Infinite Stratos “NEXT” ー無限の進化のその先へー   作:人類種の天敵

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はい!2話です!天敵です!ギリギリ最低一週間投稿出来ましたー!!
艦これの方ばっか描いてて全然進んでませんでしたー!
今回は主人公のテーマ曲を話しの合間に挟みました
分かった人はドミナント
挟む場所が悪いとか、センスねーなとかはおよしになって……
ではでは(^p^)


手を引かれて置いて行った日

ザーーーーーー

 

激しい雨の降る中、俺は全てを……世界を拒絶する様に、暗く狭い世界から見離された世界…路地裏にいた

この世界から消されて、誰から振り向かれず、誰も気にも留めない閉ざされた世界へ

だが、こんな場所が俺には心地よい様な気がする、何故なら俺もこの場所と同様に消された存在だから

 

見たくも無い

触れたくも無いモノだらけで強張る感情

 

「……お前…こんなに雨が激しいのに、傘もささずに何をしている?」

 

路地裏に座っていた俺に女の声が響いた

声のする方へ頭を上げるとそこには長身の女が立っていて、俺を見下ろしていた。

女は何をしている…と言ったが、俺はここで何かするわけじゃない、ただ自分が死ぬのをひたすらに待ち続けているだけだ。

親は自分たちを残して逝った、ならお前こそ妹を置いて逝くのか?

そう思う人もいるかもしれない…だけど、雪は、いやあの娘は……記憶を無くした…別人…雪はもういない。そう、いないんだよ…

雪も俺を残して逝ったんだ、両親と共にね

なら俺がこんな世界に生きる事に何の意味がある?家族もいない、家も、己の存在すらも消されて、正常では無い日常、ただ孤独なこの人生に何の意味がある?だからもう、生きたくないんだよ、誰も俺を知らない、誰も俺を覚えてもいない、

誰も俺を……

 

正常とは何!?

聞きたくなるほどに入り乱れた世界(今日)に片足入れたまんま

 

 

「別に……あんたには関係ないだろう…さっさとあんたの家に帰れよ」

 

目の前に立っている女に告げた瞬間

ゴツンッッッ!!!

破裂音と共に頭に鈍い痛みが広がった

 

「!!!???………は?」

 

すぐに両手で頭を抑える

ズキズキとした痛みに泣きそうになる

 

「ふん、お前…目上の者には敬語を払え…それで?お前の親は何処だ、子供をこんな場所に放置するとは…」

 

どうやら俺の頭に痛みと衝撃を与えたのはこの女のゲンコツだったようだ。

俺は女の…何故か煙が出ている手を恨めしそうに睨み付ける

 

「……なんだよ、あんたには関係無いだろ…帰れよ!あんたの居場所にっ!俺にはもういないっ!家族の元によおおおお!」

 

How crazy!?

叫ぶ声も溶けては深海へ

 

雨にも負けない大きな、巨きな声で叫んだ…いや、ただただ吼えた、叫び声は激しい雨のシンフォニーの中へ溶けていく

それでも自らの出せる限りの咆哮を……この世界への唯一の、とても小さな…ちっぽけな抵抗を

 

……激しい雨だからか、俺の身体はびしょ濡れだった…今となってはもう体が冷たいのか温かいのか…解らない

だからこそ、その雨粒か、もしくはこの女のゲンコツによる痛みによるものなのか…解らない……

俺の目からは涙が溢れていた、ぼろぼろと視界が涙で霞んでいて、視界がおぼつかない…目の前がハッキリしない

もう、何も見えない、何も、見たく無いーー

 

 

筈、なのに…何故か俺は目の前に立っている女が俺を哀しい目で見つめている気がした

 

「……そうか、お前も…なのか……?」

 

その呟きは激しい雨音の中に霞み、消えていった

 

「……お前の居場所が…帰る場所がないのなら、お前の家族が居ないのなら、私と共に来い……」

 

「……ぇ?」

 

とうとう幻聴を聴いたのかもしれない、いやこの雨だ、元の声が掻き消されて、全く別の言葉に聴こえたのもしれない

だって俺は……俺には…

 

「……聴こえなかったのか?」

 

やめてくれ…俺に…俺……

 

「私がお前の帰る場所になる、お前の家族になる……お前の存在を証明してやる」

 

「ぅぇ…」

 

違う、違う!幻聴だっ!聴こえる筈なんてないっ!

耳を塞いだ俺の身体を女が優しく抱き締める

 

「もう、泣かないでいいんだ。お前はひとりぼっちじゃ…無いんだぞ」

 

俺は……もう

 

「ぅぅ……温かい……」

 

「そうか……」

 

Rescue me now!!

呼吸が出来る 世界に

 

何も感じない筈なのに……

全てを拒絶した筈なのに……

何も聴こえて無い筈なのに……

俺にはもう何もない筈なのに……

もう、何も見える筈が無いのに……

 

「……温かい……」

 

そして浅い眠りから僕らを

解放へと導いてよ

 

両親がいて、妹が笑っていて……

その中心に俺がいる……俺がいた。

あの頃を、あの日常を……少しだけ

少しだけ……思い出した気がした

 

 

 

 

 

 

「さあ、行くぞ…ああそう言えば…お前の名前は?」

 

俺を抱きしめたせいでスーツが濡れたのに、それさえ気にしない素振りで女が尋ねる

……名前…か……もう存在を消された俺に鳴神は…そう、そうだよ。俺は、もう、鳴神じゃない、鳴神 証じゃないんだ。

はは……なにが妹も俺を置いて逝った…だよ

置いて“行った”のは俺の方じゃないか

 

「ん?ああ、名前を尋ねるのなら、まずは私からか……私は霞 スミカだ」

 

「証……証だ。性は…無い」

 

「そうか…それならお前は霞 証だな…。よろしくなショウ。じゃあ家に帰ろうか」

 

スミカに手を引かれて歩き出す

少しの間だけど、お世話になった薄暗い路地裏に目を向ける

最初、ここに来た時には霞んで見えなかったものが見えた……気がする

気がする…なら多分、見間違えたのだろう

見えたのは俺を含む家族全員の笑顔だったから

 




どうでしたか!主人公のテーマ曲はワンオクの存在証明です!
お気に入り曲の1つです、今思えば初めて聴いたのが存在証明でワンオクとの初の邂逅でしたかね
まあトータルイクリプスmadでしたが……ん?あれ、そう言えばトータルイクリプスもこのmadで初めて見たわ
不知火のカッコよさに感動したわー
三大萌えリンクスですがエイプーだけ決まってます
群青の空を越えてのopアララトという曲です
もちろんACmadです
エロゲなんて知りません
他のメイとリリウムの曲は決まってません
これが良くね?と来たら感想待ってます
それではー(^p^)
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