ソードアート・オンライン《かさなる手、つながる想い》 作:ほしな まつり
3月13日月曜日……放課後、明日奈は桐ヶ谷家のリビングで制服のブレザーを脱ぐと鞄に入れて来たエプロンを取り出し素早く装着。後ろ手で紐をちょうちょう結びに仕上げた所で二階の自室で私服に着替えてきた和人が戻って来たのに気付いて妙に丁寧な言葉遣いで微笑んだ。
「それじゃあお台所、お借りします」
「どうぞどうぞ」
ブラックジーンズに黒のVネックのカットソーという、一瞬ここが《仮想世界》なのか《現実世界》なのか混同しそうな姿の和人は軽く戯けた仕草で明日奈がキッチンに入るのを勧めてから自分はリビングに置いてあった買い物袋を取って来て彼女に見せる。
「これ、昨日預かったやつ」
「ありがとう、そこに全部出してくれる?」
「りょーかい」
簡単に髪を結んでから桐ヶ谷家にある調理器具と自ら持参した器具を並べている明日奈の隣に立ち、昨日一緒に出掛けた先で購入したきた物を丁寧に取り出しつつ和人はチラチラと恋人のエプロン姿を盗み見た。
「……キリトくん…なぁに?」
訂正、全然盗み見れてなかった。
「えっと、だな……今日は何を作るんだっけ?」
「もうっ、昨日も言ったでしょ。ギモーヴよ」
「ギ、ギ…ぅ?」
「ギモーヴ」
「…その牛の鳴き声みたいなやつがバレンタインのお返しで……一体いくつ作るんデス?」
「リズやシリカちゃん達の分も含めて二十個ちょとかな」
和人は絶句した。
確かに先月の14日、今日のように放課後桐ヶ谷家に来るため待ち合わせ場所の昇降口に現れた彼女の荷物の量に唖然とした記憶はあるし、両手を塞いでいた大きめの紙袋の一つを「持つよ」と受け取った時、中の可愛らしく包装された箱や袋もちらっ、と覗いたが……そんなに入ってたんだ、と改めてあの世界で獲得していたアイドル級並みの人気は《現実世界》でも健在だったのだと思い知る。
日本だと女性から好きな相手にチョコレートを送る、というのがバレンタインの定義のはずだが、なるほど好きな相手イコール恋愛対象とは限らないわけだしな、と改めてバレンタインの奥深さを悟り、まず間違いなく帰還者学校内でのバレンタインチョコ獲得数ナンバーワンであろう自分の恋人に尊敬の念を抱き、こうやってお返しとして全員に菓子を手作りするという真摯な姿勢に敬服しつつ、結局これって女子同士のお菓子交換会になってないか?、と決して口に出してはいけない疑問に首を捻る。
「それで、なんで…ギもぅ…ギモー…」
「ギモーヴ」
「そう、それを作ることにしたんだ?」
「逆に聞くけど、キリトくんは今までホワイトデーには何を用意してたの?」
今まで…と聞かれて記憶を遡ってみるがバレンタインらしい思い出はどこを探しても見つからず、唯一、そう言えば小学生の頃、母親から「はい、バレンタインデーだから」と言って目の前に現れたのはコンビニやスーパーで売っているアーモンドにチョコレートがコーティングしてあるソレで、しかもひと箱しかなかったから「直葉と仲良く食べてね」と渡されたものの二人で分けてもぴったり同数にならなくてケンカになったんだよなぁ、というあまり楽しくないエピソードしか出てこなかった。
だから当然と言うかそのお返しなんて考えもしなかったし、そもそもあれはバレンタインだからと用意してくれた菓子ではなかっただろう。
ここでへんに見栄を張って「そうだなぁ」と腕を組んでみせても明日奈にはすぐ見破られそうなので正直に「用意したことないデス」と申告すると彼女は一瞬目をまん丸くしてからなぜかふにゃりと笑って「そうなんだ」とご機嫌になった。
「なら、昨日のが初めてのホワイトデーのお買い物だね」
「そうなるなぁ」
ふふっ、と笑う明日奈の何が嬉しいのかわからないまま和人は「昨日は付き合ってくれて助かったよ、アスナ」と感謝の気持ちを口にすれば「私もお買い物手伝って貰ったし、おあいこだよ」と更なる笑顔が返って来る。
「でも本当にお台所使わせてもらってよかったの?」
「ああ、うちで作ればスグの分は置いていけるだろ。今日、アスナを家まで送る途中でシノンのとこにも寄れるし」
「直葉ちゃん、部活大変そうね」
「ああ。大会が近いから……っと、そうだ、今朝スグから頼まれてたんだ」
そう言ってダイニングテーブルまで移動してそこにあった紙袋をつまみ上げ「これ、スグから。ここに置いておくから忘れずに持って帰ってくれ」と元の位置に着陸させた。
「先週、学校帰りに買ってきたらしい。ちなみにシノンやリズ達の分もオレが預かってる」
ホワイトデーまでに会えそうにないから、とバレンタインのお返しを全面的に兄に委託したというわけだ。
「そんなに忙しいのに用意してくれて…」
うるっ、と感極まっている明日奈に対して身内である和人はあっけらかんとしたもので「まぁ、そうなんだけどさ」と肯定してから再び彼女の隣に戻って来た。
「スグも学校の部内でバレンタインチョコが飛び交ったから、先週クラスメイト達と息抜き兼ねて買い物してきた結果なんだ。それ程わざわざじゃないよ。部員同士で渡し合う数の方が圧倒的に多いらしいし」
「それでも、だよ、キリトくん。こういうのは気持ちが大事なんだから、私も美味しいギモーヴ作らないと」
気合いを入れなおす明日奈だが和人にしてみれば彼女が作る物で美味しくない物なんてないと思っているので特に気負いもせず「なにか手伝おうか?」といつもの声で聞いてくる
「ありがとう。ハンドミキサー使いたいからコンセントいい?」
桐ヶ谷家にはお菓子作りをする人がいないのでハンドミキサーがないと知っている明日奈が持参した器具の一つだ。
手渡された差し込みプラグを調理台横の壁にあるコンセントにセットする傍らで明日奈は昨日和人と一緒に買ってきたストロベリーピューレやグラニュー糖を小鍋に入れて加熱を始める。
「ホワイトデーってマシュマロを贈るのが一般的になってるけど、実は贈る品によって意味があるのよね」
鍋の中身をヘラでかき混ぜながら語られるいつもの博識ぶりに和人はまたも素直に「へぇ」と聞き入った。
「実はマシュマロって『あなたが嫌いです』って意味があって…あ、もちろん知らずに贈ったり受け取ったりする分には問題ないお菓子だと思うんだけど…」
「それで昨日オレがマシュマロを手に取った時、他の物も見てみよう、って言ったのか」
「うん。でも実際ホワイトデー向けに売っているわけだからあの場で意味を口にするのも憚れて」
なるほど、と和人は頷いた。
知らなければ買っていたかもしれないが、知ってしまえば確かに手は出しづらい。同様に受け取った方も相手は意味を知らずにくれたのか、もしかしたら知ってて選んだのかも、と混乱する実にやっかいなお菓子だ。
「やっぱりアスナに一緒に来てもらって正解だったな」
昨日の日曜、和人はバレンタインチョコのお返しの品を、明日奈もまたホワイトデー用に手作りするお菓子の材料を、と二人で買い物に行ったのだが、結局明日奈も「何を選んでいいかわからない」と言う和人に頼まれ一緒にホワイトデー用の特設コーナーを見て回り、ついでに欲しい品をおねだりしたのである。
周囲は友チョコのお返しを選ぶ女子達やバレンタインの返事として相手の気持ちに応えようと妙に血走った目で商品を物色する男子がちらほらいる中、仲睦まじくカップルでお菓子を手に取る二人はかなり異色の存在ではあったが「おいおい」という視線の集中砲火には既に慣れっこだ。
明日奈としても和人が誰からバレンタインチョコを貰ったのか気になっていたので、それとなく把握できるチャンスだったわけだが……
「昨日も聞いたけど、バレンタインのお返しはあれで全員分だったの?」
「そうだけど?」
和人は、はて?、と思いつつ頷いた。
売り場でも何回か問われたのだがもちろん嘘はついていない。当然、と言うべきか、自分にチョコをくれたのは全員明日奈が知っている女子達ばかりだ。だからこそ彼女にアドバイスを請うたわけで、こっそり机の中にチョコが、とか見ず知らずの女子からいきなり、なんて展開は期待もしていないし逆にあったら対応に困るしかないので和人としては心の底から遠慮したいシチュエーションである。
それなのに何度答えても明日奈は納得した様子を見せず「ふーん」とか「本当に?」とか言うばかりで逆に「なんでそんなに信用してくれないんだ!?」と疑問を通り越して半泣きになりそうだ。
「アスナこそ、オレからのホワイトデー、結局自分で選んだみたいになっちゃったけどよかったのか?」
「うんっ、キリトくんとお買い物に出掛けたり、こうやってお家にお邪魔して一緒に過ごせるのだってバレンタインのお返しだと思ってるし…」
「そんなの、アスナとならいつだって応じるけど」
「それに買って貰ったアレ、すごく美味しそうだったもん」
「一日早いけどスグのと一緒に持って帰る?」
結局、和人はホワイトデーの品選びを明日奈と一緒に考えてもらい、当の明日奈に対しては「欲しいのがあればそれで…」と、怒られるのも覚悟して少々怯え声を出したわけだが、意外にも「いいの?、じゃあ…これっ」と即決に近い返答をいただけたのでそれを購入して和人のホワイトデーの買い物は終了し、あとは渡すだけの状態だ。
今日持ち帰るなら和人のバイクで送って貰えるので改めて自分の荷物になるより楽は楽なのだが……明日奈は「どうしようかな」と数秒悩んだ末、ちょっと申し訳なさそうに眉尻を落として「やっぱりホワイトデー当日にする」と小さく微笑む。
「明日のお昼、一緒に食べられるでしょ?、その時がいいな」
わざわざ学校まで持って来てと言っているのだ、気が引ける気持ちも分からなくはないから和人はそれを拭うようにぶんぶんっ、と首を横に振った。
「そうだよな。ちゃんとホワイトデーに会えるんだし」
それにバレンタインに『本命チョコ』という名称があるなら明日奈に渡すのは『本命お返し』だ、厭う手間など欠片も存在しない。
「アスナはそのギ…ギモぅぅヴ?、いつみんなに渡すんだ?」
よく考えればバレンタインデーと違いホワイトデーはあげる人ともらう人が特定出来ているイベントだ。二十個ほどをその日のうちに配るのだとしたら明日奈を昼休みに独占するのは無理なのでは…、と昨日の買い物と今日の放課後をしっかり独占しているにもかかわらず眉根を寄せると明日奈は「もういいかな」と呟いて小鍋の中身をボウルに移した。ふやかしておいたゼラチンも素早く加えさっき用意しておいたハンドミキサーを手にする。
「ボウル、押さえててくれる?」
桐ヶ谷家にある一番大きなボウルを作業の邪魔にならないような角度からしっかりと手で支える和人に明日奈はハンドミキサーのスイッチを入れて話の続きを始めた。
「下級生の子達には朝のうちに手渡すことになってるの。クラスメイトには教室で渡せるし。あとは放課後でなんとかなると思うんだ」
「なんかもう明日一日アスナはサンタクロースみたいだな」
妙な例えがツボにはまったのか細い肩を震わせる彼女が今度は自分の番とばかりに「キリトくんは?」と聞いてくる。
「オレはあとリズとシリカだけなんだけど教室まで行くのはハードルが高いから今夜にでもメッセを送って放課後に校内のどこかで渡せるようにするよ」
「…………ほんとーっに、明日学校で渡すのはリズとシリカちゃんだけ?」
笑いは納めたもののはしばみ色が悪戯の犯人を探るように真っ直ぐ覗き込んできた。
「えっと、昨日からどうしてそんなに疑ってるんだ?」
「……中等部の子から…とか、貰ってない?」
「貰ってない……と思う」
なんだかそこまで言われると貰っていないはずなのに自信がなくなってくる。けれど弱気になりかけた自分を和人は、いやいや、と頭を振って払いのけた。
「貰ってないって。だいたい見ず知らずの中等部の女子がオレにチョコをくれるはずないだろ」
そんなことないもん、と明日奈が小さな声で唇を尖らせる。
帰還者学校の生徒という事は旧SAOで鋼鉄の城に囚われていたプレイヤーなのだから「黒の剣士」の存在を知っていても全くおかしくないのだ。ソロでありながら二刀流の最強剣士、デスゲームをクリアした英雄。それなのに普段はちょっとうっかりさんで食いしん坊で誰にでも優しくて繊細で……と目の前の和人の事を考えていた明日奈の内では一ヶ月前に調理室で聞いた女の子達の声が蘇っていた……憧れてた…強いし…あの時とは違う一面……全くそのとおりだ。けれど……
「キリトくんは私のキリトくんなのに」
この気持ちだけはシノノンやリズにさえ譲ることは出来ない。だが、それとバレンタインのお返しは別だ。
いただいたのならきちんとお礼はする、それもまた明日奈としては当然の事だからもしも和人が自分を気遣って言わないでくれているのなら、そんな必要はないしキミの事ならなんでも知りたいのだとわかって欲しい。
それなのに昨日の買い物の時から度々聞いているのに和人は平然と否定を繰り返している。
さすがに明日奈もここまでくると自分の勘違いと言うか、結局彼女達はチョコを渡さなかったのでは?、という可能性に傾きかけてきた。
それならそれで……うん、なんとなく心を重くしていた物が溶けた気がする。ただでさえ自分の恋人はあっちこっちの世界で女の子達から追いかけられているのだからこれ以上は勘弁して欲しいのが明日奈の本音だったが、多分それも無理なんだろうなぁ、というのも理解してしまっているのだ。それにそんな彼女達と自分はバレンタインやホワイトデーにお菓子を贈り合う仲にまでなっている。
なんだか素敵で複雑で困った関係に、ふっ、と笑った明日奈はハンドミキサーを止めた。
「これくらい泡立てればいいかな」
赤みが強かった生地は空気を含んで白っぽくふわふわだけどもっちりになり、それをバッドに流し込んでいるとボウルを押さえる役目を終えた和人がふいに後ろから腰に腕を回してきた。
「なら、アスナは…オレのアスナだろ?」
《現実世界》では明日奈より背が高いし力もある。包み込まれるように背後から密着された明日奈は自分の肩に顎をのせている和人をそのままにギモーヴの生地から目を離さず「うん、そうだよ」と優しく口元を緩めた。
けれど、ちゃんと肯定したのに、それなのに……泡を潰さないよう丁寧にバッドへ移している明日奈の綺麗な所作を眺めながら和人はボソボソと「ホワイトデーにこの量って…」とかなんとか拗ねた声で呟いている。
「それに…あの時は団子の髪だったのに……」
「ん?、ああ、まとめ髪のこと?」
明日奈の首に頬をこすりつけるようにして「そう」と認めてから「今日は違うんだな」と反対側の肩に視線を移せば、そこには緩く編まれた栗色の髪が垂れていた。あのお団子状の髪型がちょっと新鮮で、もう一度見てみたいと思っていたと自覚したのはついさっきなのだが既に明日奈にはばればれだったらしく「それでさっき見てたんだ」と図星を指されれば「うっ」と黙り込むしかない。
「調理室前の廊下で、キリトくん、すぐにほどいてきたから似合ってなかったと思ってたの」
身勝手にも他の男子生徒達に見せたくなかった、とは言えず口を閉ざしたままの和人だったが、何も発しない事で察したのか、生地の表面をヘラで平らにしながら明日奈が、ふふっ、と嬉しげに口角を上げた。
「それじゃあ、今度ここでご飯作る時、あの髪型にするね……あっ、それとも今から結び直す?」
一旦三つ編みをほどいてまとめ直すのは明日奈にとって大した手間ではないのだろう。けれど和人は「今日はいいよ」と囁いて回している腕に少し力を入れた。
「それで、この後はどうするんだ?」
「これをこのまま冷蔵庫で冷やし固めるの」
「どれくらい?」
「一時間はかからないと思うけど」
トンッ、トンッ、と空気抜きをしている明日奈からは見えていないだろうが「ふーん」と彼女の首筋に唇を押し付けたまま返事をしている和人の目はすっかり閉じていて、自分のものである声や香りに集中しているのがわかる。
そこまで密着されても特に動揺を見せず慣れた笑顔で明日奈は続けた。
「ホワイトデーってマシュマロを贈るのが始まりっていう説もあって…」
「嫌い、って意味なのに?」
「最初はそんな意味なかったんだと思うよ。だからお返しはやっぱり白っぽいお菓子を、って思ったんだけどマシュマロは意味を知ってる人がいたら失礼でしょ」
「だからギぅ……」
「ギモーヴ。真っ白じゃないけど甘くてやわらかくてマシュマロに似てるし」
確かに、と和人は無防備に晒されている首筋を軽く唇で啄みながら、片手で細腰を支えたままもう片方の手を不埒に動かす。
「オレも白くて甘くてやわらかいのは好きだな」
「アッ…ちょ、キリトくん。ギモーヴ作ってるのに」
「あとは冷やすだけなんだろ?」
「そ……出来上がったら…キリトくんにも、ひとつ…」
でも、きっとギモーヴよりももっとやわらかくて甘いと知っているから、そっちがいいと白い肌に吸い付く。途端、明日奈の息と肩が同時に高く跳ねた。
「待てない」
「だめ……一回じゃ…足らないの……ンっ……」
「一回じゃ足らないんだ」
一回で作れる量では数が足らないと伝えたかったのに、自分の言葉を意味深な笑みで繰り返してくる和人を見て違う解釈にもとれると気付いた明日奈が顔全体を真っ赤にし、「ばか」と目を潤ませば「ごめん」とその涙を吸い取って身体ごと振り向かせしっかりと向かい合って視線を交わす。
「……アスナ」
強引に堕としてくるのに抱く所有欲にはいつも臆病に足掻いている和人が泣きそうな瞳で切望していて、そんな風に請われてしまえば、飢えた漆黒が向けられるのは自分だけだと困りながらも嬉しくなって明日奈はひとつお願いをした。
「明日のお昼、キリトくんから貰うお返し、一緒に食べてね」
「アスナにあげるのに?」
「私からもキミに受け取って欲しいの」
そう言って大きなバッドを冷蔵庫に納めた明日奈は自ら細い両腕を和人の首元に伸ばし「本当に、ちょっとだけだよ」と踵を浮かせる。和人は明日奈のためだけに買ったホワイトデーのお返しがマカロンだった事は思いだしたがその意味など知るはずもなく、それより今は自分だけが味わえる彼女を感じたくて触れられた唇を、もっと、と逆に強く押し付けた。明日奈の背が軽くしなるほど引き寄せて、唇で離れることなく頬から瞼へとふくよかな感触を享受する。それでもやはり最後は一番柔らかな場所に戻ってきて中に這入り何度も角度を変えながら彼女に止められるまで甘さを味わったのだった。
ホワイトデーのお返しとしての意味 『マカロン』……「あなたは特別な人」
お読みいただき、有り難うございました。
まだもう一回(か二回?)ギモーヴ作りをしなきゃ、なので
ここまでです(苦笑)