自分と向き合うことを決めたベールは潔く守護女神の地位を降りて、自由女神として超神ゲイムギョウ界に先に引っ越してきたのである。
荷物は後日来ることになっているのだった。
「今日からあなた達とは姉妹になるからな、ボクのことは隙に呼んでくれて構わない」
「それじゃあ、お言葉に甘えて、お姉ちゃん‼」
「楽しそうね、恋龍は」
「なんだ、お母さんか、今日は何の用?」
「え、お母様~(゜.゜)‼ どう見ても、わたくし達と変わりませんですわ(゚Д゚)ノ‼」
どうやら先に天界の役所で戸籍を作っていたようで、ベール改め神楽堂
恋龍に姉妹になった以上は遠慮はいらないと言われたので朱龍は妹が欲しかったのと、甘えたい姉も欲しかったようで、恋龍のことをお姉ちゃんと呼ぶことにしたのだった。
ちょうどそこに、今日から母になる大地の女神ガイアでもある蓮がエプロン姿で超神次元のゲイムギョウ界のリーンボックス教会に顔を出したのである。
黙っていれば恋龍の姉にしか見えないのことに驚きを隠せない朱龍と誠龍は呆然と立ち尽くしていたのであった。
「誠龍、その体では、これから先、憑いて行けないと困るから、これを渡しておくわ、それで女神になるかは誠龍、あなた次第」
「何を言っているのですの、腹は決めましたわ‼」
蓮はエプロンのポケットから徐にエメラルドのような水晶が嵌められているインテリジェントデバイスこと女神デバイスを誠龍に渡したのである。
どうやら誠龍が生まれ持ち体が弱いことを見抜いていたようで女神デバイスで体を治すことにしたのだが、流石に本人の意志を確認してからにしたようで、女神デバイスを渡して、女神になるかは自分で決めろと言ったのである。
もちろん誠龍の答えは、姉妹同様に女神になることを宣言し、女神デバイスを強く握りしめたのである。
「これがわたくしの女神の姿のですの‼ 以前のおねえさまの様ですわ‼」
「今、誠龍が着ているのはバリアジャケットって呼ばれている物、それはインテリジェントデバイスのマスターの意志と魔力で精製される」
晴れて龍美達の仲間入りを果たした誠龍の女神の姿は、チカとお揃いの白いロングジャケットに、黒いインナーウェアーを着込み、大きくなったいる胸のふくらみを抑える白銀の塗装に緑のXが刻まれている軽鎧(シルバーガード)を装備して、両脚はレガースが付いたロングブーツである。
こうしてまた新たな仲間を迎えた次元武偵の戦いは始まったばかりであるのだから。