転換期を迎えたゲイムギョウ界のルウィー教会の会議室で各世界の代表者とブランとベールが今後のことで話し合いを行っているのだが、ブランとベールは今だに守護女神としての地位にしがみ付いていたのであった。
ふと、アーストの付き人で、
「民衆が勝手なことを言えない社会の方がよっぽど怖いですよ」
「・・・・」
「世界を知れば、自らの小ささもわかる。 そこから人は成長する」
民衆が勝手なことが言えない社会の方が怖いと諭したら、ブランとベールはユーリに図星を指された時同様に黙り込んでしまい、狼龍がテルカ・リュミレースに行って、自分が見ていた世界は狭かったことを思いだして、世界を知れば、人は成長するのだと、諭したのである。
「要するに、わたくし達は、国民から飽きられていると言うことですの?」
「わたし達は、国民のために女神をやってきた、おまえのように、国を捨てた奴に言われたか、ねえんだよ‼」
「そうだね、わたしは国を出た。そのおかげで、知らないことを知ることが出来たんだ‼」
「いろんな人達がいて、勝手なことを信じて、生きている。 そのせいで争いも悲しみも絶えることないし、不安定だよ。 だけど‼ だからこそ、人は変われるんだ。 違う何かを知ろうとすることが、人を変える。 人が変われるなら、世界だって変わるんだよ」
「・・・・」
ベールは国民から新たな世界を望んでいるから自分達は必要ないと質問し、ブランは狼龍が守護女神を降りたことを咎めだしたのだが、狼龍は、龍姫達と凛々の明星、ジュード達に会えたことを誇りに思っていると言い返して、龍美が、以前、妹の龍姫が言った、人が変われば、世界だって変わると諭したのだが、またもや、ブランとベールは黙り込んでしまったのだった。
「なら、やってみてはどうだ? 君たちの成すべきことを、そのままの君たちで」
「ミラさん‼」
「すまない、大事な話し中だったか、ではお暇しよう」
「・・・そのままの自分でか・・・」
「ゆっくり、考えて見たらいいよ」
しばらく沈黙していたら、精霊の王のミラが突然、会議室に入ってきたのである。
ミラはブランとベールにありのままの自分で成すべきことをやってみてはどうかと言ったのだが、会議中だったので、ミラは謝罪し、会議室を出て行ったのである。
ブランとベールはミラに言われたことを小声で呟いていたのであった。
ブランとベールに考える時間が必要と判断し、会議を終えたのであった。