サウデ不落宮に潜入することに成功した一行は途中の広間で壁の魔物、デモンストレーションと遭遇したが難なく倒して、猛争オーラの思念体のネクストフォームのノワールがいるであろう最深部に向かって歩みを進めていたのであった。
選抜隊は魔物を倒しながら道なりに進んでいったのであった。
「なんだ、おまえたちは」
「その様子だと、タダで通してくれそうにないぜ」
「もちろん、タダで通すわけには行かない、掛れ‼」
「こうなるんだ、結局」
案の定最深部に続く通路で神殺の精鋭部隊の神戦組の小隊が待ち構えて、戦闘が回避不可能になったので、仕方なく、一斉に戦闘態勢に入り、手早く気絶させて、死者も出さないで戦闘を終了したのであった。
「やっと追い着きましたよ‼ それと、ネプ子も帰って来なさい‼ それとアンタ達の役目は此処で終わりよ」
「悪いが、その案件は受理できねえな、行こうぜ‼」
「ごめんなさい、アイ、わたしには守護女神の素質はないことに気が付いたの、わたしには、誰かのお手伝いをするのが合ってるから、では」
「ブラン様‼ アンタがこの世界に来てから、女神達がみんな、ダメになったじゃない‼ アンタの所為でゲイムギョウ界はお終いよ‼」
「くだらねぇ。そんな話なら、コンパとでもすりゃいいだろう。オレ達はアンタの愚痴に付き合ってる暇はないんだよ‼」
「なんですって‼」
「もう‼ アイちゃん‼」
そこにこの次元のレイヴンから諜報部員の素質がないと評価されたアイエフと幼馴染みの看護師のコンパが駆けつけて来たのだが、合流するなり、龍美達一行に帰れと身の程を弁えず言い出したので、陽龍達はアイエフを咎めたのであった。
アイエフはユーリに喝を入れられたことで四女神が変わってしまったことに今だにユーリ個人に激怒していたのである。
今のアイエフの物言いを下らないとバッサリと斬り捨てたユーリはコンパとでもしていろと言ったのである。
アイエフは怒りのボルテージが限界を超えてしまったので得物のジャマダハルを実体化させて今にもユーリを殺す勢いだったので、すかさずコンパが止めたのであった。
今更アイエフを帰還させるにはもう遅いと判断して、最深部に入ったのであった。
最深部の広間に続く通路でもアイエフはユーリに嫌悪感をさらけ出していたのは言うまでもない。
「ねぷねぷ‼」
「コンパ、わたしの今の名前は、鳴流神、陽龍ですよ、この前、再会した際に教えましたよね?」
「まるで、別人ですぅ‼」
「あ、ゴメンナサイ、コンパ、言ってくれればこの口調で喋るよ」
「やれやれ」
コンパは恐る恐る陽龍の昔の愛称で呼んだのだが、元の人格が戻った陽龍は自分は陽龍だと否定したので、コンパが泣きそうになってしまったので、それを見た陽龍は慌てて、昔の口調に戻してしゃべったのである。
その場にいたほかのメンバー全員はコンパに呆れてしまったのであった。