暗殺教室 暗殺中学生日記   作:オコーネル

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更新はめちゃめちゃ遅いですが、暖かく見守ってやってください。



第1話 転入の時間

-side 龍聖-

 

 

 

俺は今日から通う椚ヶ丘中学の理事長室に、保護者の烏間さんとその部下の人と来ていた。

 

「今日から私も、E組の副担任としてこの学校に勤務させていただきます。生徒たちには、技術面・精神面でのサポートが必要です。教員免許は持ってますのでご安心を」

 

「ご自由に、生徒の学業と安全を第一に」

 

烏間さんの言葉に、こちらに背を向けて理事長・浅野(あさの) 学峯(がくほう)が答える。正直に言うと、俺はこの人がどうも好きになれない。

 

「それと、彼も今日からこのE組に転入してもらいます。龍聖(りゅうせい)

 

(あおい) 龍聖(りゅうせい)です。よろしくお願いします」

 

「こちらこそよろしく」

 

首を少しだけひねり、挨拶をする理事長。やっぱり気に入らない、特に目が。

 

「それでは、失礼します」

 

俺は烏間さんの後に続き、理事長室を退室した。

 

 

 

部下の人とは退室後に別れ、俺と烏間さんの二人は裏山の別校舎に向かっていた。

 

「それにしても、かなり酷い差別ですね」

 

「ああ。この極秘任務にはうってつけなのは確かだが、切り離されたエンドたちは堪ったものじゃないだろうな」

 

先程すれ違ったメガネとニキビ面の生徒の会話を聞きながら、そんな話をしているうちにE組の別校舎に到着した。入り口には何やら棒を複数本持った女子生徒がいた。

 

「あ、烏間さんこんにちは」

 

「こんにちは、明日から俺もこのE組の教師として働くことになった。よろしく頼む」

 

「そっかぁ、じゃあこれからは烏間先生だ♪」

 

楽しそうに話す女子生徒はこちらに気づいたようで、

 

「烏間先生、隣の子は?」

 

と訊ねられた。

 

「ああ、明日からE組に転入してもらう生徒だ」

 

「葵 龍聖です。よろしくね」

 

「私は茅野(かやの) カエデ。よろしくね葵君!!」

 

にこやかに茅野が返事を返してくれた。

 

「ところで、ヤツはどこだ?」

 

「それが、殺せんせークラスの花壇荒らしちゃってね。そのお詫びとして、ハンディキャップ暗殺大会を開催してるの」

 

茅野が指を差した方には、木にロープで宙吊りにされた黄色いタコが中学生の攻撃を超スピードで避けまくっていた。

 

「渚、どう?」

 

「うん、完全に舐められてる……」

 

茅野がメモを取っていた男子(?)に話しかけていた。少しだけ覗いてみると、

 

 

殺せんせーの弱点①

 

カッコつけるとボロが出る

 

 

「なんだ、これ?」

 

「くっ、これはもはや暗殺と呼べるのか……」

 

隣では、烏間さんがこの状況を分析していた。それと、もう暗殺じゃなくなってるから……

 

「っていうか、ナイフでロープ切った方が良さそうだな……」

 

俺は胸元に忍ばせていたナイフをロープの根元に投げてみた。

 

「無駄ですねぇE組の諸君。このハンデをものともしないスピードの差、この調子じゃあ先生を殺すのは、夢のまた(ザシュッ)あっ……」

 

タコが地面に落下し、校庭に妙な静寂が広がる。そして……

 

「「「「今だ殺れー!!」」」」

 

「にゅやー!?し、しまったあぁぁぁ!?」

 

生徒が総攻撃を仕掛けた。

 

「ちょっ、待っ、縄と触手が絡まってにゅや!?」

 

殺せんせーの弱点②

 

意外とすぐテンパる

 

間一髪で攻撃を避けたタコが、校舎の屋根まで跳躍して離脱する。

 

「明日出す宿題を2倍にします」

 

「「「「小せえ!?」」」」

 

 

殺せんせーの弱点③

 

器が小さい

 

 

 

そして、タコが飛び去っていった。

 

「規格外にも程がありますね……」

 

だけど、みんなの顔は生き生きしてる。俺は、少しだけこのクラスで過ごすことを、暗殺者としてではなく一中学生として楽しみにしていた。

 

しばらくして、黄色いタコが帰ってきたので職員室に挨拶に行った。

 

「ヌルフフフ、初めまして葵 龍聖君。私がE組担任の殺せんせーです。気軽に殺せんせーと呼んでください」

 

「殺せんせー、これからよろしくお願いいたします」

 

「烏間先生からは諜報員と聞いていましたが、思いの外中学生も満喫しているようで何よりです」

 

「烏間さんから、成人になるまでは学業にも普通に取り組んでほしいという教育理念の賜物です」

 

「素晴らしいですね。さあ、教室に行きましょう。皆さんに自己紹介をしなければ」

 

俺は殺せんせーの後に付いていく。まあ、背後からナイフを振っても避けられるだろうから無駄なことは止めておこう。

 

「さあ、皆さん。HRの時間ですよ、席に着いてください」

 

俺は殺せんせーと一緒に教壇に立つ。うわぁ、めっちゃ見られてる。

 

「今日からこのクラスに転入することになった葵 龍聖君です。それでは一言どうぞ」

 

「葵 龍聖です。今日から俺もこの暗殺任務に携わる事になりました。よろしくお願いします」

 

「龍聖君は防衛省直属の諜報員としても活躍してましたので、君達の心強い味方になってくれることでしょう♪」

 

諜報員と聞いてざわつく教室。まあ、普通はそうなるよなぁ……

 

「さあ、折角なんでそのまま席替えに移りましょうか。親睦を深めるまたとない機会ですので」

 

それからくじ引きで席替えを行い、俺の左には腰にまで届くほどの長髪の金髪少女・中村 莉桜、右にはポニーテールの女子・矢田 桃花となった。

 

「よろしくね、葵君」

 

「よろしく、矢田さん」

 

矢田さんから声を掛けられる。何だか同じ髪型で親近感が湧く。

 

これが俺の暗殺教室初日であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アニメ見ながら構想を練ってますので下手かもしれません。
本来の席順である三村君には別の席に移動していただきました。

誤字・脱字、感想・評価等あればよろしくお願いしますm(__)m

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