アルテマバスターの攻撃で重傷を負ったなのはを空龍が美龍飛からもらった電動車椅子に乗せて、天界のゲート前に転移したのである。
「空龍君、此処が天界? 昔の怪我して、ここに来たこと思いだしちゃった、来たって言っても意識だけだど、空龍君につらい思いさせちゃった、その所為で空龍君、刀を封印して、時空管理局に辞表叩きつけて、わたしの看病することに」
「なにいってるんだ、俺はなのはがいればそれでいいだ、それにあの時、ここのこと話したかったけど、あの時の時空管理局はおかしかったから、言えなくてごめん、だからもう遠慮するな、おまえは一人じゃないんだから」
「そうだよね、あの空龍君、ちょっとお腹空いたな、天界の食べ物ってわたしでも食べれるの?」
「もちろん、地球にあるものと大差ないぞ、ユーリ達だって食ってたからな」
「そうなんだ、取り敢えず、軽いものでお願いできる?」
なのはを乗せている電動車椅子を空龍が病院までの道を歩きながら昔のことを話し合っていたのである。
あれから時間が経っていたらしくなのはが空龍に小腹が空いたと訴えたので、病院の道筋にあったコンビニで空龍が小さな蒸しパンを購入して、
「はい」
「美味しい、ごめんね、わたしが両腕が動かせないばかりに」
「謝りすぎだ、さてと、行きますか」
「うん」
半分こにしてなのはが口を開けて放り込んで食べさせたのだが、なのはがいつもの癖で空龍に申し訳なさそうに謝ってしまったので空龍が注意し、病院へと向かったのであった。
「此処が天界の病院なんだ」
「不安か?」
「嘘じゃあないって言ったら嘘になるかな、怖いのあの時も二度と歩くことさえ出来ないって言われたから」
「歩くところが泳げるようになるわよ‼ これでなのはちゃんのカナヅチが治るわね‼」
「母さん、今日は母さんが執刀するのか」
二人は子供の頃の話をしながら道を進んでいたら、光龍も入院したことのある病院前に到着したのだが、なのはが昔のつらい記憶の光景を思いだしてしまって空龍の胸に頭を埋めて両目から大粒の涙を流していた所に獅子神兄妹の母で今日は外科の執刀医をする明が白衣を着て出迎えて、なのはを勇きつけたのである。
「お願いします、わたし、もう一度、空を飛びたい、飛びたいんです‼ 一度でいいんです、それで二度と飛べなくなっても悔いはありません‼」
「なのは、そんなにしゃべったら、折角、みんなが応急手当てしてくれたところが開くぞ」
「大丈夫、あなたは龍女神、そう龍神なのよ、さてと、早速、手術に入るから、手術の用意を、空龍は手術室の前で待っててね」
「ああ、もちろん」
なのはは明にもう一度いや一度だけでいいフェイトが待っている空に戻りたいと懇願したのである。
それを聞いた明は早速、なのはの手術に取り掛かるためになのはを乗せた電動車椅子を押して手術室に向かったのであった。