ラタトスクの戦艦「フラクシナス」で待機していた一同は廃人状態になった桜龍が呟いたあの言葉の意味が記されたのであった。
仁・義・信・智の四つの漢字がテルカ・リュミレース組のユーリ・エステル・リタ・フレンの武醒魔導器の魔核に、刻まれ、孝・礼・忠・悌はリーゼ・マクシア・エレンピオス組のジュード・ミラ・ルドガー・アーストのアローサルオーブに刻まれたのであった。
「陽龍、刀が光ってるよ‼」
「本当ですね、まさか、村雨丸になったんでしょうか?」
「そうみたい、刀身にちゃんと、八文字刻まれているし」
「今日は疲れたからな、それにそれぞれ、準備はしないとな」
「はい‼」
八犬士が選ばれたことで、陽龍のもう一振りの日本刀が光を放ち、陽龍が抜刀して刀身に目をやると、そこに、先ほど刻まれた、上から「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」の文字が刻まれて、白銀の刀身が薄紫色に変わり、反対側に龍が刻まれていたのであった。
陽龍は南総里見八犬伝に出てくる破邪刀の村雨丸に生まれ変わったのである。
もう一振りの愛刀、陸奥守吉行も健在である。
流石に今乗り込んでもサウデ不落宮で待ち構えているダークメガミの個体としてのもう一人のノワール、つまりセフィロスに返り討ちにされるのが目に見えているので各自、準備をするため、金曜日の夜にまたラタトスクの戦艦「フラクシナス」に集合と言うことになり、龍姫達は元の世界に帰り、各自、自宅に戻ったのであった。
スキット:南総里見八犬伝
ユーリ「まさか、オレ達が、八犬士になるとはな」
ラピード「ワン‼」
リタ「まんま、八犬士がいるけどね、エステルも八犬士になるなんて」
エステル「わたし、嬉しいです。南総里見八犬伝、「犬」の字を持つ八人の物語なんです」
ジュード「どうして、ボクたちが選ばれたんだろう?」
ミラ「わからん、気にすることはないだろう」
アースト「簡単だな、それぞれ決まれている文字のには意味があった、俺のアローサルオーブに刻まれた「悌」と言う文字は兄妹のことを意味している」
レイア「あ、アーストにはローラさんがいるもんね」
「桜龍、気分が悪かったら、いつでも言ってくださいね」
「うん、ありがとう、助けられてばかりのわたしって」
「別にいいじゃない、桜龍は、桜龍だよ」
「星龍お姉ちゃん、そうだね、わたし、セフィロスになんか負けない、負けたくない‼」
病み上がりの桜龍を超神次元のゲイムギョウ界のラステイション教会の桜龍の自室に送り届けた陽龍は帰り際に困ったことがあったらいつでも言って欲しいと言ったのである。
桜龍は自分が足手纏いだと思っていたので星龍も実家に帰る間際に自分を見失うなと言って、別れたのであった。
その日の夜は悪夢にもセフィロスやプレシア達にうなされずにぐっすりと寝れたのであった。