ブランとベールとの会議を終えていた頃、恋龍と養子になった際、雷華から雷龍に名を変えた雷龍は、エスーシャとルドガーを連れて、テルカ・リュミレースに来ていたのである。
「此処が、カルボグラムなんですね」
「そうだな、俺も初めてきたかな」
「なんか、あっちの方が騒がしい、行ってみるか?」
「そうだな、行ってみるか」
どうやら、気分転換でカルボクラムに来ていたようで、辺りを見渡していたら、池がある方角が騒がしかったので、恋龍達はその方角に魔物を倒しながら道なりに進んでいたのであった。
防塵素材で作ったユーリの普段着で変装しているが流石に胸を隠さないといけないので黒いTシャツの下にサラシ型の下着でぺったんこにし、髪型をツインテールでなく、ロングヘアーにしている雷華は愛刀
雷華の肉体を作ったDNAのノワールは折り合いを見て獅子神家に養子に入ると言うことであった。
美龍の槍の名は、天下三槍「日本号」と言う刃渡り二尺六寸の槍である。
閑話休題
「あの人たちって、確か、龍姫ちゃん達から聞いていた」
「魔狩りの剣か」
「何してるんだ?」
恋龍達は行き止まりで魔狩りの剣の一団が揉めていたので、その場で様子を見ることにしたのであった。
「てめぇ、捕まえといた魔物。逃がしやがってな?」
「だって、もうあの魔物、ボロボロで見てられなかったっすよ‼」
どうやら、捕まえていた魔物が弱っていたようで、部下の一人が情けで逃がしたので、ティソンと、首領のクリントが咎めていたのである。
しばらく見ていたら、
「掟を破るたぁ、万死に値するぜ。 なぁ、首領?」
「そんな~」
「・・・腕一本だ」
「ひ、ひいぃぃぃ‼」
「ちょっと、腕一本ってなに?」
なんとクリントが部下に腕一本差し出せと言い出せと聞いて美龍達が黙ってるはずがなく、クリント達に駆け寄ったのである。
「おまえら誰だ?」
「物騒だな、たかが一匹逃がしたくらいで、騒いじゃって、恥ずかしいよ」
「ん? どっかで見たと思ったら、凛々の明星のユーリに似てるな」
「待てティソン」
「しかし」
あまりにも大人げなかったのでクリント達に向かって言い放ったら、防刃素材で作られたユーリの普段着で変装している雷龍を見るなりティソンがユーリに似ていると言いだしたのだが、クリントがティソンを止めていきなり、
「貴様らが邪魔するなら、俺は俺の筋をこれで通してきた」
「どうやら、口で言っても無駄の様だな」
「平和的に済ましたかったが、仕方ないか」
背負っていた大剣を抜刀して、俺を納得させたかったら、勝負しろっと言ってきたので、恋龍達は一戦交えるため、一斉に武器を実体化させて、雷龍はユーリと同じく担ぐように右半身で構えたのだった。
「戦う理由なんかないんだが、旋風槍‼」
「いい大人が小さいことでグチグチ言って、恥ずかしくないんですか❓ 魔神剣‼」
「そうだな、興味ないね、壁にでも話して欲しいな、蒼破刃‼」
「なんだ、結局、俺は巻き添えか・・・ 紅蓮翔舞‼」
「く‼」
クリントはルドガー以外、女だと甘く見ていたようで、その上、雷龍と恋龍は女神であることを見抜けていない上に、エスーシャに興味ないと言われて、ルドガーに至っては巻き添えであった。
もちろんフェイタルストライクは修得済みである。
「まだ、やりますか❓」
「ふあははは・・・・」
「大丈夫か❓」
「いいだろう・・・」
恋龍達はインテリジェントデバイスで無殺傷にしていたので、クリントをコテンパンにしたら、クリントが笑い出し、そのまま雷龍に真っ二つにされた大剣を納めて、立ち去ったのである。
「これから、どうするんだ?」
「故郷の畑でも手伝って、考えときます」
「受け取れ」
「これ、手紙?」
立ち去ったので、助けた部下は故郷に帰って考えると言っていたら、クリントが戻ってきて、受け取れと、一言言って、封筒を恋龍に投げつけたので、恋龍が落ちていた封筒を拾って封筒の封を開けると中には手紙が入っていたので読んでみると、
「闘技場で待つ」
「それ、挑戦状」
たった一言、闘技場で待つと書かれていたので、恋龍達はクリントの言語力に呆れて物が言えなかったので、そのまま超神次元のゲイムギョウ界に帰還したのであった。