天界の技術開発部門から何かが宿ったかのようにミッドチルダに主を探しに飛んできたあのアルテマウェポンの残骸からできた桜色の刃渡り二尺三寸の五芒星型の鍔で絵が白色の柄のレイジングハートを元に打たれた打刀はなのはの死体の右腕に握られて、落ちていたレイジングハートと共鳴し出したのである。
命を落としてしまったなのはは
「ここ、どこ? あっそか、わたし、フェイトちゃん庇って、死んじゃったんだ、空龍君に返事を出していないことが心残りだね、大丈夫、ヴィヴィオにはフェイトちゃん達が付いてるんだから、頑張って、みんな、わたしは先に逝って、休んでるからね」
「一人で終わった気になるのは早いよ、なのは」
「その声は、空龍君‼ どうして‼ だって、わたしは」
「戻って来い‼ なのはは此処で終わる奴だったか? そうじゃないだろ、いつもなのはは全力全壊だっただろ」
死の淵を彷徨いながら現実での自身の死を受け入れて輪廻に落ちようとしていたところに幼馴染みである空龍の声が聞こえてきたのである。
そう空龍も現場に龍神の出で立ちで駆けつけてなのはの亡骸の側にしゃがみ込んでいたのだから。
その間、アルテマバスターは龍姫達が引き受けているのである。
「今のなのはの体は心臓と左腕の損失があるけど、女神デバイスとレイジングハートとを合体させればなのはは転生することが出来る、けど、人間としては死ぬことになる、そう、妹達と同じ、龍女神として不老長寿の道を歩むしかない、決めるのは、なのはだ‼」
「もう、答えなら決まってるよ、わたし、やり残したことがいっぱいあるんだから‼ だから、わたし龍女神になる」
「もう後戻りはできない、それでもいいのか?」
空龍はなのはに問いかけた、このまま天界の転生に選ばれるのを待つか、それとも人間としての時間を捨て、龍美達一行と同じく不老長寿の道を歩みかであると、
もうなのはは決めていたのだから、やり残したことをそのままにするほど落ちぶれていないなのはは一度しか会っていないそして当の本人もなのはに向かって言ったことのないあの言葉がなのはの脳裏に過ったのだから、
「選ぶんじゃないよ、もう選んだんだよ」
「聞くだけ、野暮だったな、わかったよ、それじゃあ」
「空龍パパがなのはママにキスしてる(;゚Д゚)<‼」
「お兄ちゃん、子供の前でするのはやめろ‼」
「何、なのはの遺体が光り出した、、まさか‼」
これは自らの決意表明を宣言するために放った言葉を何の脈拍もなくなのはは空龍に言い放ったのだ。
そして、なのはの亡骸の唇に空龍はキスをしたのだ、そしてなのはの亡骸が光を放ったのであった。