暗殺教室 暗殺中学生日記   作:オコーネル

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ご無沙汰してます。仕事が忙しくて執筆のモチベーションが上がらずに遅くなってしまいました。短いですが、どうぞ。


第14話 身の上話の時間

-side 渚-

 

 

イトナ君の決闘染みた暗殺から2日後、龍聖君が退院して学校にやって来た。そして、みんなに気になることを告げた。

 

「放課後に、話がある。俺の過去の話をしようと思う」

 

人体実験を受けていたって言うあの話なのかな?僕も少し気になりながら放課後を迎えた。みんな席につき、殺せんせー、烏間先生、ビッチ先生も横に待機していた。

 

「まずは、みんなに心配をかけてしまったことを謝罪します」

 

話の冒頭で、深々と礼をする龍聖君。

 

「まず、一部の人には話したけど、俺は幼少期に古代生物の復活を目的とした人体実験の被験者にされていたんだ。いろんな薬を投与されてボロボロになっていたところを烏間さんの所属していた精鋭部隊に保護されたんだ」

 

「あの時は既に息も絶え絶えでかなり危険な状況だった」

 

僕とカルマ君以外は予想もしなかった龍聖君の過去に驚きを隠せないでいた。

 

「俺は、過去の怪物の力に関する研究の対象にされていた。体の中には、人工的ではあるけど八股大蛇(やまたのおろち)の血が流れてる。その影響で、人智を越えた身体能力と“邪眼”と呼ぶ、目があった対象に一分間の幻影を見せる魔眼を携えることになったんだ。」

 

「しかも、実験を行っていた人物は……龍聖の実の父親だ」

 

更に語られた事実に皆は言葉を失う。普通なら、父親からも愛情を受けて子供は育つものだ。龍聖君は、それすらも与えられていなかったのだ。

 

(いにしえ)の力を復活させたいという龍聖の父親の願いだったらしいが、何故そのような願いをもったのかは今のところ不明だ」

 

「烏間さんに助けられたあとは、防衛省で治療と訓練を受けながら今まで過ごしてきた。そして、春から君達に出会った」

 

「任務で人を殺めた以外は、君たちと何も変わらない普通の青年であってほしい。俺の、いや俺たちの部隊の願いだ」

 

「これが、俺の過ごしてきた過去だ」

 

女子たちには辛すぎる内容だっただろうか、大半が涙を流していた。男子も苦虫を潰したような顔をしていた。

 

「っていうかさ、みんななんて顔してんの?」

 

そんな中、声を上げたのはカルマだった。

 

「どういうこと、カルマ君?」

 

「龍聖はみんなに哀れんでほしいからこの事を話したんじゃないでしょ?みんなに覚悟を聞いてるんだよ。こんな俺でも仲間でいてくれますか?ってさ」

 

「ああ、カルマの言うとおりだ。得体の知れないモノがあったら気になるし、害を成すのなら遠ざけるのが賢明だからな」

 

「そんなことは……」

 

「言い切れないだろ?」

 

ない、そう続けたかった僕の言葉は龍聖くんに遮られた。

 

「それに、俺だって怖いさ。また暴走して、今度は皆のことを傷つけてしまうかもしれない」

 

「安心しろよ」

 

後ろから声がした。意外にも寺坂くんだった。

 

「確かに、オメェの暴走は脅威かも知れねぇ。けどよ、俺たちはオメェのことを本気で仲間だと思って信用してんだよ。なのに、オメェが俺たち信用しねぇでどうすんだよ!」

 

寺坂くんの言葉は、僕たちの心に深く響いた。きっと龍聖くんにも……

 

「……ああ、そうだったな。俺もすっかり皆のことを勘違いしていた。皆の役に立てるように俺も頑張るよ」

 

そう言って笑顔を見せた龍聖くんはとても晴れやかな表情だった。

 

 

 

 

-side 龍聖-

 

 

「龍聖、いいんだな?」

 

「はい、このまま任務を続行させてください」

 

「わかった」

 

放課後、烏間さんに呼ばれた俺はこの暗殺任務の継続の是非を聞かれていた。

 

返答をした後、職員室を出たところに桃花が待っていた。

 

「龍聖、烏間先生何て?」

 

「このまま任務を続けるかどうか、だってさ。もちろん、続けるさ」

 

「よかった♪」

 

満面の笑みを浮かべながら桃花が抱きついてきた。最近スキンシップがだんだん激しくなっているのは気のせいだろうか……俺の理性がだんだん削られていく。

 

「帰りにお茶でもして帰ろうか?」

 

「何だか久しぶりだね、こんな感じでデートするのも♪」

 

「そうだな」

 

こんな幸せがずっと続くといいなと願いながら、放課後のデートを楽しんでいた。

 

 

 

 




いかがでしたか?龍聖の力に隠された過去は今後更に明らかになっていきます。
それでは次回もお楽しみに。
久々ですが、感想もお待ちしてます。
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