転換期を迎えたゲイムギョウ界の調査に赴いていた龍美達一行は現在ラゴウの置き土産の機械兵器のエアバスターと戦いを女神化しないで繰り広げており、神子龍は負傷者の手当てに当たっていたのである。
そのための治癒術は覚醒した時に理論を自分なりに覚えて修得済みである。
「これで大丈夫ですわ、ですが、安静にしてください」
「この人が別次元のグリーンハート様なのか、まるで別人だ」
「申し上げますと、わたくしは別次元のグリーンハートだった、今はただの次元女神ですわ」
「こっちもお願いしますぅ‼」
「此処は纏めて、白き天使よ、微笑みなさい‼ ナース‼」
神子龍は安全な場所でコンパ共に負傷者の手当てに当たっており修得している治癒術を用いながら癒していたら負傷兵から称えれていたのだが今は次元女神だと言いあしらった。
負傷兵の手当てを神子龍が行っている頃、
「ギュイ~ン‼ ドン‼ ぷしゅ~」
「虎牙破斬‼」
「天雷槍‼」
「聖なる意思を我に仇名す敵を討て‼ ディバインセイバー‼」
エアバスターは装備しているマシンガンなどを撃ってきたが、後はがら空きだったので、龍美達は縮地を用いて背後に回り込み、幼馴染みの意気の合った連携を叩きこんでいたら、いつの間にかエアバスターが弾切れを起してしまい接近戦に持ちこんできたのだ。
どうやら、あまりAIが機能していないようで、自ら不利な陣形に飛び込んでいったのだった。
「わたくしはこのまま指を咥えて見てるしか出来ないのですの」
「一人で勝手に終わった気にならないでほしいですわ‼ ユーリお兄様の言葉をお借りしますわ‼ 年下に劣っていても、最後まで自分の意志持ちなさい‼」
今の現状を目の当たりにし何も出来ないのかと悔いていたベールに神子龍はユーリの言葉を引用し、檄を飛ばしたのである。
その時、ベールの脳裏に映り絶望のどん底から引き揚げてくれる手を取った瞬間、
「あたしは諦めない‼ 何度だってあいつらに喰らいついてやる‼ だからカッコ悪くても前を向いて生きてみろ‼」
「そうですわね、わたくしも、腹を決めましたわ‼」
「お姉さまが黒い炎に包まれ出しましたわ‼」
「これでこそ、別次元のわたくしですわね‼」
黒いロングヘアーのボロボロの服に身を包み、左腕には包帯が巻かれた女性とベールが対面したのだった。。
そして、ついにベールは覚醒のきっかけができたことにより、腹を決めたのだった。
しばらくしてベールを黒い炎が包み込みだして、それを見たチカは腰を抜かしていたのである。
そしてついに、
「これでがあたしの新しい力なのか、ってなんで自分のことあたしって呼んでるんだ? それに傷も治ってる。龍美達の助太刀に行かないとな」
「さてと、わたくしは応急手当てを再開しないと」
ベールは覚醒することが出来たのだ。
180㎝まで身長が伸び、覚醒する前の四女神の中で一番の大きさを誇っていた胸も二回りも大きくなり、ネクストフォームの装備一式が全て使用不能になってしまったが、その代りに黒のインナーを着込んでその上から天界製の赤黒の軽鎧(アイアンガード)を装着し胸のふくらみを龍の女神達と同じく抑えてぺったんこにして、脳裏に映った女性と同じく左右対称の黒のマントが付いた露出を失くした白と緑のロングジャケットを着て、両足には左右非対称のレガースの付いたブーツを履いて、左腕だけ籠手(レザーアームズ)を装備して、エメラルドグリーンの髪をポニーテールに結っているのは一緒なのだが、一人称があたしに変わっていたのである。
目つきがつり目になっていたのだった。
覚醒したベールは得物の槍を強く握って龍美達の元に助太刀に向かい、神子龍は応急手当てを再開した。
「すまない、遅れた‼」
「さてと、そろったところで、決めちゃいますか‼」
「悪いが、ここはあたしに決めさしてくれないか?」
「いいよ、けど、ちゃんと決めろ」
「ギュイ~ン‼」
前線に復帰したベールは早速龍美達の隊に合流し、戦闘態勢に入って、ぶっつけ本番で秘奥義を叩き込むことにしたのである。
「飛ばして行くか‼」
「ぎぎぎぎ~‼」
ベールはオーバーリミッツLv3を発動してエアバスターに特攻していったのであった。
「キュい~ん‼」
「これまでのあたしと思うな‼ 旋風槍‼」
ベールはエアバスターの攻撃を容易くかわして、槍で薙ぎ払って、
「まだまだ‼ 月牙‼」
飛びあがって踏みつけて、
「雷神旋風槍‼」
雷と竜巻を発生させてエアバスターを閉じ込めて追撃し
「打ち上げる‼ 可憐に‼ 炎華風爆衝‼」
エアバスターを炎の檻に閉じ込めて爆発させて
「見様見真似‼ そりゃ‼ はあ‼ ていや‼ はぁぁぁぁ‼ 継牙・双針乱舞‼」
「ボカ~ン‼」
ベールは神子龍の記憶から自分が今できる秘奥義を選んだ結果、無数の光の槍を討ち込み、そのままの勢いで槍を作り出し二本にして、滅多斬りの乱舞を叩き込んで斬り抜ける際に十文字に斬り捨てる秘奥義でエアバスターを倒したのであった。