暗殺教室 暗殺中学生日記   作:オコーネル

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お待たせしました。いよいよ中間テストです。龍聖の学力やいかに?あと、少しうるっとくるかもしれません(個人差があります)

それではどうぞ。


第7話 テストの時間

-side 龍聖-

 

 

「さあ、始めましょうか!!」

 

「いや殺せんせー、主語を抜かさないで。何を始めんの?」

 

マッハで動く残像だらけの殺せんせーに突っ込む。

 

「中間テストが近づいてきましたね。皆さんのこれまでの勉強の成果を見る限り、ジャンプアップはかなり期待できそうです」

 

殺せんせーの分身が1人ずつマンツーマンで指導していく。ハチマキにはそれぞれの苦手科目が書いてあるのだが……

 

「何で俺だけナルトなんだよ!?」

 

寺坂だけハチマキがナルトだった。

 

「寺坂君は苦手科目が複数ありますから」

 

いや、ナルト関係ないだろ!?ただ、殺せんせーの高速強化対策勉強は俺たちには心強い。

 

「ここまでは大丈夫ですか、龍聖君?」

 

「ええ、まあ高校の範囲も入っちゃってますけどね」

 

「この様子なら、学年トップも狙えますね」

 

学年トップか……まあ、それくらいなら行けるだろうな。大学入試レベルまでなら楽勝だし。

 

 

 

 

昼休み、烏間さんに今日の晩御飯の要望を聞きに行こうと教員室を訪れると、渚が教員室を覗いていた。

 

「渚、何やって……」

 

「しっ!?今、理事長がいるんだ……」

 

何しに来たんだ……?渚と一緒に中を覗いてみる。

 

「簡潔に申し上げます。E組はエンドのままで居てもらわなくては困るのです、私の教育にはね」

 

「あなたの教育論はわかりました。確かに、実に合理的だ」

 

「以後、生徒には厳しく伝えるようにお願いします。ああ、殺せんせー。これを一秒以内に解いてください」

 

理事長が殺せんせーに何かを投げつけた。知恵の輪……?

 

「あ、え、いいきなり~!?○★%&◇▼▲△&◆〓★◎」

 

触手が絡まってよくわからない状況になっていた。

 

 

殺せんせーの弱点⑦

 

知恵の輪でテンパる

 

 

 

「確かにすごいスピードだ。ですが、スピードで解決できないこともあるんですよ」

 

そう言い、理事長が教員室から出てきた。

 

「やあ、中間テスト期待しているよ。頑張りなさい」

 

理事長は俺たちに一言だけ話すと、旧校舎を後にした。よくもまあ、あんな乾いた頑張りなさいが言えるものだ。おそらく、何かしらの妨害があるとみていいだろう。

 

「おもしれぇ、目にものを見せてやる。理事長、あんたの思い通りにはならんぞ」

 

 

 

放課後、いつもの修業のあとに弟子である4人に聞いてみた。

 

「みんな、1つ聞いていいかな?」

 

「どうしたの、急に?」

 

「もし、暗殺が明日終わったらどうする?」

 

「えっ……?」

 

突然の質問に、みんな戸惑っている。

 

「今まで頑張ってきたことが全部無駄になる、よね」

 

最初に口を開いたのは、片岡さんだった。

 

「そう。下手をすれば、烏間先生やビッチ先生、そして俺にも撤収の指令が下るかもしれない」

 

俺の一言で、みんなが驚きの表情を見せる。桃花に関しては今にも泣きそうだ。

 

「だから、今度の中間テスト……俺は学年トップを狙いに行く。だから、みんなも暗殺があるからテストはいいや、なんて考えを持たないでほしいんだ。みんなは俺よりも才能がある。これからもっと伸びる。今まで稽古を見てきた俺が保証する」

 

そして、稽古が終わり解散したあと、桃花が俺のところに来た。

 

「龍聖、暗殺が終わったらいなくなっちゃうの……?」

 

「上からは状況が終了次第、撤収しろと言われるだろうね」

 

「いや!!」

 

桃花が抱きついてきた。表情は伏せていて見えない。

 

「せっかく好きになって、こうして恋人になれて、これからもっともっと一緒にいたいのに……」

 

「桃花……」

 

「お願い、行かないで!!」

 

俺は、今まで感情を殺して任務に徹してきた。けど、俺はこの腕の中で泣いているこの子の手を離すことはできるのだろうか……

 

「いや、無理だな……」

 

俺はこの子を死ぬまで守り続けると決めたんだ……!!

彼女を抱き締める力を少し強める。

 

「龍聖……?」

 

「桃花、俺決めた。この任務が終わったら諜報員辞める」

 

「えっ……?」

 

「桃花と一緒に今後の人生歩んでいきたい。ダメかな?」

 

「ううん……ダメじゃないよ!!」

 

泣き顔から一転、眩しいばかりの笑顔で答えてくれる桃花。この子に出会えたことを本当に感謝したい。

 

 

 

 

翌日、殺せんせーの分身がさらに増えていた。何か別キャラも混じってるような気がするが……

 

「何で、ここまでするかなぁ」

 

「すべては君たちのテストの点をあげるためです。そうすれば……ヌルフフフ♪」

 

ピンクのだらしない顔になった。大方、噂を聞きつけた近所の巨乳の女子大生が寄ってくるとか考えてんだろうな……

 

「いや、俺たちは暗殺があるしな……」

 

「そうそう、100億入ったら人生バラ色だしね~」

 

やはり、悪い予感は的中した。みんなは暗殺がなくなる状況を理解できてない。

 

「わかりました、君たちの中に暗殺の資格があるものはたった5人しかいません。みなさん、烏間先生とイリーナ先生を連れてきてください。そして、全員グラウンドに出なさい」

 

そういって、殺せんせーは外に出ていった。

 

グラウンドに出ると、朝礼台を移動させている殺せんせーがいた。

 

「イリーナ先生、あなたにプロの殺し屋として伺います。暗殺を行う際、用意するプランは1つだけですか?」

 

「……いいえ。本命のプラン通りに行くことの方が少ないわ。だからいくつものプランを用意して暗殺に臨むわ」

 

「次に烏間先生、ナイフ術を教える際、もっとも重要なのは第一撃だけですか?」

 

「いや、第一撃も重要だが強者が相手の場合避けられる可能性が非常に高い。だからそのあとに続く第二撃、第三撃も重要になる」

 

「最後に龍聖君、岡野さん、片岡さん、速水さん、矢田さん、あなた方から見たこのE組はどう映っていますか?」

 

「差別を受けても仕方ない」

 

「暗殺に頼りすぎね」

 

「劣等感しか残らない」

 

「エンドと言われても仕方ない」

 

「暗殺の後の事を考えてないと思います」

 

「流石です。そう、皆さんは暗殺があるから勉強はそれなりでいいと目を背けています。しかし、暗殺がなくなったら、E組の劣等感しか残らない、かなり危うい状況にいます」

 

すると、殺せんせーが高速で回転し、竜巻が起こる。

 

「そんな君たちに、先生からのアドバイスです」

 

 

-第二の刃を持たざるものは、暗殺者の資格なし-

 

 

 

竜巻が収まると、そこには本校舎のものとさほど謙遜ない丁寧に整備されたグラウンドが広がっていた。

 

「先生は月をも破壊する力を持っていますからね。グラウンドを整地するなど容易いこと。そして、君たちに指令を与えます。明日の中間テスト、全員50位以内を目指しなさい」

 

殺せんせーの言葉に唖然とするみんな。しかも、全員が50位以内にならないと学校を去るという。

 

「第二の刃はもう先生が与えています。その刃を存分に振るってきなさい」

 

 

 

 

テスト当日、俺の下準備も手が回らずに弟子である4人しか対策を練ってない。その結果、俺たち5人とカルマ以外が、見えない問題に殴り殺されていった。

 

 

 

 

「先生の責任です。この学校の仕組みを甘く見ていました。君たちに顔向けできません」

 

テスト2日前の出題範囲の大幅変更。理事長が仕掛けた小細工はものの見事にE組を直撃した。

 

「ちょっと待った。殺せんせー」

 

俺は殺せんせーを引き止める策を講じることにした。同時にカルマも立ち上がる。俺を見て他の4人も殺せんせーの前に立つ。

 

「……何ですか、龍聖君」

 

「これ見てもホントに出ていくつもり?」

 

俺たちは返された答案用紙を広げた。

 

赤羽 業 491点 総合5位

 

岡野 ひなた 453点 総合37位

 

片岡 メグ 474点 総合14位

 

速水 凛香 462点 総合29位

 

矢田 桃花 446点 総合41位

 

葵 龍聖 499点 総合1位

 

俺たちの広げた答案用紙に驚くみんな。

 

「先生、私たちはちゃんと約束守ったよ?」

 

「それでも出ていっちゃうの?」

 

「そんなこと言って、ホントは殺されるの怖いだけなんじゃないの?」

 

次々に殺せんせーを煽っていく。

 

「にゅやーーー!?ビビってなんかいませんよ!!わかりました、期末でアイツらにリベンジしてやります!!」

 

中間テストで、E組は壁にぶち当たったがこれを糧にさらにパワーアップするだろう。

 

 

 




いかがでしたか?まさかの引退宣言までしましたがまだ未定です。期末では龍聖vs学秀やりますよ。

次回は修学旅行!!京都に参ります♪

感想・評価あればよろしくお願いいたしますm(__)m

龍聖のイメージCVアンケートも随時募集してます。
(作者の個人的なイメージ 櫻井孝宏さん)
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