御子神家で思春期真っ盛りの中学生男子なら傍から見ていて羨ましいことにハーレム状態に陥っている和真であった。
「どうしたの? 顔赤いよ‼」
「まさか、自分以外女の子しかいないから恥ずかしいだよ」
「おまえらが連れてきたんだろう」
「あ、そうだった、ごめん」
礼龍と志澄琥が和真が顔を赤くしていたことに気が付いて、龍琥と姫奈太がハーレムを形成していることを説明し、和真が龍音達に連行されたことを咎めていたのであった。
ところ変わって、地球に飛んできたブランはと言うと、
「此処はどこなのかしら、どうしよう、迷子になっちまったみたいだな・・・」
勢いよく人気のない場所で女神化を解き、元の姿に戻り、街で妹達を探し回ったのだが自分が逆に迷子になっていたのであった。
その上、幼い容姿なので仕方なく近くのベンチで座って休むことにしたのであった。
一方その頃
「マスター、ラタトスクから連絡が入りました、ブランがこっちの世界に来ているようです」
「わかった、和真、ちょっと出かけてくるから、後でボクの家で待っててね‼」
「今度は龍音の家かよ‼」
「次はボクの家に来てね♡(^_-)‼」
「なんでオレが天龍の家に行かないと行けないんだ。 それより龍音、何か隠してたな、追いかけてみるか」
龍音達のインテリジェントデバイスにラタトスクから次元を超えてこの世界にブランの反応が出たようで、龍音は和真に鳴流家で待つように言い、御子神家を後にしたのであった。
和真は突っ込んだ後、龍音達に気づかれないように尾行することにしたのであった。
「そこの精霊、我々について来い‼ もし断るなら、此方も打って出る‼」
「げっ‼ なんだよ、わたしのことを精霊だと‼ 言わせておけば‼ ちょうど暴れたかった所だったんでな‼ ネクストフォーム装着完了‼」
「アハハハ‼ なんだその不細工な霊装は、いいだろう、そっちがその気ならこちらも行かせてもらう‼」
ベンチで座って読書をしながら休んでいたら、ASTに精霊とみなされて一緒に来るように言われて、ストレスが溜まっていたのだろうか、ASTに啖呵を切って、ネクストフォームになったのは良かったのだが、ASTにもその武装のことを笑われてしまったのであった。
結局ブランはASTと一戦交えることになったしまったのであった。
「どうしよう(゚Д゚)ノ‼ ブランさん、ASTに喧嘩売っちゃったよ‼」
「お姉ちゃん、わたし達を連れ戻そうとしてるんじゃ」
「取り敢えず、付近の避難は完了しているようだけど」
ASTにブランが喧嘩を売ってしまっている現場に遭遇してしまった龍音達一行は付近の安全を確保したようで、そのまま見張ることにしたのだが、
「あれ、龍音達こっちに来たはずなんだがな」
「逃げろ‼」
「これで終わりだ‼」
「え?」
「危ない‼ セットアップ‼」
龍音達一行の後を着けていた和真が誤ってブランとASTの喧嘩の真っ只中にいたようで、ASTの隊員の人が和真に逃げろと言ったが一足遅かったのである。
そうブランが斧をASTと間違えて和真に振り落とそうとしていたのだ。
龍音は正体がばれることを覚悟に決めて、和真を助けるために女神化して、
「ガキン‼」
「オレ、助かったのか?」
「貴様死にたいのか‼ さっさと逃げろ‼」
「え、まさか龍音なのか、それにしてもなんで紫色になってんだ?」
「話は後にしろ‼ この場から逃げろ‼」
ブランの斧が和真に当たる瞬間に抜刀して受け止めて逃げるように指示を出したのだが、和真は目の前にいる人物が龍音本人だと気が付いて、腰を抜かしてしまったのであった。