突如起きたシェアの噴出による地震で起きた地割れで高濃度のシェアに落ちてしまった廃人状態の桜龍と、桜龍を乗せている電動車椅子を押していた陽龍と、風の精霊を召喚に間に合わなかったミラをを助けるべく龍姫・星龍・ユーリ・ジュード・直龍・戦龍は危険を承知でシェアに飛びこんで行ってしまったのであった。
「大丈夫か?」
「うん、それより三人を探しに行かないと」
「そうだよね‼」
シェアに飛び込んだ四人は無事を確認し、先に落ちてしまった三人を探しに向かったのであった。
道は一本道であったことがそうしてそんなにも時間も掛らず三人を見つけたのだが、
「来たか、小僧ども‼」
「おまえ、生きていたのか‼」
「待ってください‼ この方はわたし達を助けてくれたのですから」
「そうなんだ、ごめんなさい、なんか妹がお世話になったらしくて」
「なんだ、坊主の妹か、なんでおまえらが此処に居るんだ?」
なんとテルカ・リュミレースの砂漠に建造された塔「ガスファロスト」の最上階からユーリに「貴様はいずれ世界に大きな敵を作る。ドンのように」と言い残して身投げした隻腕隻眼の大男の紅の絆傭兵団の首領だった剛嵐の異名を持つ、バルボスがいたのである。
龍姫と星龍以外は身構えたので、陽龍がバルボスに助けてもらったと説明して事なきを得たのであった。
バルボスは龍姫のことを男だと思っていたので、ユーリとジュード同様に坊主と呼ばれいたのである。
合流を果たした龍姫達はあたりを見渡すと、
「これ桜龍の記憶?」
「これはまだわたし達がシェア争いをしていた頃ですね」
「小僧、シェアってなんだ?」
「そっか、アンタは知らなかったな、シェアってのは、神様に捧げる人間の心なんだよ、それを武力で奪い合いをしてたんだ、この二人は」
「そんなもんのために、争ったのか? くだらねえな」
数年前のまだこの次元でシェア争いを行っていた頃の記憶が映し出されたのであった。
それを見たバルボスはユーリにシェアとは何かと質問したので簡単に説明したのである。
守護女神の存在にバルボスはくだらないと言い捨てたのであった。
そして、
「桜龍、どうしたの?」
「ごめん、わたし、昔から・・・あなたのことが羨ましかった。だから真面目に生きてるわたしは悔しくて、直龍に厳しく当たった、その所為で直龍が女神化したら小さくなるようになって、龍の力が覚醒しなかった」
「それで、傲慢に振る舞ったんだな、そりゃ、奴らじゃなくても反感を抱くのは当たり前だな」
「だから、わたしはいなくなった方がいいと思ったけど」
精神体の桜龍は龍姫達に思いの内をぶちまけて始めたのである。
陽龍がアイエフとイストワール以外の人を引き付けることに羨ましかったことを打ち明けたのであった。