転換期を迎えたゲイムギョウ界の海域に突如浮上した古代の産物でテルカ・リュミレースの文明「サウデ不落宮」に待ち構えている自らをこの次元の天下統一を宣言した猛争オーラの思念体のネクストフォームのノワールを討つべく次元武偵の一行は後からついて来たアイエフとコンパ共に最深部に向かって通路を歩いていたのであった。
そして、サウデ不落宮の最深部の扉を開けて、中に入ったのである。
「これは、幻想‼」
「ノワール‼ 出てきなさい‼ わたし達には通用しませんよ‼」
「へぇ~、呆れたわ、あの時、確かに心臓を貫いたあげたはずなのに、死なないんてね。驚いたわ。流石、人間から女神になったことはあるわね」
「危うくご期待に添える所でしたけど」
「オレ達にこんなモン見せても意味ないぜ‼」
なんとアイエフとコンパが消えて、次元武偵の一行だけ火災現場の幻想に巻き込まれたのであった。
そこはラステイションの街の研究所で火災が起きている現場だったのであった。
陽龍はあの口調に戻り、思念体と言うノワールに出てくるように言ったら、今回はクリアドレス姿の状態で姿を現して、陽龍が蘇ったことを皮肉ったのであった。
陽龍は褒め言葉と受け取ったのである。
ユーリに至っては無駄だと言って、斬り捨てたのであった。
「何が言いたい‼ わたしは知らない‼ こんなところ‼」
「さて、どうかしら? あなたはお人形なのよ。心なんか持ってない、痛みなど感じない、そんなあなたの記憶にどれほどの意味があるのかしら? わたしが見せてあげたのは真実の過去よ。幻想を作ったのは、あなたよ」
「何故、こんなことをするの?」
「アハハハ‼ あなたには本当の自分を思いだして欲しいのよ。そして、いつかそうしたようにもう一度、プラネテューヌの女神を殺したように、それにしても失敗作だと思っていたあなたが一番役に立つとは、プレシアとジェイルが知ったら、悔しがるわね」
「プレシアとジェイル⁉ わたしと何の関係がある?」
クリアドレス姿のノワールは他のメンバーには目も暮れず桜龍にだけこの幻想について語り出し、桜龍のことを人形扱いした後、今度はプレシアとジェイルの研究の失敗作呼ばわりしたのであった。
桜龍は自分と何の関係があるのかと問いだしたのである。
「あなたは、そう、五年前、偶然この次元にやってきたジェイルの手で創り出されたのよ。女神細胞の特性を生かして、シェアなしでも死ねないように創り出された、アリシア・ブラックハート・インコンプリート。ナンバリングなし。それがあなたの真実よ‼ 敢て、名前がないと怪しまれるから、シェアが必要なのは魔力が自分で補う術がないからよ」
思念体のノワールは桜龍は五年前にジェイルが創り出したもう一人のノワールだと言うのであった。
「」