社長室で潜んでいた龍姫達は通称「神殺」の社長らしき自分の独り言を盗み聞きし、入ってきた白衣を着た女性研究員に連れられて部屋を出て行ったのを見届けた後、龍姫・折紙・士道は元の姿に戻り、社長室の隣の応接室に隠れていたユーリと合流して、研究室に向かったのであった。
もちろん、見つからないように、インテリジェントデバイスで研究室の場所を割り出して物陰に隠れながら進んでいたのである。
「(゚Д゚≡゚Д゚)キョロ、キョロ」
「大丈夫みたいだな」
「此処がサイエンスルーム、研究室だね」
「多分中に入ったら、戦闘になる可能性が高い、準備は万全か?」
「ああ、いつでもいけるぜ‼」
社長らしき女性が研究室に入ったのを物陰に隠れていた龍姫達はそれを見届けると、辺りに戦闘員らしきがいないかあたりを見まわして、いないことを確認した後、ASTの戦闘員ででもある、折紙から準備は出来ているかと聞かれた一行は、いつでも戦う準備は出来ていると頷いて、研究室に突入したのである。
龍姫達が突入している頃、新たなメンバー鈴龍を向かえた龍美達はと言うと、
「此処が、帝都ザーフィアスの下町だよ、龍姫達と一緒に来たかったな~」
「また今度一緒に来ればいいじゃない」
「お、たしか、龍姫の坊主の」
「姉の鳴流神龍美です、こんにちは、ハンスクさん」
「ハンスクじいさん、龍姫ちゃんは女の子だよ」
鈴龍にテルカ・リュミレースの街を見せたかったようで、ユーリとフレンが生まれ育った下町にやってきたのだが、自治会長のハンスクに挨拶を交わしたら、今だに冗談交じりで龍姫のこと坊主と言いだしたので、ユーリが間借りしている宿屋の女将さんが突っ込んだのである。
そこに
「何だ、ユーリじゃないのか、まあいっか、これあげる」
「これ、くれるの、ありがとう、どうして、パン?」
「ユーリとフレン、何でも半分っこしたんだよ」
「そうだったの、ありがとう、光龍と半分だね」
下町の少年、デッドが鈴龍がユーリと同じ髪型であるのと、得物がニバンボシだったので見間違えてしまったのだが、デッドはユーリにあげるはずだったパンを鈴龍にあげた。
鈴龍はデッドに質問したら、昔からユーリとフレンは何でも半分こしていたと聞いて、快くデッドからもらったパンは後で光龍と半分こすることにしたのであった。
ところ変わって、研究室に突入した龍姫達の目に飛び込んできた物は、
「‼」
「これなんだ」
「まさか、人体実験‼」
「取り敢えず、カプセルから出す‼」
なんと人体実験が行われていた場所だったのである。
龍姫とユーリは以前、ラゴウの屋敷の地下のことを思いだして、折紙の言う通りにカプセルに閉じ込められいる人を救助することにしたのであった。
「ありがとうございます」
「何があった、そして此処は何を研究してるんだ?」
「ここは表向きは家電などを製造しているのですが、裏では女神を人工的に作る研究を行ったいるんです、逆らった者はこうして人体実験に、幸いわたしは入れられた直後だったので、女神遺伝子を埋め込まれずに済みました」
「なるほどな、詳しい話は後だな」
幸いにもほかのカプセルは何も入ってなかったので、龍姫達が助け出したジュードくらいの背丈の女の子をカプセルから救出して、此処で何があったのかとユーリが質問したら、なんと、人工的に女神を生み出す研究もとい戦闘員を作り出すと言う証言を聞かされたのであった。