龍姫達が転換期を迎えたゲイムギョウ界で戦っている頃、龍翔と空龍の二人は道場で木刀で手合せをしていたのである。
「なぁ、龍翔」
「どうした?」
「懐かしいってな、オレが剣を封印して、三年経つってのに、今だに体が覚えてるんてな」
「仕方ないだろう、ガキの頃から一緒に剣術してたからな、今は妹達が剣を握って戦ってる」
「オレ達はあいつらを後押ししてやるだけだしな」
どうやら二人は幼い頃、一緒に切磋琢磨していた頃を思い出していたようで、それがいつしか妹達が剣を取り、世界を守るために戦う龍女神としていることは自分達の存在があったからだと、龍翔が諭したのである。
その妹達のラタトスクの戦艦「フラクシナス」に待機している真龍婭達はと言うと、
「なるほど、今までごめんね、龍華達」
「星龍お姉ちゃん達に会ってなかったら、わたしもアレクセイ達のようになっていたんだな」
「その通りですよ。わたしの友だった、ナハティガルも兄達に目の敵にされたことで人の命を道具としてしか見ないようになってしまったのです」
「アレクセイも評議会に部下達を殺された所為で変わっちまったのよ。青年にあってなかったら、此処にはいないわよ、勇龍ちゃん達」
ローエンとレイヴンの二人からアレクセイとナハティガルが狂気に走った経緯の話を聞いていたのであった。
龍姫達に出会わなかったら自分も狂気に走っていたのだと勇龍達は過去を断ち斬る際に「ノワール」と言う名を捨て、姉からもらった名を今の本名にとして、願掛けにユーリの普段着を着て、クリアリボンは腰に結んでいるのである。
カロルの武醒魔導器の力で自分が忘れていた物を思いだしたブランは妹より言動が子供っぽくなってしまったのである。
「ロム~‼ ラム~‼ 服貸して‼ 元の姿に戻ったらあの服じゃサイズが合わないよ~‼」
「お姉ちゃん、アタシはラムじゃない‼ 志澄琥‼ もう‼ 仕方ないわね‼ この服で良いい?」
「ありがとう↗(^O^)/‼」
「早くしてくれよ、こっちは遠足に来たわけじゃねえからな‼」
「ユーリ、急かしちゃ可哀そうよ」
ブランは覚醒したのはいいのだが元の状態に戻った際に肉体が成長していることを見込んで姫奈太と志澄琥に予備の服を貸して欲しいとあのテンションで頼んだのである。
志澄琥は呆れながらポーチから今着ているお揃いの戦闘服をブランに渡したのである。
志澄琥から服を渡されたブランはユーリと和真のことを考えて、運がいいのか女子トイレを発見したのでそこで着替えることにしたのであった。
先を急いでいるのでユーリが急かし出したのをジュディスが注意したのであった。