───私は『
この世界に生まれてから私は『親からの暴力』というモノで育てられた。
父親はお酒が好きなようで毎日飲んで酔っ払っていた。その度に4歳の私と母親は暴力を振るわれた。『目障りなんだよ』と。
母親も父親のように『私』に向かって泣きながら暴力を振るった。『あなたのせいで······』と。
私は4歳頃から暴力は当たり前のように受けていたので両親の言葉になんの疑いもなかった。これが私の両親の『愛情』だとそう思っていた。だっていつも暴力は振るわれているけど一緒に居てくれるから。
小学校、中学校。高校では一向に治らないどころか増えていく傷により私は皆から避けられていた。いじめられるコトも少なくなかったけどいじめとだとは私は思わなかった。いや、思えなかった。
独りぼっちは当たり前。外を眺めたり、本を読んだり、暴力を振るわれたり、泣いたり、痛かったり、辛かったり······そうして私は今までまで生きてきた。
私はいつから笑わなくなったのかな? そして、どうやって笑顔を作ることができるのかな?
この頃、全部信じられなくなってきたんだ。
───私は・・・生きて、いますか・・・?───
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
それは一瞬の出来事だった。
12月の雪がチラホラと振る寒い中、散歩をしていると体に重たい衝撃が走ったと思ったら、いつの間にか私は地面にうつ伏せで倒れていた。
遠くから聞こえるのは誰かの悲鳴。どうしたのかな?
体が重いや。寒くなってきた。眠くなってきた。こんな所で寝てしまうと風邪をひいちゃうかな?瞼が重くなる。疲れていたのかな?
少しだけ···少しだけ寝ちゃおうかな。ゆっくりと閉じる目に入るのは赤い色。それが何か気になったけど、次に目が覚めた時に見てみよう。起きたらまた学校だね。
ここで寝ちゃったら怒られちゃうけど少しだけなら良いよね······おやすみ、なさい。
─────○○県○○市の○○で、女子高生が車に跳ねられ死亡しました。この事件は────
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
───はじめまして。
声が聞こえる。
───君は死んだことを実感しているかい?
私が死んじゃった?
───そう! じゃあ本題に入るよ。
······。
───君は僕たち『神様』の手違いで死んでしまったんだ。
神···様······?
───うん。だから、君には2回目の人生を送ってもらおうと僕たちは考えたんだ。
······2回目?
───所謂『転生』っていうものだね。ただ君がいた世界ではない『異世界』への転生になるんだ。
違う世界······
───うん? 少しは興味を持ってくれたのかな?
分からない。
───ん〜。まあ僕たちも転生させるのは初めてだから良く分からないこともあるんだ。そうだね······特典とか欲しいかい? 『王の○宝』とか『約束○れた勝○の剣』とか。
······いりません。
───そうかい? 欲がないんだね君は。じゃあ始めるね。
その言葉を最後に真っ白だった私の視界が真っ黒に染まった。
そんなものいらない。そんなものより私は、私は───
───良い転生生活を♪
2015年9月9日、編集しました。