東方人狼行軍   作:BATTU

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16話

浴場

 

 

「・・・ふぅ」

 

 

夕食前に汗を流す為に紅魔館の広い浴場で頭と体を洗っている

フランはまだ来ていない

 

 

「・・・しかし、本当に広いな」

 

 

紅魔館の浴場は本当に広い、数十人が一緒に入ったとしてもまだまだ余裕がある

 

博麗神社の風呂場は小さい、いや小さいのは浴槽だ

まだ体が小さい頃は霊香と霊夢、俺の三人が一緒に入っても問題はなかった

 

俺が元の身長に戻ってから狭くなったから一緒に入るというのも無くなった

まぁ、仕方ないことだろう

 

 

「お兄様、来たよう」

 

 

どうやら、来たようだ

 

フラン以外にももう二人・・・レミリアと咲夜か?

 

 

「・・・遅かったな」

 

 

「ごめんなさいお兄様。お姉さまと咲夜も入るっていうから遅くなっちゃった」

 

 

タオルを体に巻いて入ってきたフラン

その後からも同じ姿のレミリアと咲夜もやって来た

 

 

「お兄様♪レミリアも一緒に入りたくてき・・・」

 

 

「すいません小夜さん。お嬢様が妹様のお話を聞いてご一緒したいと・・・ッ!///」

 

 

「・・レミリア?咲夜?」

 

 

「お姉さま?咲夜もどうしたの?」

 

 

突然、止まったレミリアと顔を赤くして顔を両手で隠す咲夜

どうしたというのか?

 

 

「さ、小夜さん!な、なぜタオルを巻いていないのですか!!///」

 

 

「・・・?」

 

 

首を傾げる小夜

小夜は咲夜の言う通り下半身にタオルを巻いていない、完全な裸体状態だ

 

そもそも戦いの中で生きた彼に体を見られる事に対しての羞恥心など無い

 

 

(お、おち、落ち着くのよレミリア。誇り高き吸血鬼の私がたかが男性の体を見て取り乱すなんてあってはならないわ!・・・お、お父さまより大きい、かも///)

 

 

「ほらお姉さま。早くお兄様に頭を洗ってもらおう」

 

 

「え、えぇ、そうね「お嬢様!」ッ!っん。そうねフラン、早くお兄様に洗って貰いましょう♪」

 

 

「ふぅ・・・しかし、あそこまで大胆というか、羞恥心が無いのかしら?妖怪でも男性なのよね?・・・なぜかしら、少しだけ女性として傷ついたような」

 

 

「(・・・赤くなったと思えば次は落ち込んでいる、本当にどうしたのだろうか?)・・・じゃあ、フランからな」

 

 

「はーい♪」

 

 

とりあえず、先にフランの頭を洗うことにした

 

 

「うーん。お兄様、上手だね」

 

 

「・・・霊夢からも昔よく言われたが髪を洗うのに上手い下手があるのか?」

 

 

「分かんない。でも、フランは上手だと思ってるよ」

 

 

「・・・そうか。じゃあ流すぞ、目は閉じろ」

 

 

「はーい♪」

 

 

シャワーで頭を流し終えてブンブンと頭を振るフラン

 

 

「じゃあ妹様、次はお体を洗いましょう。お背中を洗います」

 

 

「・・・次はレミリア」

 

 

「よ、よろしくねお兄様」

 

 

「・・・」コクッ

 

 

目の前に座ったレミリアの頭を濡らし、髪を洗い始める

フランと同じように強すぎず弱めで揉むように髪を洗う

 

 

「・・・痛くないか?」

 

 

「ん、大丈夫・・・ねぇお兄様」

 

 

「なんだ?」

 

 

「お兄様は仕事終わったら、本当に帰っちゃうの?」

 

 

「・・・」

 

 

「・・・妹様、お先に入っていましょう」

 

 

「うん」

 

 

レミリアの話声が聞こえたのか、フランと一緒に湯に入りにいった咲夜

 

 

「あぁ、俺には帰る家がある。ずっと帰らないままだと霊香と霊夢に心配させる、させた分だけ二人の夢想封印を受ける羽目にもなるからな」

 

 

「(心配させた分だけ夢想封印?!)そ、そうなんだ・・・じゃあ、やっぱり一緒に住めないんだね」

 

 

「別れじゃないさ、暇な時には遊びに行くさ」

 

 

「・・・うん!(やっぱり、小細工は無理そうよね。なら今度は正々堂々と私たちの物にして見せるわ。見ていなさい霊夢!)」

 

 

「さぁ、終わったぞ」

 

 

「ありがとうお兄様」

 

 

その後は咲夜がレミリアの体を洗い、少しだけ湯船に浸かってから浴場を出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博麗神社

 

 

「ん・・・なんか紅魔館から兄さんに関して宣戦布告された気がするからちょっと行ってくる」

 

 

「やめなさい」

 

 

「むぅ・・・早くお兄さん分を補充したい」

 

 

「なんだそれは(呆)」

 

 

兄がおらず少しふてくされてる霊夢とそれを呆れるように見る霊香だった

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