ソードアート・オンライン《かさなる手、つながる想い》   作:ほしな まつり

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先週、20話目として『【特別編】ないて……』を投稿しましたが、諸事情により
別枠に移動させていただきました。
詳しくは本文をご覧下さい。


【特別編】ないて……[移動をお願いします]

「ソードアート・オンライン」第17巻刊行を祝しまして発売日である4月9日に、この

『ソードアート・オンライン《かさなる手、つながる想い》』へ20話目を投稿しましたが、

投稿を機に「R−18」タグを付けたところ、どうしても違和感が拭いきれませんでした。

全作品がそのレベルではない事と、今後、「R−18」的な投稿の予定がほとんどないからです。

その路線を期待してくださる方がいらっしゃるかも、と思うと大変心苦しいので、再び

「R−18」は削除し、完全に該当するであろう20話だけを別枠でアップすることに

いたしました。

(なので「違うな」と感じた方は、遠慮なく「お気に入り」をはずしてください)

投稿スタイルが二転三転してしまいました事、大変申し訳なく思っております。

また続き内容でないとは言え、続けて読んでいただく場合、いちいち移動していただかなくては

ならなくなってしまいました事、謹んでお詫び申し上げます。

今後もキリトとアスナのほのぼの……だったり、ほのぼの……以上だったりするイチャイチャ

エピソードを綴っていきたいと思いますので、今回のお騒がせに懲りず、お付き合いいただけると

嬉しいです。

 

                                ほしな まつり 拝

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

◇                                         ◇

◇  大変お手数をおかけしますが、本編は別枠の短編としてアップしました       ◇

◇                                         ◇

◇ 『ソードアート・オンライン《かさなる手、つながる想い》【特別編】ないて……』  ◇

◇                                         ◇

◇  で、ご覧下さい。                               ◇

◇                                         ◇

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

(「本文」の文字数が少ないと投稿できないので、以下『変わるもの・変わらないもの』の

スピンオフ的な短編をお届けします)

 

 

*******************************************

 

 

 

私が《ALO》の工房でアイテムのチェックをしていた時だ、勢いよく扉を開けて息をきらした

リーファが飛び込んできた。

 

「リズさん!!」

「リーファ、いらっしゃい……って、どうしたの?」

「お、お、お……お兄ちゃんがっ……あ、キリトくんがっっ」

「キリトが?」

 

《この世界》では苦痛は感じないはずなのに、苦しそうに肩で息をしながらも作業場にいた私の

目の前までズンズンと迫ってきたリーファは大きな瞳を一層見開いてズイッと顔を近づけてくる。

 

「なに、なに、なんなのよっ、もう」

 

鼻が触れ合いそうなほどの距離に思わずのけぞった。

 

「落ち着いて聞いてくださいね、リズさん」

 

……落ち着いて欲しいのはアンタよ、リーファ……

 

「キリトくんが……浮気……してるかもしれないんですっ」

「はあぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!?????」

 

浮気……その言葉に一瞬にして頭が真っ白になる。にわかには信じられなくて……と言うより

信じたくなくて、思考を放棄したままひたすらジッとリーファを凝視してしまった。

 

「冗談やウソじゃないですよ」

 

どうやら私からの視線が発言の真偽を疑われているのではと勘違いしたリーファが、身の潔白を

示すようにフルフルと首を横に振る。サフランイエローのポニーテールが緩やかに跳ねた。

一時、無の時間が私達の間に流れる。その後、ようやく私が目を二、三回しばたたかせて自分を

取り戻すと、次に脳内を襲ったのはいくつものクエスチョンマークだ。

 

「浮気って……相手は誰なのよ。まさか私達も知ってる人?、もちろんアスナは知らない

のよね?、それでリーファはどうして知ったわけ?」

「だから落ち着いてくださいって」

 

形勢逆転で身を乗り出した私に対しリーファは両手で押し返すようにして私をなだめ、

俯いてふぅっ、とひとつ息を吐き出してから再び目線を合わせる。

 

「それが、昨日の夜なんですけど……《ALO》が急遽メンテナンスを行った事、リズさん、

知ってます?」

「ああ、それね。私、昨日はログインしてなかったけど、ネットニュースで見たわ」

 

確か夜も更ける前にシステム障害が発見されたとかで、ログインしていたプレーヤー達は

早々に一斉ログアウトの勧告を受けたと報道されていた。結局システムが復旧したのは翌日の

朝方で、一晩アクセスできなかったという事態はかなりの酷評を受けている。

それとキリトの浮気がどうつながるのだろう。

私の疑問を読み取ったのか、リーファはすぐさま話を続けた。

 

「GMからメッセージが届いた時、私、シルフ領に居たんですけど、すぐにログアウトして

隣のお兄ちゃんの部屋に行ったんです。そうしたら、ドアが少し開いてたんで、覗いてみたら

まだベッドの上でアミュスフィアを装着したままのお兄ちゃんが『ティターニア』って呼び

かけてて……」

 

リーファの口から出た名前について、私はもの凄い勢いで記憶を漁った。

 

「ティターニア、かぁ……確かにそんな名前のプレーヤーは知らないけど……」

「絶対、女性名ですよね」

「うーん、確かにそうねぇ」

「しかもGMからログアウト勧告が出てるのに、グズグズとその人といたって事ですよっ」

「まあキリトのことだから、何か事情があったんじゃないの?」

「でも『ティターニア』って呼んだ時のお兄ちゃんの口調、すっごく甘くて切なかったんです」

「えっ?、それって……アスナを呼ぶ時みたいな感じの、アレ?」

 

私の信じられないと言った表情を見て、リーファがうんうん、と真剣な顔つきで肯定を表した。

アスナを呼び寄せる時のキリトの声……これについては前にリーファとシノンの三人で話をした

事がある。聞いているこっちの耳が溶けそうなくらい甘く切ないアノ口調。

当の本人は特に意識しているつもりはないようだが、それだけに自然体でなんとも耳に心地良い。

あんな風に自分の名前も呼んでもらえたら、と想像しただけで顔が熱くなる。

しかしあの優しい響きは「アスナ」の三文字を口にする時にしか発動しない。

そう、今までは……それが……「ウソでしょ」と言わずにはいられなかった。

もちろんリーファの話を疑っているわけじゃない。でもキリトがアスナ以外の人をそんな風に

呼ぶなんて、どんな事情があっても納得できそうにない。

私はキリトの相手が自分にとっての大事な親友のアスナだから、なんだかんだと文句を言っても

溜め息を漏らしても、最後には苦笑いで二人を見守ってきたのだ。

それが他の女だと?……許せんっ。

 

「どうしたらいいんでしょう、リズさん」

 

先程までの勢いはどこへやら、不安げな眼差しを向けてくるリーファとは対照的に私の瞳は

メラメラと燃えていた。

 

「キリトは?、今、どこにいるのっ?」

「え?、はい……さっきログインして、今は……えっと……《イグシティ》の部屋にアスナさん

と……」

 

フレンドリストを確認しながら教えてくれたリーファの肩を強く掴んで私は大きく頷く。

 

「今から行って、問い詰めてやるわっ。一緒に来てっ、リーファ」

 

鼻息を荒くした私は返事も待たずに、その腕をむんずと掴んで工房の出口へと引っ張った。

どんな言い訳だろうと聞き入れるつもりはない。アスナの前で白黒はっきりつけてやろうと

私は外に出た途端、羽を広げる。

その頃、《イグシティ》の最上階の部屋でキリトがアスナをギュッと抱きしめているとは

思いもせずに……。




お読みいただき、有り難うございました。
アミュスフィアはナーヴギアより拘束度が緩和されているようなので、ダイブ中に
口にしていた言葉を寝言のようにリアルでも言っているかも……と、ムリクリな
発想で書いてみました。
次は別枠に移動しました『ないて……』のオマケ的小話です。
続けて読んでいただかなくても大丈夫な内容ですので、そのまま「次の話>>」でも
問題ありません。
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