ソードアート・オンライン《かさなる手、つながる想い》   作:ほしな まつり

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タイトル通り、ハロウィンを迎える二人のお話です。
留学中のサンタクララということで独自設定の二人暮らしですから、
イチャイチャし放題ですね。


ハロウィンの夜

玄関ドアをノックする音を聞いて明日奈が立ち上がった。リビングのソファからその姿を

見るともなく眺めていた和人が、キッチンの横を通り過ぎ、その先の玄関で無造作に鍵を

解除する明日奈にギョッとして立ち上がる。

 

「あっ、コラッ、ちゃんと確認しろって」

 

が、ドアが開いたと同時に部屋の中まで響くやんちゃな幾多の声。

 

「Trick or Treat!!」

 

ドアの外には日本で言えば小学生くらい子供達が皆それぞれの仮装をして瞳を輝かせていた。

本日我が家を訪れた何組めかのお化け集団を見て、明日奈が微笑む。

和人は軽くため息をついてから、明日奈の手作りクッキーが詰まった小袋をいくつか掴んで

玄関へと足を運んだ。

 

「明日奈、不用意にドアを開けるなって言ったばかりだろ」

 

そうだった、と思い出したように明日奈は肩をすくめ、自分のすぐ後ろまでやってきた和人に

向けて決まりの悪そうな笑みを浮かべた。

 

「でも、のぞき窓から見てもこの子達の背丈だと見えないよ」

「だからだ。覗いて見えなければ子供か大人かも判断できない」

 

今宵、ハロウィンの夜はお菓子を目当てにやってくる子供達ばかりではないのだ。時には

住人を、更に言えば若い女性目当ての男がドアを叩く可能性だってある。

残念なことに毎年十月三十一日の夜は犯罪件数が多いのもまた事実だ。

やはり大学の研究室メンバーに誘われたハロウィンパーティーに行かなくて正解だった、と

和人は心の中で呟いた。もともとどうしても行きたい集まりでもなかったし、明日奈が部屋に

いるのなら、ここで二人、アメリカで初めてのハロウィンの夜を迎える方が楽しいと思って

断りの連絡を入れたのだが……ここまで明日奈が無防備だとは予想外の展開である。

子供とはいえ本格的な仮装に身を包んだお化け達がドアを叩くたび、いそいそと玄関に向かう

彼女の後ろ姿は、ハッキリ言って浮かれていた。

日本でもここ数年で加速度的に浸透していったハロウィンイベントだったが、彼女の生い立ちを

考えると仮装して街を練り歩く人々を目にしたり、家にやって来るお化けにお菓子を渡す行為が

よほど新鮮なのだろう。

しかも日本は「明るく楽しい仮装大会」の色が濃いが、ここアメリカは本来の姿である恐怖の

対象となる仮装が多い為、服飾関係や美容関係のアーティスト指向のヤツらが手がけた仮装は

作品と言えるくらいクオリティの高い悪霊となって街中をうろついている。ハッキリ言って

「ホラー映画の撮影中」状態だ。誰も彼もが血色の悪い顔に血を塗りつけ、あるいは頭から

シーツをかぶり、はたまた仮面を付けて、一様に素顔を隠し、いつもとは違う自分を楽しんで

いる。これでは誰が何をしてもわからないだろう。

普通にドアを開けて、いきなり不埒なゾンビに襲われたらどうするつもりなのか……和人の心配は

絶えない。

自戒を混ぜた笑顔を和人に向け「ごめんなさい」とだけ言うと、改めて玄関先のお化け達の

目線までしゃがんで、優しく声をかけた。

 

「お化けさん達は何人かな?」

「ろくにーん」

「ろくだよぉ」

 

口々に声が上がる。

 

「はいはい、じゃあお菓子も六個だね」

 

和人から小分けにしたクッキーの小袋を受け取ろうとした明日奈が、違和感を感じたように再び

子供達へと視線を彷徨わせた。

 

「……五人しか、いないよね?」

「六人だよぅ」

「六人いるよっ」

「お姉さん……視えないの?」

 

え?……

 

その言葉で明日奈が凍り付いた。

「オネエサン、ミエナイノ?」……その言葉が明日奈の頭の中に木霊する。

血の気が引いていくのを感じたが、口も身体も全く言う事を聞かない。いつしか膝が

ガクガクと震え、心臓はバクバクと飛び出しそうに跳ねている。次第に力が抜けて

立っていられず、崩れ落ちそうになった瞬間、後ろの和人が明日奈の腰を支えた。

 

「……っと、大丈夫か?」

 

今は懐かしいあの鋼鉄の城の中でも、これと似たような状態に陥った記憶が蘇る。確か

あの時も「大丈夫か?」と声をかけた気がするが……かつてと同様に彼女からの返答は

なかった。

代わりに瞳に涙をたたえて和人の顔を見上げ、下唇を僅かに噛みしめ、目が合った途端に

身体をひねって、ひしっ、とその胸に顔を押し付けてくる。

いるはずの六人目のお化けが視えない、視えないけれどいる……は大丈夫ではないだろう。

和人の視線の先には両手をぶるぶると震わせながらしがみつき、全身を硬直させた明日奈の姿。

きっと、これ以上お化け達の相手は無理だ。

和人は明日奈を支えている手とは反対の手でお菓子を子供達に差しだした。

 

「ほら、持ってけよ」

 

子供達にとってはお菓子さえ手に入れば玄関にうずくまってしまったオネエサンの事など

お構いなしだ。

小さいお化け集団は嬉しそうに笑いながら去っていった。

本当にメンバーは六人なのか、お菓子を多く欲しいがための可愛い嘘なのか……考えても

答えは得られない。それより問題は固まってしまった明日奈だ。

しっかりとドアを施錠してから明日奈を抱き上げてリビングまで移動し、ソファに座らせると

共にそのまま和人も隣に座るが、変わらず明日奈は背中を丸め、和人にしがみついたまま顔を

上げようとしない。胸元の明日奈の頭を支えながら、和人は背中を優しく撫で続けた。

しばらくして震えが治まってきたところで「明日奈?」と声をかける。

 

「小さいお化け達はもう帰ったぞ」

「……何人で?」

「え゛?……」

 

ここはなんと答えるのが正解なのだろう。

五人……と答えたら……まだここに一人残っている、ことになるのだろうか?

かと言って六人、と答えたら明日奈が視えなかった六人目を肯定することになる。

果たして彼女は何人と答えて欲しいのか……。

 

「……えっと……五、六人で……」

 

全く、何の解決にもならない。

 

「あー……明日奈、この部屋には明日奈とオレしかいないよ……多分」

「いやぁっ、多分って……多分って、言わないでぇ」

「ゴメンナサイ」

 

自爆とはまさにこの事だ。

収まっていた感情が再沸騰し、明日奈は和人の胸元に押し付けた頭をふるふると振りながら、

更にぎゅうっとしがみついてくる。

頭を揺らしたことで、それに触れていた和人の手にサラリサラリと心地よい髪の感触が伝わり

不謹慎にも「おおっ」と驚喜の声を心中であげてしまった。

更に、こうやって怯えた明日奈がしがみついてくるってのも……何と言うか……悪く……ないな、

などと、それこそ不埒な思いが生まれる。

手を伸ばせば拒まれることはないが、それでもためらいや恥じらいを見せたり、ちょっとの

抵抗があったり、となかなか積極的に飛び込んできてくれることがない。

そう考え始めると、この状況は和人にとってはかなりレアなケースなわけで……思わず先刻まで

抱いていた庇護欲とは相反するような感情の湧き上がりにごくり、と喉を鳴らした。

明日奈には申し訳ないが、もう少しこの状態を堪能させてもらおう、と密かに頷きかけた時、

再び、玄関のドアをノックする音が室内に響く。

 

「……明日奈」

 

舌打ちしたいくらい恨みがましい視線を玄関ドアに放ってから、落胆を忍ばせて呼びかければ、

無言で首を横に振ってくる。

今はお化け達を見ることは出来ない、ということだろう。泣く泣く明日奈から身体をはがし

和人はひとりで玄関外の相手の応対にでた。

まずは小窓から外を覗う……が、人影は映らない。身長が足りないとしても何人かの

集団なら後方のお化けが見えてもよさそうなものだが。

続いて鍵を解除し、ドアを開けた……と言ってもこの部屋を借りた時に取り付けた

ドアチェーンは壁と扉を繋いだままだ。

やはり誰もいない。隠れているような気配もない。

腑に落ちない気はするが、とにかく誰もいない事を確認してからドアを元通りに

施錠して室内に戻った。

 

「……ぷっ」

 

リビングへと振り返った和人が思わず口元をおさえる。

見ればソファの上に丸くなっている明日奈は、背もたれに置いてあった大判のブランケットを

頭からすっぽりとかぶってダンゴムシ状態だ。離れてしまった和人のぬくもりの代わりに

したのだろう。しかもそのブランケットがチェック柄とはいえ臙脂色を基調とした生地だけに、

その姿は浮遊城で出会った頃を彷彿させずにはいられない。

 

「明日奈」

 

おかしさを堪えているのは悟られないよう慎重に名を呼ぶが、当の明日奈は和人の声の

変調まで気が回らないのか、きっちりと首元を合わせ微動だにしない巨大な臙脂色のマリモと

化している。再びその隣に腰を下ろした和人は片膝を曲げてソファの座面に乗せ、明日奈に

身体を向けるとチョンチョンと指でマリモをつついた。

やはりマリモは全くの無反応だ。

出会った頃もこうやって鉄壁の守りで身と心を固めていたっけ、と数年前の姿を思い浮かべる。

あの頃はフーデッドケープに触れるどころか、その中を覗き込むことさえ出来ずにいたが、

今は気軽に指でつつける自分だ。もう一度「明日奈」と、先ほどの無理矢理押さえ込んだ

愉快な感情は薄れ、穏やかな笑みさえ浮かべて愛しい名を呼んだ。

ブランケットの奥から微かな声が漏れてくる。

 

「誰か……いた?」

 

和人が玄関の扉を開けたのは音でわかったのだろうが、続いて外から聞こえるはずのお決まりの

フレーズがなかったことが、和人の呼びかけにも答えられなかった原因らしい。

そんな胸中などおかまいなしに和人がうっかりとありのままの現実を伝える。

 

「いや、誰もいなかったよ」

 

言った途端に彼女が「ひっ……」と引きつるように息を吸い込んだ。

その反応を見た和人が、しまった、という表情に転じたが後の祭りだ。

 

「ああああ、明日奈……誰もいなかったよーな、いたよーな……」

 

またしても視えないお化けの登場である。

臙脂色のマリモは貝のようにぴっちりと前を合わせ、再び小刻みに震えだした。

なんとかなだめようと和人がブランケットのふちを指でつまんだ時だ、奥の寝室に続く扉を

内側から、コンッ、コンッと叩く音がした。

 

「ひゃぁぁぁーっ」

 

固く閉じられていると思われた臙脂色の貝がカパッと開き、中から明日奈が飛び出してきた。

扉から聞こえた音に気を取られて顔を寝室に向けた次の瞬間、いきなりの悲鳴に驚いた和人が

「うおっ」と声を上げるのと同時に明日奈が胸に飛び込んでくる。

指で掴んだままだったブランケットはすっかりしぼんで、和人の手から垂れ下がっていた。

明日奈は両手で自分の耳を塞ぎ、小さな声で「いやいやいやいや」と呪文のように繰り返して

いる。逆にそうしていれば周りの音は聞こえづらくなるとも言えよう。

寝室の様子を見に行きたいのはやまやまだったが、こんな状態の明日奈を放っておくことも

出来ず、和人は軽く息を吐くと手にしていたブランケットを広げ、再び明日奈の頭からそれを

かぶせた。

そのままブランケットごと両手で抱きしめて、彼女の耳の位置に口を寄せ呟く。

 

「明日奈、聞こえるか?」

 

途端に明日奈の口から漏れていた呪文が途切れた。

和人にくっついているブランケットのてっぺんの膨らみがゆっくりと一回、上下する。

 

「なんだか懐かしい赤ずきんちゃんになってるけど……こうしていれば、大丈夫だろ?」

 

そう言いざま、包み込んでいる腕に少し力を込めた。

再びてっぺんが上下するのと同時に耳を塞いでいたであろう明日奈の両手が、和人の

胸元のシャツを掴んだのがわかる。突進するようにくっついてきたおでこも少しずれて

頬がすり寄り、それに続いて徐々に明日奈の身体全体が和人に密着していった。

そのぬくもりが和人に安堵と共に密やかな笑みをもたらす。

僅かな緊張を込めてブランケットの端をめくってみれば、明日奈はそれでも恐怖から、

これでもか、と言うくらい瞳と唇をきつく閉じたまま震えていた。

こんな風に弱さをさらけ出すことが希とは言え、昔に比べれば幾分か見せてくれる

ようになってきている。多分……と言うか、願望に近いが、少なくとも異性としては

和人が一番多くその姿を間近にしている……はずだ。

最強ギルドを率いる立場の世界から解放された後は、彼女を眺めるくらいの距離で取り巻く

人間から見れば明日奈のイメージは「穏やか」というものだろう。

実際、《現実世界》でも《仮想世界》でも彼女はよく笑うようになった。かつてはたまに

しか見る事が出来なかったからこそ、その笑顔で動悸が止まらなくなるキリトだったから

《かの世界》の夫婦生活の期間中でそれなりに慣れておいてよかった、と本気で胸をなで下ろした

ほどだ。逆に惜しげも無くその笑顔を振りまいてくれるお陰で、和人としては心穏やかでは

いられない光景にも度々出くわす。

そんな心中を察してか、明日奈は時々、何の前触れもなく繋いでいた手にぎゅっと力を込め、

和人の大好きな、ほわわん、とした笑顔を彼だけに向けるのだ。

加えて真剣な時のキッと引き締めた表情も変わらず魅力に満ちている。内で秘めたる炎を

燃やしているのが感じとれるが、そこに他を圧するキツさはない。

時折、自分より男前なのでは、と和人が苦笑いを浮かべるくらい彼女が《かの世界》で

得た『諦めない心』は健在で、窮地であればあるほど溜め込んだ熱は彼女を研ぎ澄まして

いき、微笑みすら浮かべさせ、彼女の剣そのもののようにより正確無比の行動をとらせる。

旧アインクラッド時代は彼女を凛と立たせていた強さは理不尽な弱さをなかなか肯定して

くれず、ましているかいないかわからない……そこが原因なのだが……お化けに怯える姿を

他人に見せるなど、あってはならない事態と定めていたようだ。

初めてアスナがお化けを、正確には幽霊が苦手だと気づいた時は……

 

なんだっけ……ああ……いきなりでびっくりしたから……って誤魔化そうとして……更には

開き直って、女の子なんだから当たり前……とか……言ってたよな

 

当時のアスナの姿を思い浮かべて、今の状態とを比べれば自然と溜め息も出るというものだ。

あの頃もこんな風に頼ってくれていたら……とも思ったが、あの頃の自分ではただおろおろ

するのみだったろう事も容易に想像できて、今度は自分に対して溜め息をついた。

やはりあの時があって今があるのだ。

こうして今という時に明日奈を抱きしめられる幸せを感じて、和人はその世界に浸ろうと

誘句を口にした。

 

「もう……今夜は休むか」

 

その提案に明日奈からの返答はない。

これだけ身体を緊張させて大声をあげたのだ、精神的にも肉体的にもかなり疲れて

いるだろう。

 

「このまま寝室に……」

 

連れて行くぞ、と告げてから抱きかかえようとした途端、確固たる声が聞こえた。

 

「絶対っ、イヤ!」

 

え……?……それは、オレと一緒に、がイヤって……コトデスカ?

 

短い言葉の意味を考えあぐねいていると、再び明日奈が和人の胸元から言葉を放った。

 

「絶対に寝室には行かない!」

 

ああ、そういうことか……って言うか、その言い方……

 

耳に懐かしいツンツンっぷりに、そしてツンツンしている明日奈を抱きしめている自分を

甘やかすように「わかった」と言って彼女の背中に回している片手に力を込める。まくった

頭部のブランケットはそのままだ。

 

「なら……今晩は、ここで、このまま……」

 

胸元にある明日奈の髪にそっと唇を落とす。震えているせいで和人の行為に気づかないのか、

彼女は身じろぎひとつしないが、それでも和人は止まらない。明日奈の前髪をかき上げる

手で少々強引に顔を上向きにし、おでこに優しくキスをする。怯えながら息を押し殺して

いた明日奈が「んっ」と反応をみせた。

しかし瞳はまだ何も映してはいない。はしばみ色が見たくて、閉ざしている瞳をノックするように

唇でつついた。その想いが通じたのか、震えながらゆっくりと瞼が持ち上がる。

今にも泣き出しそうなせいで、いつもより瞳がキラキラと揺らめいていた。そのまま

見つめられると、その弱みにつけこんで自分の内に閉じ込めておきたくなってしまいそうだ。

 

もしもオレのいないところで彼女が怯えるようなことがあったら……この瞳を他の誰かが

見つけてしまうのだろうか?

 

「明日奈……しっかりと両手で耳を塞いで、誰の声も聴かないで。声も漏さず、両方の目を

固く瞑って、誰も姿も見ないで」

 

それはまるで明日奈を和人の奥深くにしまい込んでしまう呪文のようだった。

けれどそう告げた途端、明日奈が驚いたように目を見開き、すぐに眉根を寄せる。

 

これではアスナを鳥かごに閉じ込めたアイツと同じだな……

 

彼女が不快に感じたのだろうと推測して、すぐさま情けない笑みを浮かべた。

 

「ゴメン……変な事を言った」

「それは……無理だよ」

 

自らが放った謝罪の言葉とほぼ同時に明日奈から小さく困ったような、それでいて暖かみの

感じられる言葉が紡ぎ出される。否定を覚悟していた耳に予想外の言葉が滑り込んできて和人は

眼を瞠った。そんな瞳を見つめながら明日奈は続ける。

 

「……キリトくんの声は聞こえちゃうし……キリトくんの姿は自然と目で追ってしまう

もの。それに……こんな風にされたら……声だって……んふっ」

 

それ以上大人しく聴いていることなど出来なかった。

強く吸い付いて、ゆっくりと中まで侵入し、内側から溶かすように何度も舌を動かす。

 

そうだった。声に出さずとも口が「アスナ」と動けば彼女は応えるように首をかしげるし、じっと

見つめれば照れたように微笑んでくれる。こうして触れればいつも甘い吐息を聴かせてくれるの

だから。

 

今日はいつもと違う姿の住人が街を歩く、いつもとは違う日。

いつもと違って服を着たまま、いつもと違って寝室にも行かず、ソファに並んで座り

こうしているのもいいかもしれない。

和人にはいつもと変わらず、明日奈が傍にいてくれればいいのだから……。




お読みいただき、有り難うございました。
イベントネタは苦手なのですが、単に明日奈を怯えさせたいという欲求のもと、
時期的にも良かったのでハロウィンに絡めてみました。
ノックの主の謎が残りっぱなしで申し訳ありません。
『冥き夕闇のスケルツォ』でアスナさんのお化け嫌いが結構細かく設定されて
いたので焦りました。妙な部分でスルーできない性格なんです。
さて、次回は二本、投稿します。
それは決定なのですが、どの二本にするか決めかねているので、詳細は省きます(笑)

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