恵龍菜とユーリのエキビションマッチはユーリの勝利で幕を閉じて、今ジュディスが出場するシングル戦が始まったのである。
ジュディスは持ち前の空中殺法で並居る挑戦者達を翻弄しながら抜群なプロポーションを見せつけていたのであった。
それを鼻の下を長くしながらレイヴンと武龍はジュディスの胸に釘付けになっていたのは言うまでもない。
「考えるのは時間の無駄」
「流石、ジュディスさんだね」
「うん」
そんなこんなでジュディスがあっという間に終わらせてしまったのであった。
もちろん乱入が承諾されたので、
「それじゃあ、アタシ行ってくるわ‼」
「頑張ってね、直龍ちゃん‼」
「どっちも頑張れ‼」
「レイヴンはいつもの通りだな」
「エルも出たい‼」
姉に続いて新たなる相棒を手に入れた直龍が観客席からフィールドに飛び下りて行ったのだった。
擦れ違い様に戦龍が声援を送って、レイヴンに至ってはどっちが勝ってもいいようで、その様子を見たルドガーが呆れており、エルに至っては出場したいと言いだしたのでルドガーが止めたのは言うまでもなかった。
「乱入者は、なんと、女神候補生だが、今では、龍神級の力を持っている、獅子神直龍だ‼」
「あれ、あなた得物を変えたのね、いいわよ、受けて立つわ‼」
「あの大剣、なんかあるぞ」
「ユーリもわかったんです?」
「ただいまより、獅子神直龍VS凛々の明星のジュディスのエキビションマッチを行います、ready GO‼」
実況者の紹介が終了し、直龍が新たな相棒の合体野太刀「蛍丸」を実体化しさて、正眼の構えでジュディスを迎え撃つことにして、ジュディスはいつもの構えで愛槍「ブリューナク」を構えた瞬間、アナウンスでエキビションマッチを行うことを宣言し、試合開始のブザーが鳴った瞬間、両者とも勢いよく飛び出したのだった。
「その神機、普通の神機とは違うわね、月影刃‼」
「やっぱり、ジュディスさんには隠し通せないですね。いいですよ、見せてあげます、虎牙破斬‼」
「なんと‼ 大剣が二つに分離して、直龍選手、二刀流に切り替えた‼」
「スゴイです‼ 神機が分離しました‼」
「やるわね、剣で槍に勝つには、正当法じゃ勝てない」
お互い接近戦でやり合っていたら、クリティア族特有のナギークで神機が特殊なことに気が付いたジュディスは手の内を明かすように直龍に言うと、直龍は開き直って、七振りの一振りから、峰に当たるところから、以前姉が使っていた剣と同じアームガードが付いた片刃の直刀を分離させてそれを左に持ってジュディスに攻撃を仕掛けたのだ。
やはり察しがいいのかユーリを筆頭に龍姫達はあれが全部で八振りの刃が仕込まれていることに気が付いたのであった。