東方人狼行軍   作:BATTU

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此処から日常編になります


日常編 1
14話


 

紅魔館

 

 

異変が終わり、現在壊れたホールの修理に泊まり込みで働いている

今日の作業が終了して夕食を食べていた

 

 

「・・・」ムシャムシャ

 

 

「はいお兄様、あーん♪」

 

 

「お兄様、フランのもあーん♪」

 

 

(・・・食べにくい)

 

 

右脚にレミリア、左脚にフランが乗って俺に咲夜の作った料理を食べさせようとしてくる

 

 

「レミリア、フラン、自分の席について食べた方がいい」

 

 

「うー☆お兄様のお膝の上で食べたいの」

 

 

「フランも。お姉さまだけずるいもん」

 

 

「・・・おい、咲夜。メイドだろ、何とかしてくれ」

 

 

後に静かに控えている咲夜に何とかしてもらおうと声を掛ける

 

 

「私はお嬢様の従者です。お嬢様が望むことを否定する立場ではありません」

 

 

「・・・はぁ」

 

 

「まあいいじゃない。嫌われてるよりはましでしょ」

 

 

パチュリ―の言葉に少し納得してしまう

 

どうしてレミリアがこの様に変貌してしまったのか

原因はあの時の勝負でレミリアのスペルを打ち破り、レミリアに力を込めた正拳を放った時だ

 

当たり所が悪く、額をしかも粉砕するほどの力は込めてない為、再生をするほどのダメージは与えてない故に脳に変な負担を与えてしまった性でこうなってしまった

・・・と美鈴から説明された

 

美鈴いわく、普通に生活をし続けていれば時間が解決してくれると言われた

 

 

「・・・まぁいい。二人とも、トイレに行きたい退いてくれ」

 

 

「「はーい」」

 

 

食堂を後にし、トイレに向かった

 

 

「・・・ふー。甘えるっていうのもなかなか難しいわね」

 

 

小夜が飲んでいた水を飲み一息つけるレミリア

その様は先程までの変貌とは違い、いつものレミリアになっていた

 

 

「あのーお嬢様。言われた通りに小夜さんには適当にお嬢様の変貌を説明しましたけど・・・なんなんですかこれ?」

 

 

元に戻ったレミリアに対して美鈴が質問をする

 

 

「これはフランの為にもなって、私の為にもなる作戦よ」

 

 

「私のためって?」

 

 

「・・・だいたい理解したわ」

 

 

「どういうことパチュリー?」

 

 

「妹様は小夜の事は好きよね?」

 

 

「うん!お兄様は大好きだよ」

 

 

「だけど、小夜は博麗の関係者。だから今は紅魔館の修理の為に泊まってはいるけどいずれは博麗神社に帰るわ」

 

 

「・・・うん」

 

 

パチュリ―の言葉にフランは少しがっかりする

 

 

「だけどフラン、小夜を私たちで此処を気に入りさせればもしかしたら此処に住んでくれるかもしれないわよ?」

 

 

「そっか、だからお姉さまはいつもより変なことしてたんだ」

 

 

「変て言わない!貴女の為にもやってるのよ!」

 

 

「・・・でもお嬢様。妹様の為というのは分かりますがお嬢様の為というのはいったい?」

 

 

「もう、こぁお姉さま。お嬢様も妹様と同じように小夜さんを気に入ったんですよ」

 

 

こぁの疑問をここぁが答えるとレミリアはほくそ笑みながら答える

 

 

「フラン、安心しなさい。今の私なら完璧に小夜を落とせるわ」

 

 

「本当に?」

 

 

「疑っているようね、なら証拠を見せてあげるわフラン。これから見せるのはかつてお母様がお父様に実際にやってみせた必勝の策、これを使ったお母様をお父様は即落ちたそうだわ」

 

 

(((((・・・不安しかない)))))

 

 

「へぇー」

 

 

「あら?戻ってくるわ。フラン、よく見ておくのよ」

 

 

レミリアはゆっくりと深呼吸しながら先程の状態に戻る

 

 

「・・・ただいま」

 

 

「お帰りお兄様♪」ボフッ

 

 

「・・・んっ」

 

 

飛んで抱きついてくるレミリアの頭を撫でる小夜

 

 

「お兄様、レミリアね」

 

 

「ん?」

 

 

 

「大きくなったらお兄様のお嫁さんになるの♪」

 

 

 

「「「「「「!!」」」」」」

 

 

レミリアの発言に小夜以外の皆が驚く

 

 

咲(な、なるほど、これは)

 

美(今のお嬢様なら一番効果がある!)

 

パ(色んな本でこういう妹キャラではテンプレの台詞だけど)

 

こぁ(可愛い妹からこう呼ばれたら)

 

ここぁ(落ちないはずがない!)

 

フ(お母さま、あんな告白したんだ)

 

 

「・・・レミリア」

 

 

「なーに?(フッ、決まったわ)」

 

 

勝ちを確信したレミリア、そして小夜は口を開く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・吸血鬼はもう成長しないだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・」パリーン!

 

 

レミリアの中で何かが砕けて一瞬フリーズする

 

 

咲(な、なんという返し)

 

美・こぁ・ここぁ(あわわわわ(;´゚д゚)

 

パ(これは・・・完全に想定外ね)

 

 

吸血鬼は時間に囚われる事はなくなり成長という概念も消えてしまう

それ故に住む場所が無い放浪の吸血鬼は一つの町や村に長くは留まることが出来ない

 

それを逃れる為に吸血鬼が持つ能力の一つ鼠や蝙蝠に姿を変えるといった変化の力で自身の容姿を変えたり出来る

吸血鬼と戦った事のある小夜にとっては常識的な吸血鬼の知識である

 

 

「お兄様のバカ―ーー!!」

 

 

「・・・どうしたんだ?」

 

 

泣き叫んで食堂を後にしたレミリア

小夜は首を傾げて走り去るレミリアを見送る

 

 

「・・・お姉さまの策、使えないなー」

 

 

(・・・しかし、今の言葉懐かしいな。小さい頃の霊夢にも言われた事があったな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだよ!まだいくらでも策はあるわ!」

 

自室のベットで横になりながら叫ぶレミリア




これが真実だ
レミリアが小夜を気に入っているのは変わり無いですけどね

そしてもう一つ真実が発覚
レミリアとフランはアーカードの子じゃない
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