神殺の会長の最期
天界の病院でフェイトが左腕の再生治療のための手術を受けている頃、ブランがパーティーメンバーに合流したことで、神殺に再び乗り込むことにした凛々の明星とラタトスク組であった。
「フェイトさんが、ありがとう」
「フェイトがどうかしたのか?」
「はい、フェイトさん、龍女神に覚醒したんですけど、覚醒する前に負った傷で今天界の病院で手術を受けているんですけど、命には別状はないって」
「よかった、フェイトさん、ボクたちの憧れの人だもんね」
もちろんラタトスクの龍姫達の所にもフェイトの手術の報告が入ったのであった。
幸い命には別状はないというのでほっとした後、神殺に乗り込むパーティーメンバーを決めるのであった。
「五人でいいだろう、取り敢えず、オレと」
「アタシが行く‼」
「わたしも・・・」
「ボクも行くよ‼」
一番最初に名乗り出たのはやはりユーリで、その次に、礼龍ではなく、志澄琥が名乗り出て、次に龍琥ではなく、姫奈太が恐る恐る手を挙げたので、手先が器用なカロルも名乗り出たのであった。
あと残りひと枠には、
「わたしが行くぜ‼ これはわたしなりのケジメだからな‼」
「けど、無理しないでね‼」
「無事にみなさん、生きて帰って来て下さいね」
「それじゃあ、出発‼」
踏ん切りをつけたブランが名乗り出たことで、神殺に乗り込むパーティーメンバーが決定したことになり、神殺に乗り込むパーティーメンバーはラタトスクの転送装置で神殺の本社に向かったのであった。
「此処が反女神組織の活動拠点の場所か」
「どうやら、ここまでは見張りがいないと言うより、此処で働いてる奴らは平和ボケしてんな、普通カードキー渡すか、まぁ、そのおかげで社長室まで来れたから言いけどな」
「開いてるみたいだよ‼」
「待て、なんか、様子が変だ」
神殺に潜入したブラン達に見知らぬ社員から全階層にエレベーターで行けるカードキーをくれたので、それを使って社長室前に到着したのであった。
ユーリは何か感づいたようでメンバー全員を制止して自分から部屋に入ることにしたのである。
そして、社長室でユーリ達が見たものはと言うのは、
「まさか、あいつが神殺の会長のラゴウって野郎なんだよな」
「ああ、まさか、死んでるとはな」
「見て、刺さってる刀、あれって」
「間違いない、ノワールいや、桜龍がネクストフォームで使っていた刀じゃねえかよ(゚Д゚)ノ<‼」
「桜龍がやったわけじゃねえよ」
神殺の刺繍が施されていた横断幕のちょうど真ん中を真っ二つになるようにラゴウが刀で串刺しにされて死んでいたのである。
その刀を見たブランはアフィモジャスとの時に桜龍がノワールと名乗っていた頃に浸かっていた鉄色の刀だと言ったのだが、その刀を見たユーリは桜龍がやったと言うのは早いと言ったのであった。
「そこに隠れてないで、出て来たら」
「ほう、あの子供女神が見ないうちに大きくなったものだな」
「悪いけど、オレ達がここに来るまでに何があったか聞かせてもらおうか」
「簡単だ、ブラックハートがラゴウを殺す現場をこの目で見た、悪いがこれで失礼させてもらうよ」
「待て‼」
物陰にあのユーリに〆タルギアを破壊された女性が隠れていたことに気づいた志澄琥は出てくるように言ったら、すんなりと出てきて、ネクストフォームのノワールがラゴウを殺したと言って、外に続くドアから逃走したので後を追ったのであった。