ユーリから図星を突かれたベールとブランは黙り込んだ後、ユーリに言い返したのだが、やはり、ユーリの言い方こそ悪いが、最低限は力以外で解決策を見出させたらしく、ネプテューヌとネプギアとノワールとユニは、それぞれ、鳴流神家と獅子神家に養子に入ることを決めたのであった。
ベールとブラン、そして、アイエフ達は良しとしなかったが、ユーリが、自らの意志で決めたことに、他人がとやかく言う権利はないと、咎めたのである。
そこに、ちょうどユーリの幼馴染みでもあり、テルカ・リュミレース帝国騎士団、団長でもある、フレンが訪ねてきて、
「話は聞かせてもらったよ、わたしも転換期対策に意味があるのか決めかねます、民に背を向けてなにか、変わりましたか? 変化は痛みを伴うもの。 それを恐れていては前には進めません、あ、すいませんでした、わたくしのようなものが出しゃばった真似を」
「・・・」
「やはり、女神でなくなるのが怖いのかしら?」
「どうして、おまえらは、そんなに強いんだよ‼ 女神じゃねえ癖に‼」
「簡単だよ‼ ボクたちは一人じゃない、許すこと、許されなくてもそれを償う心を忘れないこと、それが強さなんだ‼」
話を聞いていたようで、前に進まなければいけないことを言ったのだが、出しゃばったことを言ったと思ったのか、謝罪したのであった。
それを聞いたベールとブランはまた黙り込んでしまった。
その様子を見て、ジュディスがベールとブランに女神であることが全てなのかと、問いかけたら、ブランがキレながら、女神ではないのに、シェアに左右されない凛々の明星を見て、なんで強いんだと、言ったので、龍姫が、許すこと、許されなくてもそれを償う心を忘れないことが強さだと、ベールとブランに諭したのである。
その時だった、
「龍姫、久しいの、力は己を傲慢にする・・・おまえさん達も、この者たちのように他者を慈しむ優しき心を大切にできんのか?」
「・・・」
「ウンディーネ、ありがとう」
エステルも一緒に同行していたので、ウンディーネが実体化し、ベールとブランに力は己を傲慢にすること、他者を慈しむ優しき心を持つように咎めたら、また黙り込んでしまった。
「ネプ子、本当に行っちゃうの?」
「ノワールもそれでいいのかよ‼」
アイエフとブランはネプテューヌとノワールに本当に守護女神を引退するのかと問いかけたのである。
その質問を聞いた二人の腹は決まっていたようで、
「うん、腹は」
「決めた‼」
「あれ、ノワール? あなた、そんなしゃべり方だったか?」
「もう、わたしのこと、ノワールと呼ばないで‼ もうノワールと言うラステイションの女神はこの世にはいない」
「それに気に入らないなら、選択は二つだよ‼」
超神次元のゲイムギョウ界に引っ越すことを言い、ブランがノワールの口調が龍姫達ような砕けた口調になっていたので驚いていたのであった。
気に入らないことがあるなら選択は二つあると、ネプテューヌが言ったのである。
「今まで通り、守護女神で国を統治するか、または、国を飛び出して自分の選んだ道を進むかだよ‼」
「どうやら、決心がついたようですね」
「だれですの?」
「お母さん‼」
「まあいいわ、わたしは天界の女神、天照大御神です、そして、下界での名は鳴流神剣心」
どうやら、ユーリとフレンの武醒魔導器に刻まれた記憶に、ドン・ホワイトホースの言葉があったようで、このまま転換期と戦うか、いっそのこと、次の女神に明け渡すかの二択だとネプテューヌは諭したのである。
ちょうど、天照大御神こと、鳴流神姉妹の母でもある鳴流神剣心が次元を超えて姿を現したので、ベールは誰ですと問いだして、龍美はいつものようにお母さんと呼んでしまったのだが、気を取り直して、自己紹介をしたのであった。
「ネプテューヌ・ネプギア・ノワール・ユニ以下の四名は、守護女神の地位を剥奪します、その代り、シェアから解放した自由龍女神の地位を授与する‼」
「喜んでお受けいたします‼」
「それと、凛々の明星には引き続き、天界の下請けをお願いしてもいいかしら?」
「はい、夜空に瞬く凛々の明星がお受けします‼」
「龍姫、ちゃんと、家まで送ってあげなさいね‼ それでは」
「わかった‼」
天照大御神こと剣心は名を挙げた四名に新たな女神としての地位を与えて、それを承ったのだ。
去り際に凛々の明星にまた依頼を受けて欲しいとお願いしたら、首領のカロルが義を以って、義を成せを思いだして、受けることを示して、龍姫に送迎を頼んで、仕事場に戻って行ったのであった。
「たたた、龍美達が、天照大御神様の子供‼(゚Д゚)ノ‼」
「おい! しっかりしろ‼ ダメだ、完全に気絶してやがる」
「しゃないでしょ、ぐへへへ‼」
「オジサマ、涎が出てるわよ」
龍美達が天照大御神の実子だった衝撃的な事実を知ってベール達はそのまま気絶してしまい、レイヴンは気絶してることを良いことにセクハラをする気満々だったのでジュディスが涎が垂れていることを注意されたのであった。