突如、ラタトスクの戦艦「フラクシナス」で待機していた戦龍とパティはパティが持っていた大海賊の証が光り出して、空間が歪んで、二人とも吸い込まれてしまったのであった。
二人が飛ばされた先は、
「パティ‼」
「それと、戦龍‼」
「みなさん‼」
「なんで、お前らがここに居るのじゃ‼」
「それはこっちのセリフよ‼」
なんとサウデ不落宮の最深部だった上にそこには重要人物が揃いも揃って集合していたのであった。
飛ばされて来た二人は身構えたのであった。
「パティ、ごめんなさい」
「ふへ? なんでじゃ、桜龍姐」
「桜龍‼ わたし達の声が聞こえないんですか?」
「さぁ、わたしにその大海賊の証、いや、究極の女神メモリーを」
「やめろ‼」
なんと桜龍はパティの耳元で歌を歌ってパティを眠らせてしまいパティが持っていた大海賊の証を手に持ってしばらく立ちすくんでいたのであった。
陽龍と直龍は桜龍に声を掛けたがまるで返事がなかったのである。
ユーリは桜龍がまた思念体のクリアドレス姿のノワールに操らていると確信し、また依然と同じく手刀を叩きこもうとしたが、桜龍が突然、
「あ、待ってください‼」
「‼」
「みんな、今までありがとう。それに・・・ごめんなさい。ごめんなさい・・・すいません、特に陽龍さん、直龍さん、そして、ユーリさん、あとでフレンさんにも、本当にごめんなさい、いろいろ良くしてくれたのに、なんて言ったらいいのか、わたし、ブラックハートにはなりきりませんでした‼ 陽龍さん、直龍さん、いつか本当のノワールに会えるといいですね」
「あはっは‼ 素晴らしい‼」
誰かに待ってほしいと言い、そして畏まったと思ったら、龍姫達に向かっていきなり謝罪をし始めて、自分はこの次元のノワールではないと言いだしたのである。
この発言を聞いた直龍はその場で崩れ落ち終い、陽龍は顔を背けたのである。
そして、桜龍はその場で大海賊の証を持ったまま龍女神化したと同時に今いる場所の床が浮上しいて行ったのである。
「何‼ 床が動いてるの‼」
「直龍ちゃん‼ しっかりして‼」
「そんな、そんな‼ 嘘だ‼ 嘘だと言ってくれ‼ 桜龍お姉ちゃん‼」
「おい、戻って来い‼ そのまま、道具として死ぬつもりか‼」
「自分をしっかり持つんだ‼」
初めてサウデ不落宮の最深部の床が浮上することを知ったアイエフとコンパはその場で蹲り、桜龍を説得するべく龍姫達は桜龍に声を掛けたのであった。
だが、龍姫達の声が届くことなく、頂上に到着してしまったのであった。
そこには巨大な半透明な聖核、ゲイムギョウ界の言葉で言えば、シェアクリスタルとでもいえばわかるであろう水晶の中に人影がそこにはあったのであった。
「アリシアぁぁぁぁ‼」
「あれがフェイトの姉の、だが、子供じゃないか‼」
「ミラ、龍姫達から聞いた話だと、亡くなったは五歳の時だって」
「やめろ‼ 桜龍‼ 目を覚ませ‼」
「みんな、さような・・・ら」
そう十二年前まだ龍翔達が小学四年の時にまだ見習いの時空管理局員の時に次元震に巻き込まれたアリシアの遺体が中に入っていたのである。
ミラはアリシアの姿を見て、フェイトの姉と聞かされていたので、驚いてしまったのであった。
ジュードが龍姫達に聞いていたことをミラに話して、ユーリが止めようとしたが、桜龍は持っていた大海賊の証をアリシアの体に埋め込んでしまったのであった。