Infinite Stratos “NEXT” ー無限の進化のその先へー 作:人類種の天敵
本気になるのはもう少し後ぐらい……天敵って、スロースターターなんですよね〜……(ーー;)
「………なるほど、つまり模擬戦を申し込んだのがいち……織斑で、オーバーキルを行ったのがあのクソ眼が……クソガキという事だな」
「ええ、まあ(言うに事欠いてクソガキ……)」
俺は今アリーナの管制室で織斑先生と話をしている。内容はマツが一夏と篠ノ之をボコボコのフルボッコにした事だ
「お前たち企業連はタダでさえイレギュラーなんだ。あまり面倒を起こすなよ」
眉を顰めた織斑先生へごもっともと肩を竦ませる
「マツには俺から言っときます。他の連中は……まあ、そちらが何かして来なければ何もして来ないでしょう」
アンシールは暴言吐きまくるが、暴力はあまり振るわない。なんでも、言葉でボコる方が楽しいらしい
「ならいい。行け」
やれやれと眉間を抑えた織斑先生へ同情の視線を送って管制室を出る
「お兄さん!」
扉を閉めた途端エイが俺の胸へ飛び込んできたので頭を撫でてやる
「ずるいわね、エイ」
「……今日はリリウムがお兄様とベットにご一緒する日ので…」
「私は今朝生身での格闘戦(意味深)をしたので満足なのです」
「何を言ってるんだ?」
ぐぬぬ、と悔しがっているメイとお花畑にトリップ中のリリウムとミドリに声をかける。
その時だった…一夏を休ませてあるアリーナの保健室から小ちゃい女子生徒が駆けて行った
「あれは?」
「今朝教室に来た、二組の鳳鈴音様です。お兄様」
「あの子、泣いてなかった?」
メイの言葉でさっきの女の顔を思い出す
「泣いてた……か?」
残念ながら軽くしか見ていないので泣いたいたかどうかなんて分からない
「まあ、どうせ一夏が何かしたんだろうが…今日はもうあいつは動けないと思うから帰って機関の対抗策を考える。ウェンズデイ機関の赤いIS。あれはヤバイ相手だ、ノーマルはともかく、並のリンクスとネクストじゃ歯が立たない」
倒そうと突っ込んで逆にネクストを奪われて技術を盗まれるのがオチだ
「企業連及び全リンクスに通達しろ。➈のエンブレムが付いた赤いISとは交戦するな」
「分かりました、お兄様」
「その後にも出た大出力のプラズマを使う敵も?」
白いIS…確か面倒が嫌いな奴か…実力は分からないが、熾天使程では無いはずだ
「いや、赤いISだけで良い」
「了解よ」
「お、お兄さん、私は何をしたら良いですか?」
「エイとミドリはオーメルとインテリオルの腹黒……じょ、情報力を活かして女権団と機関に探りを入れてくれ。亡国に対する牽制も含めてな」
「はい!」
「分かったのです」
その後、することもないので部屋に戻ってお茶会の準備を始める。すると不死身ジジイこと王小龍が会場設営を始めて3秒で入室。暇してんなこいつ
「王大人、まだ生きてたか」
『ふん、貴様に心配されるほど死にかけでは無いぞ……それよりリリウムはどうだ?』
王大人、というかBFFの連中のリリウム愛には本当に笑わせられる、飛んだ親バカぶりだからだ
『まあ、その、なんだ?り、リリウムは学校で小娘共に虐められて無いか?食事はどうだ?クソ不味い飯が出ては無いか?日本の空気は良いのか?体調を崩したらすぐ本国に戻るように言うんだぞ、霞』
「分かった分かった」
ジジイのリリウム溺愛っぷりにプッと吹き出す。このジジイはいつからこんな性格になったのやら
「他には……ベルリオーズはいないのか?」
レイレナードの代表リンクス…兼有澤グレネード愛好会名誉会長であるベルリオーズがいないな
『ベルリオーズなら今は有澤のグレネード試験で出張中だ』
「……じゃあ今のレイレナード代表はアンジェって事か?」
凛とした声の持ち主、レイレナードの女騎士アンジェへ声をかける
『ああ、少しの間だけ』
「少しの間だけ……ね」
(やっぱりIS学園来んのかなぁぁぁぁ?)
聞いてみたいが恐ろしすぎて逆に聞けないという謎の矛盾が発生する
『……そうだ、クラス対抗戦はもうすぐだったな』
「……え?ああ、それがどうry」
『見に行くぞ』
「……は?」
『観に行くぞ♡』
ゾクッッッッッッ!!!!
アンジェの何時もと違う女言葉に鳥肌が立ったんじゃない。この人が、IS学園に見に来る。という事に鳥肌が立ったんだ
「なんでそんなに嬉しそうなんだ?」
『………』
何か言えよ……
『アンジェ、やはり貴女が行くのか?』
「ん、この声はウィンディーか」
アンジェと同じ女性リンクスにして女権団に恐れられているインテリオルユニオンの代表、ウィン・D・ファンション。というか多分企業の女は全員恐い
『生き残れよ、霞』
「は……?何それ、やっぱアンジェがIS学園に来るの?ねえ?」
『すまないな、今ちょっとロイから急用が入った。退出させてもらう。エイによろしく頼む』
「あ!逃げるな!おい!………マジかよ」
アンジェがIS学園に来るだと?死人が続出しないか?それ
『アンジェ、リリウムに何か起きれば承知せんぞ』
『ふ、BFFのお姫様はアレのお陰で実力No.2まで上り詰めたんだ。心配するな』
『分かってるではないか、はっはっは』
おいジジイ、孫自慢も良い加減にしろよ?リリウムが日本に来た時も、極寒の吹雪の中でISを撃ち落とす事に特化した部隊であるサイレント・アバランチを出動させやがって……あいつら見えないところや遠くから一方的に撃ちまくるのが仕事なのにわざわざ連れて行ってどうすんだ
「はぁ、もういいや。それより、リリウムから話は聞いてるだろ?」
『機関のISとは交戦禁止……かね』
低く重厚な声、GAの英雄ローディーか
「ああ、そうだ。もう一体の方はあまり脅威じゃないと捉えてもらって良いが、➈…ナインボールだけは絶対に戦うな」
『強いのか?』
「アンジェ、あんたまた廃工場でタイマンする気じゃないだろうな?」
アンジェには大戦時に織斑千冬を呼び出した前科があるからな
『ふ、今では出撃するたびにザンニが見張りについてる。やろうと思ってもやれないさ』
どうだか、この人本気でやろうものなら絶対にやるからな…
『それよりも、証。ネクストのデータは取れているのか?』
「ああ、幾らかな。ローディー」
『そうか、後はそうだな……メイの事は頼んだぞ、あの子はメノも気にかけているからな……頼んだぞ、首輪付き』
「了解、先生は聖女さんと子作りに励んでな」
『………』
あれ、なんか空気が……あれ?
『なんだ、知らなかったのか』
ん?ウィンディー?知らなかったってどういうことだ?てかあんた退出してねえじゃん
『メノはもう妊娠していて、今は産休だぞ』
「ファッ!!?」
『おい、ウィン・D』
『良いではないか、お前とメノの仲は既に知れ渡っている。今更隠してどうなるものよ』
『その年で子供が出来るとは誰1人思わなかったが』
いや、すげえな。ほんとほんと。メノさんお体お大事に
『そうだ、証。月光はどうだった?』
「ん、威力は問題なし。問題はやっぱエネルギーのバカ食いかな。ほんと上級者向けの鬼畜武器だ」
月光についてのレポートは提出しているのだが、アンジェはそういう物はあまり好まないらしく、現場…つまりテストパイロットに詳細を聞くのが常となってる
『そうか、楽しみだな』
「………もういいよ」
この人はやっぱ俺をビビらせるのが楽しいみたいだな
『どれ、これで話すことはもう無いな?』
「あと、マツが四組の簪って子のIS開発を倉持技研から引き継ぐってさ、今回のお茶会はそれで終わり、て事で」
ブツッとログアウトする。むにゅっと背中に柔らかい感触を感じる
「お兄様、紅茶は如何ですか?」
「喜んで頂くよ…て、エイは?」
「今日はリリウムがお兄様と同室の日ですので、メイのお部屋に行ってもらいました」
ズズ、と紅茶を飲みながらパソコンの電源を切る。リリウムは部屋に戻るつもりは無いのか、今日の寝間着を持ってきているようだ
「お兄様、ベットはご一緒してもよろしいですか?」
「まだ寝る時間じゃないけどなぁ」
苦笑しながらリリウムの髪を撫でる。プラチナブロンドの髪がサラサラと揺れる
「気持ちいいです、お兄様」
撫で撫でに定評のある俺の撫で撫でスキルの前にリリウムは気持ちよさそうに目を細める。やべ、こんなのジジイに見られたら即サイレント・アバランチ率いるメアリー・シェリーが来そうだわ
「ん、時間だしそろそろご飯行くか?」
「いえ、お兄様のためにリリウムが作ってきましたのでここで食べましょう」
ヒョイっとリリウムが晩御飯の準備を始めるので違う意味でまた苦笑させられる。実はエイたちの中でリリウムが1番独占欲があるんじゃないだろうか、と今ながらに気付かされたから
「明日、模擬戦するか」
「っ!はい、お兄様」
リリウムとはBFF製品で模擬戦をする約束をしていたので明日にでもやろうと思う。武装に同じくBFFを愛用してるシロも呼ぼうか、リリウムは多分顔に出さずとも不機嫌になるかもしれないけど
……リリウムの手料理を満喫した後は一緒に寝ようか、という事でベットで一緒に寝た
ジジイらBFFがカメラかなんか部屋に設置してたら多分俺は明日狙撃されるかな……
まあ、そんな事は無かったが、そっから数日後、クラス対抗戦1組対2組のクラス代表戦が始まった
はい、というわけでお茶会と見せかけてリリウム回。リリウムの声って好きやわ……ACのリメイクマジででらんかね?
あと久しぶりにローディー先生とやったらボコられた。ソブレロで遊んでてボコられた。最終的にAMSが逆流した。やっぱローディー先生は強いわ………