咲耶達と分担されたカロルとブランは運搬用ロボットのキャリーアーマーと戦う羽目になり、キャリーアーマーの長い両腕に阻まれて悪戦苦闘に陥ってしまったのであった。
そしてカロルとブランに起死回生の時が訪れようとしていたのであった。
そう、カロルが肩から下げているカバンの武醒魔導器の魔核が強い光を放ち一筋の線になり、ブランが包まれたのである。
「これが、カロルがわたしにくれた能力、なんだ? この光景は?」
「ボクがやらなきゃ、今やらなきゃ、いつやるんだ‼」
「カロルが出来るのってのに、今までできなかったんだよ‼ わたしは‼」
「お姉ちゃん‼」
「ブラン?」
カロルの武醒魔導器の光に包まれたブランはカロルがミョルゾ氷刃海で龍音とうずめ共にマンタのような魔物に捕まったユーリ達助けるべく体に鞭打って、凛々の明星の首領としてのケジメを着けていた光景であったのである。
そうブランはカロルがやってきたことは自分が遠ざけていたのである。
そして光が収まるとそこにいたのは、
「行くよ~‼ カロル‼」
「カロル、おまえ、なに考えていた?」
「返答次第では、タダでは済みませんから(*^^*)」
「ごめん、ちょっと、ナンのこと考えていた」
「お姉ちゃんが成長したけど、子供みたい・・・」
コンプレックスだった体型が嘘のように芽龍と同じくらいのスタイルになっており、髪は白金髪のツインテールで白猫耳のカチューシャを付けて、白い可愛らしいドレスを身に纏ったブランがいたのだが、性格が男だったのが真逆の幼い女の子のような性格になってしまったのであった。
武器は扱いにくそうな形だった斧から、サイズが小さくなったが扱いやすいバトルアックスのような両刃斧に変わっていたのであった。
ユーリはカロルに何を考えてブランに力を貸したと尋ねた所に志澄琥はいつの間に龍女神になって、抜刀の構えを取っていたのでカロルは幼馴染みのナンがこうなってくれたなと言う妄想をしていたと白状したのであった。
「きぃぃい‼」
「飛ばしてくよ~‼」
「ブラン、戦闘中ってこと、わかってるんだろうか?」
「大丈夫・・・」
覚醒したブランはキャリーアーマーの攻撃を難なくかわして、オーバーリミッツLv3を発動したのだが、あまりにも子供っぽい言動で発動したので今日としていたカロルでさえ大丈夫かと思っていたのであった。
「弧月閃‼ 火炎裂空‼ 翔舞裂月華‼ 腹括って‼ 天狼滅牙‼」
「お姉ちゃんのあの笑顔は怖い・・・」
オーバーリミッツLv3を発動したブランはキャリーアーマーの長い両腕ごと頭部のアンテナを破壊したのだが、それを微笑ましい笑顔で行っていたので姫奈太が怯えてしまったのであった。
そして、
「行くよ~必殺~‼ 震天‼ 裂空‼ 斬光‼ 旋風‼ 滅砕 神罰‼ 割殺撃‼」
「ボカン‼」
「お姉ちゃん‼」
斧使いがふざけているようにしか見えないお経を唱えながら連撃を叩き込む秘奥義でキャリーアーマーを破壊したのであった。