転換期を迎えたゲイムギョウ界の上空に浮上した空中要塞に龍姫達が残り込んでセフィロスが仕組んだ仕掛けを解いていた頃、
「良し‼ もう大丈夫だ、急いで龍姫達を追おうか‼」
「急がないと」
「剣士が剣持たずにどこへ行くのかな~」
「しまった、そう言えば、秘奥義で折れたんだった」
「そうだと、思ったわ、これ支給するわ‼」
沙織と雨龍はもう動いても問題ないくらいに回復したようで、急いで龍姫達の助太刀に向かおうとブランと神子龍を連れて行こうとした所に、剣心が何か棒状の物を布で包んだものを携えてやってきたのであった。
実はジェイル達に合体秘奥義を叩き込んだ際に雨龍の得物の剣の刀身が衝撃に耐えきらずに中ほどから折れてしまったことに今気が付いたのであった。
ラタトスクの戦艦「フラクシナス」の武器庫に行くよう暇がなかったのは目に見えていたのは明白で、それを読んでいたのか、剣心は布で包んでいる棒状の物を雨龍に手渡したのであった。
剣心から支給された物に巻かれている布を取ると、そこにあったのは、
「綺麗な剣だな」
「まるで海のような色ですわ」
「アルテマウェポンの素材が余ってたから、念のために日本刀と同じ製法で打たせた剣よ。銘は、フラタニティ、意味は友情、友愛」
「ありがとうございます、では、行くぞ‼」
「元気がいいわね、そう思うでしょ、シャマル先生」
「いつから気が付いていいたんですか、わたしがいることに」
「いつって、ここに入ってから、すぐよ」
透き通ったコバルトブルーの刀身が付いた本来なら爪のような物が付いているのだが、敢て、片刃にした日本刀の柄が取りつけられた片手剣の友情または友愛と言う意味がある「フラタニティ」という剣が姿を現したのであった。
しばらく透き通った刀身を眺めたのち、粒子化して龍姫達が乗り込んでいる転換期を迎えたゲイムギョウ界の上空に浮上した空中要塞に急いで向かったのであった。
剣心は敢てシャマルが傍観していたことに気が付いていたのだが、気づいていない振りをしてシャマルをからかって遊んでいたのであった。
雨龍も都立来禅高校に転入したから学食の食べ物が良かったらしく少し背が伸びて、胸も一回り成長したので、私服は龍姫達と同じく男女兼用の物を好んで着ているのであった。
閑話休題
「さてと、あいつらにいいところを取られている場合じゃいねえかな、行くぜ‼」
「そうだな、最後は一緒に見届けてないとな」
「お姉ちゃん達、一緒に行く‼」
「それじゃあ、転送開始‼」
転換期を迎えたゲイムギョウ界の上空に浮上した空中要塞に乗り込むためにフラクシナスの転送装置で急いで向かったのであった。