IS学園にやって来た黒竜使い   作:雪風@イグニスター

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第八話 フィールドを舞う金色の妖精 前編

俺達がIS学園に戻ってきたのは、昼休みの時だった。その為、俺達二人は帰りに店で飯を食べた。

 

学園に戻ってきた俺達は、織斑先生の元に行き、訓練所の借りるための申請が出来るか聞きに行ったら、織斑先生はこうなることを見越していたのか、既に申請されていた。だから俺達はその後、訓練所へやって来た。

 

訓練所には一夏と篠ノ之、そして朝いた転校生がいた。一夏が俺達を見つけると、急ぎ足で駆け寄ってきた。

 

 

「遊騎!セシリア!二人とも戻ってきてたのか!」

 

「ああ、ついさっきな」

 

 

俺がそう言うと、一夏の元へ二人がやって来た。

 

 

「一夏!今お前は私達と話しているだろう!他の奴に話に行くとはどうゆう事だ!」

 

 

などと言い出す篠ノ之さん。…俺がおかしいのか?物凄く理不尽に思ったのだが。

 

 

「大丈夫です、遊騎さん。私も理不尽だと思います」

 

 

俺の表情を見て、セシリアがそう言った。

 

 

「一夏、その二人は?」

 

 

転校生が一夏に尋ねた。

 

 

「この二人は榊遊騎とセシリア・オルコット。二人は【ISアクションデュエル】の決闘者(デュエリスト)なんだ」

 

「【ISアクションデュエル】?それって新しく発表されたあの新ルール?」

 

「そうだ。俺は榊遊騎。よろしくな、転校生」

 

「凰鈴音よ。鈴で良いわ。よろしく!」

 

「私はセシリア・オルコットですわ。よろしくお願いします、鈴さん」

 

「ええ、よろしく!セシリア!」

 

 

俺達が自己紹介をしていると、篠ノ之が不貞腐れたようにこちらを見る。

 

 

「ふん!代表候補生の座と専用機を剥奪されたただの落ちこぼれではないか…」

 

「なッ!?お前…!!」

 

俺が言いかけると、一夏が篠ノ之に近づき、

 

パンッ!!!!!!!!!!

 

篠ノ之頬を叩いた。

 

 

「な、何をする一夏!!」

 

「箒、お前が何を怒ってるのか分からないけど、セシリアの事を貶すのは間違ってるだろ!!セシリアに謝れ、箒」

 

「わ、私が間違ってると言うのかお前は!事実だろう!」

 

 

このままでは言い合いになってしまう。確かに篠ノ之が言ったことは許せない。ってか許すつもりはない。実際今の一言でセシリアが大分落ち込んでしまった。…仕方ない。

 

 

「お前ら一端落ち着け!俺は今からセシリアにアクションデュエルを教える。悪いけど一端客席に移動してくれ」

 

「何!?貴様!!ここは今私達が使用しているんだ!!なぜ貴様らに「箒!!」一夏!!お前は良いのか!?急にやって来た奴等にこの場所を貸すなど…!?」

 

「千冬姉に言われてるんだ。二人が来たらこの場所を貸せって。だから一端客席に行こう。鈴も」

 

「分かったわ。行くわよ篠ノ之さん」

 

「なッ!?貴様!!離せ!!」

 

 

篠ノ之は鈴に引きずられてこの場所を離れた。

 

 

「悪い一夏。先に使ってたのに…」

 

「気にすんなよ遊騎。それに今回はさっきも言ったけど千冬姉に頼まれてたんだよ」

 

一夏はそう言って笑顔を作った。本当、良い奴だよ

…あいつは。

 

 

「せっかくだ。セシリア!アクションデュエルを始める前に俺が言った台詞は覚えてるか?」

 

「は、はい!!大丈夫です!!」

 

「OK。…あんまり気にすんなよ。さっきの」

 

「はい…」

 

 

やっぱ落ち込んでるな。…よし!!

 

 

「セシリア!!泣きたいときは笑え!!そうすれば元気になれるぜ!!」

 

「ッ!?…はい!!」

 

 

よし!それじゃあさっそく始めるか!!

 

 

「アクションフィールド・オン!!」

 

 

アクションフィールド【戦士の墓場】発動!!

 

機械の音声と共に、訓練所はその姿を変えた。そこは古き時代、戦士達が戦をした場所である。辺りには無数の剣や刀が突き刺さっている。その代わり、平地で、相手の位置も正確に判断できる。

 

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!!」

 

「も、モンスターと共に地を蹴り宙を舞!フィールド内を駆け巡る!!」

 

「見よ!!」

 

「これぞ!!」

 

「「デュエルの最強進化系!!」」

 

「アクショ~ン…」

 

「「デュエル!!」」

 

 

掛け声と共に散らばる無数のアクションカード。そして決闘盤(デュエルディスク)はセシリアのが点灯した。成る程。

 

 

「先行はセシリアだ!!自分なりにやってみろ!!」

 

「は、はい!私のターン!」

 

 

セシリアは自分の手札を確認し、何を使うのか考えている。

 

 

「私は手札から【終末の騎士】を召喚!!」

 

 

終末の騎士

効果モンスター(制限カード)

星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200

(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。

デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。

 

 

「このカードの効果により、私はデッキから【魔聖騎士ランスロット】墓地に送ります!」

 

 

魔聖騎士ランスロット

効果モンスター

星5/闇属性/戦士族/攻2000/守 800

自分フィールド上に表側表示で存在する光属性の通常モンスター1体を墓地へ送って発動できる。

このカードを手札または墓地から特殊召喚する。

また、自分フィールド上の「聖騎士」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。

デッキから「聖剣」と名のついたカード1枚を手札に加える。

「魔聖騎士ランスロット」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

また、「魔聖騎士ランスロット」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 

 

「私はカードを一枚伏せて、ターンエンドです」

 

 

ふむ…、出だしは上々だな。デッキの回しかたはやっているうちに分かるだろうし、こっちもこのデッキの調整のためにやらせてもらうぜ!!

 

「俺のターン、ドロー!」

 

 

俺はカードを引いた瞬間走り出す。目指すは近くのアクションカード!セシリアはその事に気づいたようだが、もう遅い!!

 

 

「アクションカードは貰うぜ!」

 

「くっ!やられましたわ…」

 

「そんじゃあ改めて、俺は手札から【聖刻竜―トフェニドラゴン】を特殊召喚!!」

 

 

聖刻竜―トフェニドラゴン

効果モンスター

星6/光属性/ドラゴン族/攻2100/守1400

相手フィールド上にモンスターが存在し、

自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、

このカードは手札から特殊召喚できる。

この方法で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。

このカードがリリースされた時、

自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、

攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。

 

俺のフィールドに、光輝く竜が出現する。だが、セシリアはその事よりももっと大事な部分に気がついた。

 

 

「れ、レベル6を無条件で特殊召喚!?」

 

「別に無条件じゃないぜ。こいつは相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しないとき、手札から特殊召喚出来るんだ。この効果で特殊召喚したこいつはこのターン攻撃出来ないがな」

 

 

俺はそう言ってトフェニドラゴンを持つ。そして墓地に送る。

 

 

「俺は【聖刻竜―トフェニドラゴン】をリリース!!来い!!【メテオ・ドラゴン】!!」

 

 

メテオ・ドラゴン

通常モンスター

星6/地属性/ドラゴン族/攻1800/守2000

宇宙の果てから地球におちてきた、流星のドラゴン。

 

トフェニドラゴンがフィールドから姿が消え、赤い岩のような竜が現れた。それと同時に、俺のフィールドに光の球体が降りてきた。

 

 

「【聖刻竜―トフェニドラゴン】の効果発動!!このモンスターがリリースされたとき、デッキからドラゴン族通常モンスターを特殊召喚出来る!この効果にはレベル制限がない」

 

「なんですって!?」

 

 

光の球体から、巨大な竜の遠吠えが聞こえ、光が収まると一体の黒い竜が姿を現した。

 

 

「【真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)】!!」

 

 

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)

通常モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000

真紅の眼を持つ黒竜。

怒りの黒き炎はその眼に映る者全てを焼き尽くす。

 

「この効果で特殊召喚したモンスターは、攻撃力と守備力が0になる」

 

 

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)

ATK2400→ATK0

DEF2000→DEF0

 

「でしたら問題ありませんね」

 

「いやいや何言ってるんだよセシリア。お楽しみは、これからだ!!俺はアクションマジック【マジックチェンジ】を発動!!」

 

 

マジックチェンジ

アクションマジック

手札の魔法(マジック)カードを一枚墓地に捨て、デッキから魔法(マジック)カードを手札に加える。

 

 

「この効果により、俺は手札の魔法(マジック)カードを墓地に送り、デッキから【融合】を手札に加える!」

 

 

融合

通常魔法

(1):自分の手札・フィールドから、

融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、

その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

 

 

「そのカードはいったい…」

 

「セシリアには説明したな。デュエルモンスターズには特殊な召喚方法がある。俺やセシリアの使う【シンクロ】や【エクシーズ】以外に、もう一つ存在する」

 

「もう一つ?」

 

「ああ、それを今から見せる。俺は手札から魔法(マジック)カード【融合】発動!!このカードは手札かフィールドのモンスターで【融合召喚】を行う】

 

「融…合…?」

 

 

真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)】と【メテオ・ドラゴン】の間に、光の渦が出現し、二体の竜を呑み込んだ。

 

「可能性を宿す黒竜よ、星の力を宿す岩竜よ、原初の光で一つとなりて、新たな力を玄界に示せ!!【融合召喚】!!」

 

 

光の渦が消えて行くと、その中から一体の巨大な竜の姿があった。

 

 

「現れろ!!星の力を宿す原初の竜!!【メテオ・ブラック・ドラゴン】!!」

 

 

メテオ・ブラック・ドラゴン

融合モンスター

星8/炎属性/ドラゴン族/攻3500/守2000

「真紅眼の黒竜」+「メテオ・ドラゴン」

 

 

「い、いったい何が!?」

 

「【融合召喚】。これは自分の【融合カード】を使い、指定素材を使いエクストラデッキから特殊召喚する召喚方法だ」

 

「【融合召喚】…。そんな方法があったなんて…」

 

 

セシリアにちゃんとそこまで説明いた方が良かったか?まぁ、あのデッキには入らないから説明してもだけど…。

 

 

「バトルだ!!【メテオ・ブラック・ドラゴン】で【終末の騎士】を攻撃!!【ブレイジング・メテオ】!!」

 

 

赤黒い竜はその巨体を使い、セシリアのフィールドの黒い騎士に勢いよくプレスをかます。

 

「くっ!アクションマジック【ブレード・チェーン】を発動!!」

 

 

ブレード・チェーン

アクションマジック

自分フィールドの戦士族モンスターが破壊されるとき発動できる。そのモンスターを墓地に送り、デッキから戦士族モンスターを一体特殊召喚出来る。

 

 

「アクションマジックッ!?」

 

「はい!先程拾わせてもらいました!」

 

 

いつの間に…あぁ…俺がアクションマジックを拾った時に拾ってたのか。

 

 

「私はデッキから【聖騎士モルドレッド】を特殊召喚!!」

 

 

聖騎士モルドレッド

効果モンスター

星4/光属性/戦士族/攻1700/守1000

このカードはフィールド上に表側表示で存在する限り、通常モンスターとして扱う。

このカードが「聖剣」と名のついた装備魔法カードを装備している限り、

このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。

●このカードはレベルが1つ上がり闇属性になる。

また、1ターンに1度、自分フィールド上に

このカード以外のモンスターが存在しない場合に発動できる。

デッキから「聖騎士モルドレッド」以外の

「聖騎士」と名のついたモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚し、

自分フィールド上の装備魔法カード1枚を選んで破壊する。

 

 

「チッ!だったらモルドレッドを攻撃だ!」

 

守備表情で召喚された聖騎士は、その巨体に呆気なく破壊されてしまった。

 

 

「さぁセシリア!勝負はこれからだ!!」




はい皆さんこんにちは!スノウです!


遊騎「榊遊騎だ。よろしく」


今回は前後編に分けさせてもらいました。


遊騎「セシリアとのデュエルは正直驚きを隠せなかったからみんなも楽しみにしててくれ!」


それではそろそろ、


遊騎「お楽しみは、これからだ!!」


次回もお楽しみに!
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