ネクストフォームのノワールが桜龍を殺そうと刃渡り二尺六寸の白銀の刀身の日本刀を逆手に持って舞い降りてきたのを見た陽龍は無我夢中で桜龍を突き飛ばして、代わりに餌食になってしまい、息絶えてしまったのである。
「何が封印だよ‼ そんなの関係ない‼ 陽龍が居なくなってしまう、陽龍はもうしゃべらない・・・もう・・・笑わない・・・泣かない・・・怒らない・・・わたし達はどうしたらいい? この痛みはどうしたらいいの?」
「何を言っているのかしら? あなたに感情があるというのかしら?」
「当たり前だよ‼ わたしがなんだと言うんだよ‼」
「アハハハは(^O^)‼ 悲しむふりはやめなさい、怒りにふるえる演技もいらないわ、なぜならな、桜龍、あなたは・・・」
桜龍は陽龍の亡骸を抱えながら感情を爆発させて、自分の昔の姿のネクストフォームのノワールに向かって怒りをあらわにしたのだが、あなたに感情があったのかと言いだして、ネクストフォームのノワールに否定されてしまったのであった。
その時だった、
「何、陽龍のデバイスが光ってる‼」
「何があった? ‼」
「そんなことって、いやぁぁっぁ‼」
「う、みん・・な・・・泣いてるの? 許さない、わたしの大切な人を泣かしたあなたを許さない‼」
「へぇ、まぁいいわ、封印は解かれたから良しとしするわ、それじゃあねえ」
「待ちやがれ‼ なんだ‼」
陽龍のインテリジェントデバイスのコアに桜龍の涙で揺れた瞬間、光が陽龍の亡骸を包み出し、太陽の模様が現れた所に騒ぎを聞きつけたユーリ達が到着したのであった。
そして、ネクストフォームのノワールに正宗で貫かれて死んだはずの陽龍が竜騎士の兜を被り、龍女神化し、先ほどの太陽の模様がフレンと同じ形水色ののマントに描かれたで戦国武将の出で立ち地獄から戻ってきたのであった。
サウデ不落宮が浮上したと言い、思念体のネクストフォームのノワールは円盤を落として逃げて行ってしまったのであった。
円盤から出現した蜘蛛の体に龍の頭と言う魔物「マテリアキーパー」と戦うことになってしまったのであった。
幸いにも今の時間は勇龍と龍菜が準レギュラーをしているラジオ番組が終わった所だったので、近隣住民には被害は出そうになかったのであった。
「桜龍‼ 下がって‼」
「けど‼」
「迎えに来たのは良かったけど、まさか、こんな魔物まで転換期の影響で産まれるのかよ‼ 幻狼斬‼」
「直龍が、わたしにくれたこの神機の得物にしやる‼」
「取り敢えず、倒すことに専念して‼」
テルカ・リュミレースですら存在しない蜘蛛と緑龍の頭を合体した魔物だったが幾千の戦いを潜り抜けて来た集団である以上はここで倒れるわけには逝かなかったのだから。