敢えて何も言いません(爆)
それではどうぞ。
-side 桃花-
コーヒー博物館を出た私たちは次に南京町に向かっていた。
「でも作者さん。ブルボンポワントゥまで買ってもらってありがたいんだけど、お金大丈夫なの?」
「ご心配なく。殺せんせーから予算の方はいただいてますから」
「あの、殺せんせーとどういう関係なんですか?」
「依然、神戸の観光に来たときに道を聞かれて、それから意気投合したんですよ」
「ある意味すごい繋がりだな……」
「さあ、南京町に着きましたよ♪」
私たちの前には南京町の入口の象徴・
「お昼はここで好きなものを買って食べ歩きしながら観光をしましょう♪」
私たちは各々色んなものを買おうとしたが、色々ありすぎて迷ってしまう。
「作者さん、何かおすすめはある?」
「それならいい店がありますよ。中央にある南京町広場まで行きましょうか♪」
作者さんに連れられて南京町広場に到着すると、何かすごい行列が並ぶ店があった。
「ここは?」
「ここは
私たちは行列に並び、30分後にようやく豚まんにありつけた。
「うん、待った甲斐あったね。すごい美味しい♪」
「ああ、しかも全部大きさが均等だ。機械使ってる様子はなかったし、人の手で統一するなんてすげえな」
すると、行列から大量の手提げを持った作者が現れた。
「いやぁ、たくさん買いましたね~」
「一体何個買ったんですか?」
「330個です」
「「「「「「買いすぎだろ!?」」」」」」
「100個は頼まれてた殺せんせーの分、残り230個は今日来てない残りの生徒の皆さんへのお土産にどうぞ」
「あ、何かすみません」
コーヒーまで買ってもらって、何か悪いなぁ……
「では、お願いといったら変ですが女子3人に着てもらいたいものがあります。彼氏さんも喜びますよ♪」
そう言って私と神崎さん・凛香ちゃんが連れてこられたのは
「作者さん、私たちに着てもらいたいっていうのは?」
「フフフフフ、よくぞ聞いてくれました。それはこれです!!」
作者さんが手に取ったものは……
「「「ち、チャイナドレス!?」」」
「はい。このお店はオーダーメイドでチャイナドレスを作ってもらえるんです。皆さん、おキレイですからきっと似合います♪」
よく見ると、脚の部分は大胆なスリットが入っている。ギリギリ見えそうで見えないくらいだ。
「作者の趣味?」
「いやいや、そんなことはないですよ。これを見た男子の反応とか色々見たくないですか?」
「確かに……」
「ちょっと見てみたい、かも……」
「せっかくだし、着ちゃおっか♪」
何か納得させられたような感はあるけど、私たちは店員さんを呼んで採寸をしてもらうことにした。
-side 龍聖-
さて、作者が桃花たちを連れて行ってから、しばらく中華食材や買い食いをしていた。すると作者から電話がかかってきた。
「もしもし」
「準備が整いましたから、再び南京町広場に来てもらえますか?」
「了解。今から行くよ」
「お待ちしてます。フフフフフ……」
何だ、最後の笑いは……とりあえず南京町広場に行ってみることにした。
広場に到着したはいいものの、作者しかいない。
「あれ、桃花たちは?」
「さあ、心の準備はできましたか、皆さん?」
「いや、何の!?」
「じゃあお三方、どうぞ~♪」
すると、確かに広場の建物の後ろから3人が出てきたのだが、
「「「なっ!?」」」
その姿に絶句した。
「どう、似合うかな?」
「どう、龍之介……?」
「どうですか、駿くん。似合ってますか?」
3人ともチャイナドレスに着替えていた。桃花は名前通りの桃色、速水は髪の色に合った赤、神崎は黒のチャイナだった。しかも、大胆にスリットが入っていて生足が眩しい。
「いやぁ、着てもらった甲斐がありましたね♪」
「つーか脚の露出多すぎるだろ!?まだ中学生だぞ!?」
「龍聖、似合ってない?」
桃花が上目遣いで俺に刷りよってくる。
「いや、めちゃくちゃ似合ってる……」
「よかった~♪」
胸を押し付けて、足まで絡めてきたらうんとしか言えない……
千葉と駿も、目のやりどころに困りながらも嬉しそうだった。
「さて、折角ですから写真もとりましょうか♪」
作者が桃花たちやツーショットの写真を撮りまくる。
「現像した写真は後日送らせていただきます。さあ、日も傾いてきましたし、夕飯と行きましょうか♪」
男衆は、腕に抱きつく彼女を連れて、作者の後に続くのだった。
「さあ、着きましたよ。夕飯はここでコース料理をいただきましょう」
「ステーキハウス?」
そこにはステーキハウス神戸館と書かれた店があった。
「さて、ここで問題です。皆さんが神戸に着てから食べてないものがありますね。何だと思いますか?」
「神戸に着て、ステーキ……まさか!?」
「さあ、答えは?」
「「「「「「神戸牛!!」」」」」」
「正解♪さあ、中に入りますよ。めくるめく肉の世界へとご案内しましょう」
店の中はモダンな雰囲気の木彫をベースにした落ち着きがあった。神戸牛のステーキセットを頼み、シェフのパフォーマンスを見ながら目の前で焼き上がるステーキは圧巻だった。
「美味しい~♪」
「口の中で溶けるってこういうことなんだな」
〆に男子はガーリックライス、女子はデザートを頼み、大満足の夕飯だった。
夜も深くなり、俺たちは神戸の夜景をバックに新神戸駅に到着した。
「作者さん、今日は本当にありがとうございました」
「お土産もいっぱい買ってもらったし」
すると、女子3人が作者の前に立つ。
「作者さん、これは私たちからのお礼です♪」
チュッ♪×3
作者はキョトンとしていた。
「彼氏さんがいるのにいいんですか?」
「あれだけ世話になったし、それくらいの褒美があってもいいだろ?」
「何だかいい歳して照れますね~♪」
「また機会があったら遊びに来るよ」
「ええ、殺せんせーにもよろしくお願いします♪」
俺たちはまたここに来ようというという思いを胸いっぱいにして、新幹線で東京に戻った。
後日、チャイナドレスの写真が届き、岡島が3人にチャイナドレスの着用をしつこくせがんで、女子にボコボコにされていた。
いかがでしたか?
最後にご褒美もいただきました(笑)
ちなみに今回名前を出した場所は全て実在のお店です。興味のある方はググってみてください。
感想・評価あればよろしくお願いしますm(__)m