戦う代行者と小さな聖杯(21)   作:D'

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魔術工房

 時刻は午後十一時。教会に隣接する自宅に帰り、客間に行くと、父と件の客人がテーブルに向かい合ってついていた。毛布を肩に巻いてガタガタと震えている。視線は定まらずぐりぐりと眼球が動いていた。明らかに正常な精神状態ではないようだ。まるで薬物による発作を起こしてるかのよう。父がコーヒーを飲みながら、少年に優しく語り掛けている。さすがは神父、といった所だろうか。

 

「ただいま戻りました。話を聞きましょう。父様、申し訳ありませんが、席を外して頂けないでしょうか」

 

 父はおかえり、と返したあと、逡巡した。当然、今の少年を放ってはおけないと考えているのだろう。

 

「ニーロット、今はこの子が落ち着くのを待ってはどうでしょう。今の彼はあまりにも……」

「申し訳ありません。もう一度申します。席を外して頂けないでしょうか」

「……わかった。君の業務に関わる事なんだね。お話が終わったら教えてください。彼を一人にしては置けない」

「ごめんなさい。ありがとうございます」

 

 席を立つ父を目で見送り、父が座っていた椅子へ腰を落とす。視線を正面の彼、いつしか告解室で邂逅した北城大土に向ける。怯えた瞳がこちらを捉えた。

「お話をお伺いします。その前に、一つ質問します。貴方がこの教会に訪れたのは、何回目ですか?」

 

 ガタガタと震えた唇から、震えた声が聞こえる。

 

「初め……て……でもおかしいんだよ! みんな、俺がお前を誘って教会に行ったっていうんだ! 俺はそんな事しちゃいない!」

「分かっています。分かっていますとも。貴方が言う言葉が真実です。貴方がここを訪れたのは、今日が初めてです。では、お話を。なぜ、ここへ訪れたのですか」

「助けてくれ。おかしくなっちまったんだよ俺。家族が死んでたんだ! でも俺、普通に生活してて……よくわかんないんだ! いきなり、いきなり気づいたんだ、いかれてるって!」

 

 まくし立てる北城をじっと見つめて、要領を得ない発言を頭の中で纏めていく。

 

「落ち着いて。ゆっくりでいいですから、ここは安全です。ここに貴方を害するものは存在しない。貴方の安全は私が、保証します。助けを求めるのなら手も差し伸べましょう。ですから、落ち着いて、貴方が感じ取った異変を教えてください。家族が死んでいた、とはどういう事ですか」

「――俺の住んでたマンションに、人が入るくらい大きな黒い袋が四つ、うちの部屋に転がってたんだ。俺、そんな物があっても気にしないで学校へ行ってた。二ヶ月も前から――。中から腐った臭いがしてても、蝿が部屋中に充満してても、気にならなかったんだ! でも、今日になって、いきなり、怖くなって。だって変だろ! あれ、俺の家族だ……! 母さんに父さん、兄さんに……妹の美波、腐って、死んでたんだよ! アンタと同類で、俺も前世あって……、本当の家族って感じ、最初はしなかったけど……優しくて、幸せだったのに……なんでだよ――! 今度こそ幸せに生きるって決めてたのに……、なんでこんな事に巻き込まれるんだ……」

 

 ……マンション、か。集合住宅なら、北城大土の一家だけ、というのは考えづらいものがある。場合によっては……マンション丸ごとが魔術師の工房。

 

「……なるほど。貴方の背景は大体、理解しました。貴方が家族の死を傍観していた理由も。つらい事かも知れませんが、聞きますか?」

 

 北城は涙を隠さずに、顔をこちらに向けて頷いた。鼻をすすりながら、嗚咽を飲み込みながら、涙を流すその目が、強く私を射抜く。

 

「貴方の家族を殺した魔術師に、何か細工をされたのでしょう。恐らくは暗示の類。何故そんな事になったか……こればかりは……いえ、言いましょう。貴方が前世を持った人間だから、でしょうね。だから狙われた」

「――ハ、ハハ、なんだよそれ。じゃあ俺のせいだって言うのかよ! 家族が殺されたのは!」

「いえ、そういう話ではありません。金を持っていたか持っていないか、家の鍵を閉めたか閉めていなかったか、目があったかあっていないか、それと同じようなものです――ありがとう、貴方が知らせてくれたおかげで、敵は見えました。最後に一つ、貴方の住んでいたマンションの場所を教えてください」

「――海鳴の藤見マンション。八〇三号室」

 

 ……確か、どてかい高層マンションだったか。この町で一番高いビルだったはず。またえらくとんでもない場所に居を構えたものだ。

 

「ありがとうございます。しばらくはこの家で寝泊りしてください。学校へ行くのは自由になさって結構ですが、落ち着くまでは控えたほうがいいですね。父を呼んで来ます。誰かとお話していたほうが、気も紛れると思いますので。私は傍にいられませんが、気にせずくつろいでください。父は神父ですので、いろいろ親身になってくれると思います」

「傍にいられないって、アンタはどうするんだよ……」

「私は――」

 

 胸のロザリオを右手で握る。深呼吸を一つ。

 

「――藤見マンションへ向かいます」

 

 

 

 時刻は日をまたぎ、午前一時。夜に蠢く者共が一際活発となる時刻である。私にとっても、動きやすい時間帯だ。綺礼に頂いた装甲仕立てのカソックと、その内に黒鍵を三十本。手榴弾を三つ。そして月村に用意してもらったMP5KA1。これ以上ないというほどコンパクトなサブマシンガンで、尚且つドラムマガジンを使い百発フルオートでばら撒ける素敵な銃である。これでもし敗北するのなら次は携帯式のグレネードランチャーだな、なんていえるくらいの重装備だ。

 目の前に聳え立つマンションを見上げる。正面から見える部屋の窓は全て明かりが消えている。やはり、と考えるべきだろう。ここの住人は全て殺されている可能性がある。北城大土は告解室で話したとき、今思えば意識を乗っ取られていたようだった。彼が生かされていたのはメッセンジャーとして使うため。そうなれば、家族を殺されて尚生かされた理由が生まれる。

 月村にはすでに連絡をしてある。事が済み次第、迅速に隠蔽を図れるように。幸いなのか、それともこれも敵の手によるものなのか、周囲に人影はなく、深夜はシャッターを下ろした商店等しか存在しない。派手に行ってもよさそうだ。

 懸念はある。魔術師の工房攻めなど経験になく、何よりそんな事を教授された覚えもない。まさか誰かさんよろしく爆破解体インプローションする訳にもいかない。というかやり方など知らない。堂々と、正面から行かせてもらおう。

 

 

 

 

 

 オートロックの入り口を小細工で潜り抜け、ガラス張りのロビーを歩く。空気の淀んだ空間に、カツカツとニーロットの足音だけが響いている。エレベーターに乗り、八階のボタンを押した。

 チン、という音と共にドアが開くと、正面、廊下を五十メートルばかり先に、白のスーツを着た背の高い黒髪の男が佇んでいた。

 

 あれが、敵だ。

 

 イメージ。三十並んだジャック全てにプラグを差し込んでいく。繋がったケーブルの端から魔力が次々と流れていく。全魔術回路の起動を完了。ニーロットの体のうちよりじくじくと痛みが湧き上がる。この痛みが戦闘に向けて脳みそを改造する。意識を鋭く研ぎ澄ませていく。

 

 視線をそらさず、精神を落ち着かせるために一度、大きく呼吸する。戦闘において、息を吸う瞬間は大きな隙となる。故に、満足に呼吸できるのは今が最後だ。戦闘が始まれば、それにあった呼吸をしなくてはならない。

 電灯の明かりが、コンクリートに囲まれて、外も見えない閉鎖的な廊下を照らす。コンクリートで世界と隔離されたここは、昼だろうと夜だろうと、関係ない。ここはまさに、世の理とはずれた異界。

 

「問います。あなたがベルベット・ベルナシーですか」

「如何にも。これで会うのは三度目だ、こんばんは、お嬢さん。キミの仕事ぶりには感謝しているよ」

「……北城大土を使って会話したときを考えて、会うのは二度目ですが、町かどこかですれ違いましたか」

 

 その言葉にベルベットはくつくつと笑った。

 

「いいや、それはキミの記憶に存在しないだけのこと。しかし、私の記憶には存在する」

「――それは私の記憶を奪った、という事ですか」

「然り。ジュエルシードを使った呪いは正常に働いているようだ。私が与えた外部へ異変が伝わるのを阻止する仕事も、よくこなしてくれているようで、何より。少し鼠が入り込んでいるが、まあ良い。小賢しくせかせかと働く姿はなんとも、愛らしかったぞ、お嬢さん」

「つまり私は一度、貴方に敗北している、という事ですか。――これはグレネードが必要だったかも知れませんね。……私が事件の事後処理に必死になっていたのは貴方に植えつけられた命令、という事が気に障る。通りで、理由もないのにやたら月村の保護にこだわる筈だ。……理解しました。しかし、その面倒な命令も貴方を始末すれば終わる。それとも貴方に逆らえないような命令もあったりしますか」

「いいや、そんなものは存在しないし、必要もない。お嬢さんでは、私を殺す事は不可能だ」

 

 その瞬間、視界の端で何かをニーロットは捉えた。左の袖口から黒鍵を三本取り出し、指の間に挟み握りこむ。刃を精製、体を回転させ左の空間をなぎ払うと、透明な糸がぱらぱらと刻まれた。

 

 エーテルライト。錬金術師の作り出した擬似神経。人に接続し意のままに操作する事を可能とする錬金術師の製作した魔術品。しかし、元は医療用として作られた物であり、戦闘に向く代物ではない。

 

「まさかこんな糸クズ程度で勝つおつもりだったんですか?」

 

 その言葉に錬金術師は答えない。顔面に嘲笑の笑みを貼り付け、すうっと右手をニーロットへ向けた。人差し指と中指の間に、赤い宝石があった。妖艶な光を漂わせ、錬金術師は言葉《呪文》を発する。

 

「《伸ばす手の先に栄光あれ》」

 

 詠唱。魔術師の使う呪文と呼ばれるそれは、分類するならば自己暗示の一つにすぎない。故に、己の内側に響くのであれば、それはどんな言葉であっても成立する。

 ベルベットの詠唱《自己暗示》は簡潔であった。阻止する間もないほどに明確。言葉が紡がれた瞬間、ベルベットの手のひらより炎があふれた。

 錬金術師は魔術師と違い、自然に干渉する術を持たない。恐らく、あの宝石が術の源なのだろう、とニーロットは当たりをつける。意識の片隅に、奇しくも師の一人であった遠坂の宝石魔術を思い出す。

 しかしきっとあれとは別物だろう。恐らくだが、あの宝石を持って同じ呪を唱えればニーロットでさえ火炎を呼び出せるような。道具のような代物。

 

 錬金術師とはそういうモノたち。

 

 マンションとしては広いといっても、廊下は戦闘に使うには狭すぎる。埋め尽くすようにニーロットへ向かう炎を避ける術を、彼女は持ち合わせていなかった。

 呼吸を一度落とす。それだけで覚悟は決まる。

 

 勢い良くしゃがみこみ、同時にカソックのスカートを大きく翻す。太ももに括りつけられたMP5KA1を右手に取りだす。

「――告げる(セット)

 

 呪を一言。それだけで肉体は九歳という年齢の枷を容易に越える。本来子どもが片手で撃てる代物ではないはずが、それを可能にする。

 

 ニーロットは、炎の奥に隠れた敵を見据え、銃弾をばら撒いた。そして炎がその身に届くか否か、というタイミングで、ニーロットは敢て炎へと突撃した。

 強化から織り成す運動能力だけに留まらず、防御も上がる。ニーロットの着るカソックならば、しばしの炎など耐えられる。火炎をすぐに突き抜けんが為、地面を踏み鳴らす。

 

 活歩。

 

 本来は相手の計る間合いを狂わす為の接近技法。一歩、又は二歩、という距離を一足飛びに近づき、四歩分、五歩分近づく歩法である。

 

 が、それは常人であればの話。

 

 拙いながらも魔道に身を置くものであるニーロットの活歩は、師に及ばずながらそれは普通ではない。それこそ身を十個分は優に突き進む。

 それは飛んだ、と表現するのが正しいのか。左手に持った三本の黒鍵を刺突の構えのまま、炎の中から飛び出すニーロットを見て、ベルベットは少なからず目を剥いた。

 

「侮ったか」

 

 目立つ火傷一つ負わず、切り抜けたニーロットはそのまま、ベルベットへ疾走。黒鍵を突き立てんと向かうが、ベルベットが手をもう一度向けたのを見て、全身をバネのように折り曲げる事で急停止した。そのまま垂直に飛び上がる。ニーロットが数秒前に居た空間に、白い剣線が走った。エーテライトによる攻撃。刃物のように鋭く、改造された糸ならば、武器として成立する。

 

 廊下の天井に着地したニーロットは、それを足場にまた飛び跳ねた。壁を、床を、天井を、縦横無尽に跳ね回る。敵の視線が自分より離れた事を確認すると、ポケットより球形の手榴弾を取り出した。ベルベットの頭上をすり抜け、ピンを抜いてその足下へ投げ込む。背後へ着地し、右手に持ったサブマシンガンを掃射。先と合わせてドラムマガジンの中身を使い切った事を確認すると、それを放棄。同時に、手榴弾が爆発した。

 

 廊下に白煙が満ちた。ニーロットは勝利を確信していた。あれを防げる魔術師など、極々一部だ。ましてや錬金術師、戦闘者とは程遠い奴らにそんな術はない筈だ。

 しかし。

 

 脳はまだ平時の状態へ戻る事はない。

 

 廊下に充満する煙に紛れて、同時に殺気も充満している。首裏や鼻の頭がちりちりと疼く。知らず呼吸を止めていたニーロットは、静かに呼吸を再開した。

 

 カッ、と床を叩く音が響いた。煙の中から、鋭い爪を携えた腕が飛び出す。その瞬間、ニーロットは飛び退いた。爪は煙を切り裂くように振るわれた。如何な速度か、それは事実、煙を切り裂いた。男の姿がニーロットの視界に映る。

 

 損傷は確認できない。まさか、あれで無傷? 困惑を押し殺して次の攻撃に移ろうとした矢先、ベルベットが動き出す。弾丸のような勢いで、ベルベットはニーロットへ向けて走り出した。

 

 互いの距離はわずか四メートル。今までの攻防はなんだったのか、と思わせる一瞬の疾走。その動きから思わせるのは、ニーロットの強化を超える運動能力。ベルベットは、技法も技術もないただの走りによって、先のニーロットよりも速く四メートルを駆け抜けた。

 

 ――なんて迂闊。

 

 ニーロットは正面で拳を振りかぶったベルベットを見据える。技術も研鑽も何一つない、ただのテレフォンパンチ。しかし、避ける事すら出来ない速度で振るわれるそれを、ニーロットは右手を振り上げて対処した。

 

 化勁。相手の攻撃を受け流す、攻撃のベクトルをコントロールする技法の一つ。

 

 しかしそれもかなわない。外側へ流す筈であったその攻撃は、容易くニーロットの右腕を砕いた。喉元をこみ上げる悲鳴を押さえ込み、砕けた骨を使って外へ流す。

「あああああ――!」

 声を上げ発奮し、上半身を巻き込むような動作で足を振り上げる。連環腿。相手の胴体を蹴り上げる筈の左足は、しかしいとも容易くベルベットに掴まれた。

 

 そのままニーロットの体が浮き上がる。中吊りとなったニーロットが、左手の黒鍵での刺突を試みるも、無駄に終わる。鞄か何かを振り回す子どものように、ベルベットは奇声を上げてニーロットを周囲の壁に、天井に、床に叩きつけた。

「キキキケケケケケ、羽虫のよウにカエルのようニ犬のヨうに人ノように這い蹲レ! ソの肉が腐肉ノゴトく、ドロドロニ柔ラカニナルマデ叩キツケテ差シ上ゲヨウ! 愛情ヲスパイスニ憎シミヲスパイスニ嘆キモ救イモ悲シミモ喜ビモソノ全テガオ嬢サンノ味トナル! 血ノソースハ如何カナ! 腸ニ詰メ込マレタ糞尿ノ香草モ良イダロウ! サア苦シメ! ソノ瞬間コソ君ノ肉ハ美味シクウツクシク変革スル! 食サレル瞬間コソガソノ害悪ナ生命ガ一等ニ輝ク時デアル! 祝福シヨウ、オ祝イヲ捧ゲル! 蝋燭ヲ刺スベキカ朱ニ染メ上ゲルベキカ、ゴ馳走ヲ前ニハシャギ踊ル子供モ必要ダ! サア君ハ聖誕祭ニ捧ゲラレルアヒルダ! 未来ニ絶望シ過去ニ思イヲ馳セ後悔ニ身ヲ委ネヨ! 照覧セヨ! 四肢ヲ犯ス快楽ニ畜生トシテ本懐ヲ遂ゲロ! ソノ身ハカクモ邪デアル!」

 うめき声一つ上げる事も叶わない。世界を丸ごと振り回されている。まるで竜巻にでも巻き上げられたかのよう。背を、頭を、打ち付けられて、ニーロットの意識が薄れていく。

 嵐は、周囲の壁が真っ赤に染まった頃に終わった。ニーロットの腕と頭からの出血によるものだ。

「ごほ……がっ……はっ……は」

 喉から血がせり上がる。内臓を傷めたのか。あれだけ打ち付けられたのならば、肋骨の一本や二本、肺に突き刺さっていたとしても不思議ではない。

 

「――アア、イケナイ。マダイケナイ。人ヲ喰らうのは、マダ早い。来るべき時が来るまで、空腹を楽しまねばならない。ナラナイナラナイナラナイ――」

 

 遠のく意識の片隅で、ベルベットを見上げる。相も変わらず嘲笑の笑みを浮かべたまま、空いた左手で指を打ち鳴らした。

 途端、廊下の一室の扉が開いた。ベルベットは右手に持ったニーロットを軽い動作でそこへ投げ込んだ。ニーロットは抵抗する事もできない。

 そのまま部屋に放り込まれると、バタリと扉は閉ざされた。ガチリと錠の落ちる音が響き、戦闘の終わりを告げた。

 

 

 ふらりと、ベルベットは興味が失せたようにどこかへ消えた。この夜の幕はこれにて下りる。死んでいるかのような静謐さがマンションを支配する。これが、このマンションのあるべき形なのだ。

 


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