工場内の生物研究室で二人の女の子を救出した龍姫達は、ひとまず安全な場所まで逃げることにしたのであった。
「う、う~ん、あれ、わたし、確か」
「気が付いたか?」
「はい、わたし、木山皐月っていいます、え~と」
「ごめん、ボクは鳴流神龍姫」
「鳶一折紙」
「ユーリ・ローウェルだ」
「五河士道」
先ほど助けた龍姫と同い年くらいの女の子は自己紹介をして、龍姫達も自己紹介をしたのであった。
「皐月ちゃん‼」
「あ、千秋ちゃん‼」
「何だ、知り合いか?」
「はい、同じ学校に通っている幼馴染みです」
なんと助け出した二人は幼馴染みだったようで、龍姫達は移動しながら二人に捕まった経緯を聞くことにしたのであった。
「つまり、工場の裏側を見ちゃったからなんだ」
「はい、そのあとは、皆さんにお話した通りです」
「それにしても、証拠隠滅で適性のない子に女神メモリーを使うなんて」
「龍姫から聞いてたけど、適正がねえと、魔物化するからな、ますます外道だな」
どうやら、二人は反女神組織の戦闘員の話で工場が人工的に女神を作ろうと計画していることを誤って聞いてしまったようで、その後、別の戦闘員に捕まって、今に至ると言うのであった。
その話を聞いた一行は怒りを露わにしていたのである。
そんなこんなで外に通じるドアに到着したので、
「これ、暗証番号が必要だね、けど、探している余裕ないから、イルミナル、解除できる?」
「マスター、ドアを斬った方が早いのでは?」
「それもそうだな」
「じゃあ、オレがやります‼ みんな、離れて‼」
暗証番号が必要だったのだが、龍姫はインテリジェントデバイス「イルミナル」に解除を依頼したら、刀で斬った方が早いと言うので、士道が敢て、龍姫からもらった龍が刻まれた丸型の鍔の拵えの日本刀ではなく、十香の鏖殺公を実体化して、上段に構え唐竹割を繰り出して、ドアを真っ二つにした。
「さてと、こんなところからおさらばしようぜ‼」
「どうやら、外もお祭り騒ぎになってるよ」
「ぎゃぁぁぁ~助けて‼」
「ったく、ペットの始末は飼い主に責任が来るよな」
工場の外に出たのも束の間、敷地内で大暴れしてた一機の大砲が装着しされた機械兵「ヘビータンク」と、黒いエンシェントドラゴンが見境なしに暴走していたので、救出した二人の護衛に、龍姫と折紙が就き、セルシウスを士道達の戦力に回して、入り口に向かっていたら、
「お~い、ユーリ~‼ 龍姫~‼ 士道~‼ 折紙~‼」
「マスター、どうやら星龍さん達も駆けつけてれたよう、ですが、黒いエンシェントドラゴンは不適合者です‼」
「ユーリ‼ 士道‼ 黒いエンシェントドラゴンは殺しちゃダメ‼」
「あ、わかってる、女神メモリーの不適合者だろう」
ちょうど星龍達が助太刀に駆けつけてくれたので、龍姫と折紙も前線に入り、救出した二人を、龍琥と礼龍に護衛を任せて、黒いエンシェントドラゴンは不適合者と見破ったので、気絶させることにしたのであった。