桜龍がパティが持っていた大海賊の証を奪って聖核に埋め込まれていたアリシアの遺体に埋め込んでしまって崩壊した聖核の破片から逃げ伸びたのも束の間、暴走したアイエフによってギョウカイ墓場に落下してしまったユーリは間一髪龍美と龍姫に助けてもらい現在ラタトスクの戦艦「フラクシナス」の医療機関で入院を余儀なくされてしまったのであった。
幸いに以前、龍姫が地球に帰還したい際に神社で購入していたお守りに入っていた五円玉のおかげで持ち前の悪運で急所が反れていたので、全治一週間と言い渡されたのであった。
場所は変わって、パーティーメンバーと逸れてしまった直龍は
「此処は、牢屋」
「気が付いたようだな、黒の妹」
「おまえは‼」
「済まないが、君の得物はこちらが預かっている、明日、君は公開処刑されるからいらないか」
「処刑‼」
「それまで、精々、足掻くといいだろう」
どうやら、気を失ってしまったらしく、地下牢に投獄されてしまっていたのだが、手錠などはされてはいないが、肝心の神機が奪われてしまったのであった。
そこにジェイルの部下であろうナンバーズの少年のような出で立ちの人物がやって来て明日には直龍の公開処刑を行うと告げて立ち去ってしまったのであった。
「どうすれば、魔術なら破壊できるか」
明日には公開処刑をされてしまうと聞かされた直龍は何とかして脱獄を計ろうとして運よくペンダント型のインテリジェントデバイス「フェンリル」が手元にあった上に、素手でも戦えるように装備していた手甲「タイラントナックル」は手元にあったので、魔術と格闘術で鉄格子を破壊することにしたのであった。
一方その頃、
「しかし、あんな華奢な女の子がこんなバカデカい剣振り回してるんなんてな」
「そうだな、それにしても、どう言う仕組みで八本の剣と、銃と、盾が合体してるんだ?」
「おい‼ この剣‼ 可笑しいぞ‼」
「我が主に仇名す者は許さん‼」
「ぎゃぁぁぁぁ‼ しゃべったぁぁぁ(゚Д゚)ノ<‼ そして、飛んで行った‼」
直龍の愛用の得物の神機「天叢雲」を調べていた研究員達は黒龍女神とはいえ華奢な直龍が大剣を片手で軽々と振り回していたことを思いだしていたのであった。
そんな時だった、突如神機が喋りだして、直龍が投獄されている牢屋に向かって飛んで行ってしまったのであった。
「さてと、壊しますか」
「主‼」
「なんだ‼ 神機がしゃべった、そんなことを考えるのは後だ‼ これで此処から出れる、魔王炎撃波‼ 良し、ここなら、次元転移できるな、みんなに知らせないと‼」
直龍は鉄格子の前に立って魔術を詠唱しようとしたら、自分の得物の神機が飛んできたので、思わず驚いていたが、脱獄するため炎を刀身に纏わせて薙ぎ払って鉄格子を溶かして外に出れたので、次元転移してみんなの所に戻ったのであった。