サウデ不落宮の最深部でノワールに失敗作呼ばわれされてしまった桜龍は幻想の中で歯止めが効かなくなったのか急に頭を抱えて蹲ってしまい、医者のジュードと龍美が側に駆け寄ってしばらくして桜龍はもう大丈夫と言ったのであった。
一方その頃、
「此処が本来ならテルカ・リュミレースである、ゲイムギョウ界のサウデ不落宮の最深部なのか」
「あの水晶が聖核と呼ばれていた物」
「そして、此処は満月の子、すなわち、女神が空から来た災厄を防いでいたと言う凛々の明星とのアクセスが出来る場所か」
「アレクセイの奴はわたし達に内緒でこんな場所を見つけていたのだな」
「だが、あの騎士は頭のネジが一本抜けていたから、二流だったわけか」
神殺一行とジェイル達が次元武偵達がノワールに幻想を見せられている間にサウデ不落宮の最深部に到着したのであった。
上にはテルカ・リュミレースで聖核即ち始祖の隷長が長い年月を経て創り上げた、いうなれば始祖の隷長が命を犠牲にして創り上げたものである。
「もう‼ どこ行ったのよ‼」
「アイちゃん‼」
「来たか、無能元プラネテューヌ諜報部員達‼」
「誰が無能よ‼」
ノワールの幻想に連れ行かれた龍姫達と逸れたアイエフとコンパはジェイル達がいるにも関わらず大声でやってきたので、プレシアに無能と呼ばれたのであった。
その時だった、突然辺りが光に包まれて、しばらくして収まり、
「やっぱり来たか、ユーリ・ローウェル、そして、満月の子、女神ども‼」
「覚えてくれて光栄だね、神殺の新社長さんよ‼」
「そうだ、おまえと出会ってからと言うもの、わたしを苛立たせてくれるな」
「お縄について欲しいものだな」
思念体のクリアドレス姿のノワールに幻想の世界に連れ行かれていた龍姫達が元の世界に戻ってきて、サウデ不落宮の最深部で神殺の幹部とジェイル達と遭遇してしまったのであった。
場所は打って変わってラタトスクの戦艦「フラクシナス」で待機していたメンバー各自で好きに寛いでいたのであった。
「パティ、それって」
「うむ、麗しの星と馨し珊瑚が合わさって産まれた大海賊の証なのじゃ‼」
一応次元武偵の資格を手に入れた海精の牙の首領のパティ・フルールは以前テルカ・リュミレースのサウデ不落宮の最深部で麗しの星と馨し珊瑚が合体し生まれた代物、大海賊の証とパティは呼んでいる宝石を端見放さずに持ち歩いていたのであった。
「パティ‼ 大海賊の証が光ってるよ‼」
「何? 吸い込まれる(゚Д゚)ノ‼」
「戦龍姐‼ 待ってほしいのじゃ‼」
「まさか、二人はサウデ不落宮の最深部に飛ばされたの‼」
いきなりパティが持っていた大海賊の証が光り出し、突如、空間が歪みパティが吸い込まれそうになった所を近くにいた戦龍がパティの手を掴んだのだが、吸い込む力が勝って二人とも吸い込まれてしまったのであった。