枚のアクションカードが落ちていた。今はあれを拾うしかない!!

 

 

「頼むぞ!黒炎(ブラックフレア)!!」

 

 

そう言うと、黒炎(ブラックフレア)はその場所目掛けてスピードを上げた。後ろから先程のが近づいてきている。

 

 

「ッ!!間に合ええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

 

カードを拾ったと同時に、俺の視界は光に包まれた。

 

 

sideセシリア

 

呆気ないものでしたわ。あれだけ言っていたのにこうもあっさり倒れてしまうとは…。

 

「…おかしいですわ、何で音すら聞こえないんですの?」

 

 

疑問に思ったと同時に、煙が晴れた。しかし、そこには先程まで戦っていた榊遊騎の姿はなかった。まさか…消し飛んでしまったんですの!?

 

「わ、私…人の命を…」

 

「勝手に殺してんじゃねぇよ…」

 

 

上から声が聞こえてきた。顔を上げると、そこには一体の竜に乗った榊遊騎ともう一体の黒い竜の姿があった。

 

sideout

 

アブねぇ~、上手くアクションマジックを発動できて助かったぜ。

 

竜達の祭(ドラゴンズ・カーニバル)

アクションマジック

このカードは自分フィールドのモンスターが戦闘で破壊されるときに発動出来る。その破壊を無効にして、デッキからレベル5以上のドラゴン属モンスターを一体特殊召喚出来る。

 

遊騎LP4000→LP3200

 

ライフの減りかたを見ると、あの攻撃でダイレクトアタックを受けたら3200のダメージか…強すぎんだろ!!

 

 

「…どうやら俺のターンのようだな、俺のターン!!ドロー!!」

 

 

俺の引いたカードは、【黒鋼竜(ブラックメタルドラゴン)】!

 

黒鋼竜(ブラックメタルドラゴン)

効果モンスター

星1/闇属性/ドラゴン族/攻 600/守 600

(1):自分メインフェイズに自分フィールドの「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。

自分の手札・フィールドからこのモンスターを攻撃力600アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。

(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。

デッキから「レッドアイズ」カード1枚を手札に加える。

 

一気に止めをさす!!

 

「貴族さん…悪いが勝たせて貰うぞ!!今この場に!レベル7のモンスターが二体揃った!」

 

 

回りの観客達は何が起こるのか分かっていないようだ。当然と言えば当然だ。俺達決闘者(デュエリスト)にこの召喚方法を使うやつはそう多くないからな。

 

 

「俺はレベル7の【真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)】と【真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)】で、オーバーレイ!!!」

 

 

すると、二体に黒き竜は高くに飛び上がり、宙に出現した光の渦の中へ入っていき、その渦は爆発を起こした。

 

 

「な、なんですの!?一体何が起きて…」

 

「深紅の瞳宿す黒竜よ!爆炎の鎧を纏いて、暁の空へと舞い上がれ!!エクシーズ召喚!!現れろォ!!ランク7!!【真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)

 

 

真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)

エクシーズ・効果モンスター

ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400

レベル7モンスター×2

(1):X素材を持ったこのカードは効果では破壊されない。

(2):X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、

相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動する度に相手に500ダメージを与える。

(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、

自分の墓地の「レッドアイズ」通常モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

俺のフィールドに鋼の鎧を纏った黒き竜が現れた。

 

 

「悪いが手加減はしない。俺は手札の【黒鋼竜(ブラックメタルドラゴン)】の効果発動!!フィールドに存在する【レッドアイズ】モンスター、【真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)】に装備!!このカードを装備したモンスターは攻撃力が600ポイント上昇する!!」

 

真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)

ATK2800→ATK3400

 

鋼炎(フレアメタル)に更に黒い竜がくっ付き、攻撃力が上がった。

 

 

「バトルだ!!【真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)】!!その禍々しき赤き瞳で、捉えた全てを焼き払え![灰塵のスパイラルフレア]!!」

 

「クッ!狙い打ちますわ!!」

 

 

貴族さんのレーザーと鋼炎(フレアメタル)の炎がぶつかり合う。だが、レーザーの方が、炎を押していた。

 

 

「これで終わりですわ!!」

 

「…それはどうかな!」

 

「何ですって!?」

 

「アクションマジック!!【竜達の魂(ドラゴンズ・ソウル)】を発動!!」

 

竜達の魂(ドラゴンズ・ソウル)

アクションマジック

自分フィールドのドラゴン属モンスターの攻撃力が相手より下回っている時に発動出来る。墓地のドラゴン属を一体ゲームから除外することで、このターンそのモンスターの攻撃力は二倍となる。

 

 

「この効果により、俺は墓地のドラゴン属モンスター、【伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)】をゲームから除外する。これにより鋼炎(フレアメタル)の攻撃力は…、

 

真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)

ATK3400→ATK6800

 

 

『『『『『攻撃力6800!?』』』』』

 

「いっけええええええええええええええええええええ!!!!!!!!」

 

「ッ!!キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」

 

 

炎が貴族さんを飲み込んだ。シールドエネルギーはどんどん削れて行き、最終的に0となった。

 

 

「ふぅ…勝てたか。…ッ!!あのバカ気絶してやがる!!」

 

 

俺は鋼炎(フレアメタル)に飛んでもらい、気絶して空から落ちてくる貴族さんを抱き抱えた。今ここに、IS学園に新たな歴史が刻まれたのだった。

 

 




あとがきです。スノウです。


遊騎「榊遊騎だ。よろしく」


今回はデュエル回でしたね。


遊騎「今回の事だけじゃ詳しく分からないだろうから、後日スノウがルールに付いて書く予定です」


今回はデュエル書いたら結構疲れました。ってことで、そろそろ、


遊騎「お楽しみは、これからだ!!」


次回もよろしくお願いします。
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