東方人狼行軍   作:BATTU

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やっと宴会に入れそうだ


25話 前

宴会 当日

夕方

 

 

日も沈み掛け、もうそろそろ暗くなってくる時間帯には既に多くの参加者がやって来ている

参加者の中には宴会用の為に食材を持ってきてくれる者もいた

 

霊香や霊夢、俺は台所で宴会の料理を作り続けている

参加者である慧音や咲夜といった料理の得意な者たちの手を借りてやっと今の所は維持できている

 

 

「さて、これぐらいでいいだろう」

 

「ふぅ、ここまで来ると作る量が半端ないわ」

 

「・・・」

 

「あとは私がやるから2人は行ってきなさい。慧音たちも」

 

「はーい」「・・・」コクッ

 

「いや、まだまだ大丈夫だ。教師としてあまり飲むつもりも無いし」

 

「私もまだまだやれますが?」

 

「・・・とは言っても本当にあまり無いからな。片付ける時にまた手伝ってくれれば構わない」

 

「そうか・・・では言葉に甘えるとしよう」

 

「そう言うのでしたら、分かりました」

 

 

とりあえず、霊香を残し料理組も宴会に参加する事にした

俺は料理と言ってもせいぜい食材を切ったり洗ったり、手伝い程度の事しかやっていない

今後の為に誰かに習っておいた方がいいのかもしれない

 

 

「おぅ、きたきた!霊夢に兄ちゃん、遅いんだぜ!」

 

「もう顔が赤いわよ魔理沙」

 

「・・・楽しそうだな」

 

「本当ね」

 

 

既に出来上がっている魔理沙をはじめ既に酒を飲み、潰れている者も多々いる

妖怪や妖精と言ってもその個々の種族は酒に強かったり弱かったりと様々だ。なにより日本の主に飲まれている清酒というのはアルコール度数が思ったより高く慣れていない者はすぐに酔いつぶれるだろう

 

とりあえず、宴会の席に加わり料理を口にする

 

 

「・・・」モグモグ

 

「どう?その料理、私が作ったんだけど美味しい?」

 

「・・・ŧ‹"ŧ‹"( ч )ŧ‹"ŧ‹"」コクッコクッ

 

「良かった。頑張った甲斐があったわ」

 

「おーい兄ちゃん!食べるばっかじゃなくて酒も飲もうぜ!」

 

「ちょっと魔理沙、兄さんは料理の手伝いで疲れてるんだから無理強いはやめなさいよ」

 

「なんだよ、せっかくの宴会なんながらこまけぇことは無しだぜ」

 

「お兄様ー♪」

 

「・・・フランか」モグモグ

 

 

懐に飛び込んで来たのはフランだ

この前は会っていなかったから少し久しく感じる

 

 

「えへへ、お兄様の膝の上もーらい♪」

 

「ちょ、ちょっとふりゃん!なにをにゃってるの!」

 

 

更にやって来たのはレミリアだが、顔が赤くうまく喋れていない

どうやら既に酔っているようだ

 

 

「なにって、お兄様の膝の上に乗ってる」

 

「見りゃ分かりゅ!わたしにゆずりゃしゃい!」

 

「やーだ。此処はフランのお席だもん」

 

「いつからそうりゃったのよ!」

 

 

姉妹の言いあいに他のもの者たちも反応しだす

 

 

「ちょっとまったー!おおかみ兄ちゃんの膝の上はあたいと大ちゃんのとくとうせきだー!ねぇ大ちゃん!」

 

「えぇ!?え、えっと、その、わ、わたしは///」

 

「お兄ちゃんの膝の上にすわるのかー?ルーミアに本を読んでもらうときによく座るのかー」

 

「なぬ!初耳だぞルーミア!」

 

「いいな私やリグルもまだそういうのした事ないわね。いい機会だしリグルもどう一緒にお兄さんなら許してくれるよ?」

 

「うーん、僕はいい、かな。ひどい目に合いそうだし」

 

 

ぎゃあぎゃあと騒ぎ出す中、小夜はフランを乗せたまま我構わず料理を口にしている

 

 

「おい小夜、お前の事だぞ。なに呑気に飯を食ってる」

 

「・・・?」クイッ

 

「いや、その「へっ?」って疑問に思うように首を傾げるな」

 

「ルーミア姉、兄ちゃんには理解させるのはむずいと思うぜ?しょうがねぇな、私が何とかしてやるか」

 

 

そう言って騒ぐ奴らの下に向かう魔理沙

手を叩いて注目を向けさせる

 

 

「はいはーい、皆思う事はまぁ分かるんだぜ。だったら話は簡単、此処は勝負して兄ちゃんの膝の上という特等席を勝ち取ればいんだぜ」

 

「おぅ!弾幕勝負ならこの最強のあたいがうけてたつぞ!」

 

「いやいや、宴会時はそう言った勝負方法は禁止だ。だから弾幕勝負以外の方法で勝負しなきゃあならない、だから「話はすべて聞かせていただきました!」ん?」

 

 

「ネタあるところに我はあり!清く正しい文々。新聞記者射命丸文!ふっかー(ぐキッ!)あだだだだ!」

 

 

突然やってきたのはほとんどが包帯に巻かれミイラ男ならぬミイラ天狗がやって来た

 

 

「やれやれ、傷だらけなんだから無理をするんじゃないよ」

 

「くっ、最後がかっこよく決められなかった」

 

「また文に霖之助さんか。なんで2人が一緒に?」

 

「たまたまだよ階段辺りでばったり会ったんだけど、階段を必死によじ登りながら、ネタが待っているとかなんとか」

 

「ふふふ、例え四肢が傷つき絶対安静と言われようともネタある限りどこまでも」

 

「しっかし、霊夢やりすぎじゃないか?いくらOHANASIだからってよ」

 

「あんな傷だらけなんて私は知らないわ。そこまでやってないわよ」

 

「へ?じゃあどうしたんだよ文?」

 

「えーまぁ、ちょっと狼にやられましてねー」

 

「?」

 

「ま、まぁそれはともかく話はだいたい理解しました。宴の席に弾幕勝負などと血なまぐさい戦いは言語道断「血なまぐさい争いをしない様にスペルカードルールを作ったのよ」ゴホンッ!宴にはやはり酒!というわけで小夜くんの膝の上を掛けて酒飲み対決でどうでしょう!」

 

 

ルールはいたって簡単

 

1.制限時間は30分

 

2.参加人数は自由、途中参加は認めない

 

3.最も酒を飲んだ選手が勝者

 

 

「ちょっと!私はすでに結構飲んでるのに不利じゃない!」

 

「おや〜?吸血鬼ともあろう方がその程度の量で不利とか言っちゃうんですか?やはり幼女体型にはこの勝負は辛いですかねー」

 

「ブチッ!・・・舐められたものね。いいわ、吸血鬼の力を見せてやろうじゃない受けてたつわ!!」

 

「完全にのせられたな文に。優勝品はともかく勝負事なら負けられないぜ!当然霊夢も参加するだろ?」

 

「え?しないけど」

 

「あれ?意外だなー、霊夢が兄ちゃん関連に首つっこまないなんて」

 

 

意外な返答に唖然する魔理沙に霊夢が更に答える

 

 

「その程度なら頼めばいつでもしてくれるし」

 

「・・・あぁ」

 

 

そういえばそうだなっと霊夢の答えに納得してしまう魔理沙だった

 

 

「・・・」モグモグ

 

 

そして優勝商品は何も気にせず、騒ぐ皆を見ながら料理を食っていた

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