IS学園にやって来た黒竜使い   作:雪風@イグニスター

7 / 13
第七話 セシリアのデッキ製作

教室にて…

 

今朝、教室で先日決まったオルコットの件についての説明が行われた。今回の事に対し、オルコットはしっかりと反省もしている為、学園側はお咎め無しにするつもりだったらしい。しかし、今回の件は国の方ではそうも行かず、結果、代表候補生の座と専用機を剥奪された。…と言うシナリオを。

 

実は今回の事は俺も説明を受けているため、どうしてこうなったのかも知っている。なので、俺はこれからオルコットを一人前の決闘者(デュエリスト)に育てるのである。

 

 

「…って事でルールの方は大丈夫か?」

 

「は、はい。なんとか…」

 

 

大分厳しそうだな…。まぁ、ルールかなりややこしいから仕方ないか。

 

 

「取り合えずルールは良いとして…、問題はデッキかぁ…」

 

 

そう。オルコットにはデッキがない。いや、そもそもカードがない。故に先ずはカードを集めなければならない。…仕方ない。

 

 

「オルコット。このファイルの中にあるカードを見て欲しいカードがあったら言ってくれ。カードによっては見当してみる」

 

俺はそう言ってバッグから一冊のファイルを取りだし、オルコットに渡した。

 

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「気にすんな」

 

「そ、それと…これからは名前で呼んでくれませんか?」

 

「ん?ああ、良いぜ。よろしく、セシリア」

 

「!はい!」

 

 

セシリアはそう言ってファイルの中を見始めた。俺はカードが決まるまで取り合えずもう一つのデッキを確認する。一応こっちも【レッドアイズ】なんだが、構築が全く違う。

 

 

「お!遊騎とセシリア仲直りしたんだな!」

 

 

そう言って一夏が近付いてきた。うん。一夏、来るのは良いんだ。でもね、取り合えずそこにいる篠ノ之さんをどうにかしてくれ。何か俺スッゲー睨まれてんだよ…。俺何かしたっけ?

 

 

「そう言えば、遊騎と箒ってまだあんまり話してなかったな。こいつは俺の幼馴染みの篠ノ之箒。仲良くしてやってくれ」

 

「…篠ノ之箒だ。よろしく」

 

 

何かムッスーってしてませんか?篠ノ之さん?

 

 

「よ、よろしく…。俺は榊遊騎だ」

 

そう言うと、隣からパタンと閉じる音が聞こえる。そっちを見ると、セシリアがこちらをジト目で見ていた。

 

 

「な、何だよ…」

 

「…何でもありませんわ。それより決まりましたわ!」

 

 

そう言って出してきたのは一枚のカード。

 

聖騎士モルドレッド

効果モンスター

星4/光属性/戦士族/攻1700/守1000

このカードはフィールド上に表側表示で存在する限り、通常モンスターとして扱う。

このカードが「聖剣」と名のついた装備魔法カードを装備している限り、

このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。

●このカードはレベルが1つ上がり闇属性になる。

また、1ターンに1度、自分フィールド上に

このカード以外のモンスターが存在しない場合に発動できる。

デッキから「聖騎士モルドレッド」以外の

「聖騎士」と名のついたモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚し、

自分フィールド上の装備魔法カード1枚を選んで破壊する。

 

………まさかこいつを選んでくるとは…。まぁ確かに何でも良いとは言ったけど、…さてどうするか。はっきり言ってこいつは高い。売ればそれなりの金額になる。しかもこれでデッキを組むってことは【聖騎士】だろ?このカード群はレアが結構かかるんだよなぁ~。

 

 

「…だ、駄目でした?」

 

 

あ~、セシリア。そんな顔しないでくれ。何だか俺が悪いことしたみたいじゃないか。…仕方ない。

 

 

「分かった。こいつはセシリアに渡そう。但し、このデッキは結構金がかかる。それなりの金額は覚悟してくれ」

 

「わ、わかりました」

 

 

問題は俺がモルドレッドを一枚しか持ってないってことだ。この辺のカードショップって言うと…学園に来る前に寄ったあそこか。

 

 

「ちょっといい?」

 

 

教室に響く少女の声。それは扉の方から聞こえた。そちらを向くと、知らない少女が仁王立ちしている。

 

 

「鈴?お前鈴か!!」

 

「そうよ。この私、凰鈴音が、宣戦布告に来たってわけ」

 

「何カッコつけてんだよ。全然似合ってないぞ」

 

「んな!?なんて事言うのよあんたは!!」

 

 

これは酷い。…あ。

 

スパァーン!!!

 

 

「痛った~!誰よこんなことしたのは!」

 

「私だが?何かあるのか、凰?」

 

 

王者が降臨なさった。

 

 

「ち、千冬さん…」

 

スパァーン!!!

 

 

「痛ッ!?」

 

「織斑先生だ。それよりも授業が始まる。さっさと教室に戻れ」

 

「は、はい!!」

 

 

そう言って小さい子は走っていった。

 

 

「それと榊とオルコット。お前達二人は授業に出ず、デッキを完成させてこい。そうしなければオルコットが授業に参加できん」

 

「わかりました。それにあたって外出しなければならないんですが、大丈夫ですか?」

 

「心配ない。お前達二人の外出許可は既に得ている」

 

 

マジかよ…。やること早えな。

 

 

「わかりました!行きましょう、遊騎さん!!」

 

「ちょっ!?腕引っ張るな!!」

 

 

俺は引きずられるように引っ張られていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AIBOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!

 

ATMで金を下ろし終えた俺達。機械から変な声が聞こえたが、きっと気のせいだろう。

 

 

「遊騎さん。デッキは一つ作るのに幾らくらいかかりますの?」

 

「そのデッキにもよるが、【聖騎士】だと二~三万は覚悟しといた方がいい」

 

「そ、そんなにかかりますの?」

 

「メインデッキもそうだが、エクストラデッキが結構高い」

 

 

【聖騎士】だと…確かシンクロとエクシーズだったな。一応俺は全ての召喚方法を勉強したから教えられるが…俺の説明で大丈夫か?

 

 

 

 

 

 

 

 

近くのショップ。俺達はそこでカードを探していた。セシリアはショーケース。俺はストレージだ。【聖騎士】に必要なカードは、あらかた集まったが、汎用カードが見つからない。困ったな。

 

 

「一端舞網市に戻って…いや、それだとかなり時間がかかるな。仕方ない。汎用カードは俺のファイルから出すか」

 

 

俺はそう呟き、デュエルスペースへ向かった。今日が平日って事もあり、人がいない。

 

俺は座ると、持ってきていたバッグからファイルを取りだし、汎用カードを出す。そんな事をしていると、セシリアがカードを買って戻ってきた。

 

 

「お待たせしました!!」

 

「いや、気にすんな。こっちもカードは集まった」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 

俺達は、その場でデッキを完成させた。後は戻ってアクションデュエルをするだけだ!!




はい!どうもスノウです!!


遊騎「榊遊騎だ。よろしく」


今回は遂にセシリアさんのデッキを完成させました。


遊騎「次回はセシリアがアクションデュエルに挑戦する。応援してやってくれ」


それではそろそろ、


遊騎「お楽しみは、これからだ!!」


次回もよろしくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。