転換期を迎えたゲイムギョウ界で予想はしていたとはいえ、ゲイムギョウ界の住民の今の女神に飽きたことで猛争魔物が繁殖し、今龍姫達一行がいる教会の前には女神交代と書かれた幟と横断幕を掲げた集団が陣取っていたのであった。
それを教会職員が抑え込んでいたのだがそろそろ限界が来ていたので、先ほど拡声器を受け取ったユーリ達が教会から出てきたのだ。
「今すぐ、女神、交代しろ‼」
集団「そうだ、そうだ‼」
「どうする、このままでは今にも教会を襲う勢いだ‼」
「ここは待つしかないよ、あの集団が教会を襲わないとこちらは手が出せないから」
「ったくしょうがねえな。この世界の人間がしっかりしなきゃ、誰がこの世界を犯罪組織から守るってんだよ‼」
「・・・・」
「スゴイ、あの集団を口で言い負かすとは」
やはり物凄い勢いで今にも教会を襲わんと言わんばかりだったのであった。
これには時空管理局員でも手の施しようがなかった、その時、颯爽と拡声器の使用方法を龍美から教えてもらったユーリが拡声器のスイッチを入れて、暴動を起こしている一般市民の向かって怒鳴ったのである。
するとあれだけ騒いでいた一般市民が一斉に黙り込んだのである。
しばらくして
「どこの馬の骨とわからない野郎に言われたくない‼」
「そうかよ、アホくさ。 この世の終わりまでやってろ‼ それで自分を見失うようじゃ世話ねえぇぜ‼」
「何だと、もう一回言ってみろ‼」
「ったくどいつもこいつも‼ よってたかって女神に背負い込ませやがって‼ ゲイムギョウ界のことを知らねえオレが言っても説得力ねえけど、人間が最後はやるんだよ‼」
「言わせておけば‼」
暴動を起こしていた集団は図星を指されたことに腹を立ててしまいユーリに言い返したのだが、結局またユーリに正論を解かれたのである。
「そういう、おまえたちはどうなのだ‼ そうやって、女神に押し付けて、今になってこのようなことを起こして何の意味があるのだというのだ‼」
「・・・・」
「確かにどこの世界も、このゲイムギョウ界もいろんな人いてそして勝手に女神をなんでもできるって信じてるそれじゃあ何も変わらない、だから人は助け合って生きていかなきゃ意味がないんだよ‼」
「龍姫ちゃんの言う通り、無理に偉大な頭を戴けなくてもやりりょうはあるんじゃないの?」
「え‼ 龍姫‼ そんな生きてるんなって」
「これからはてめぇら足で歩けと三女神は言った。歩き方ぐらいわかんだろ? それこそガキじゃねぇんだ」
「・・・・」
「これでなんとか、なったけど、これは時間の問題だな」
やはりリーゼ・マクシアの覇王であるアーストの鶴の一声であれ程騒いでいたゲイムギョウ界の住民が静まり返り、龍姫が正論を解いた所を顔なじみの時空管理局員のメンバーは己の視覚を疑ったのは言うまでもない。
止めと言わんばかりにユーリに諭された暴動を起こしていた一般市民は意気消沈しながら、教会から撤退したのであった。