「第1回小夜くんの膝の上争奪!酒飲み対決ー!!」
という事で小夜の膝の上という特等席を賭けた酒飲み対決が始まった
参加者は以下の通り
霧雨魔理沙
チルノ
ミスティア・ローラレイ
リグル・ナイトバグ
レミリア・スカーレット
紅美鈴
ここぁ
射命丸文
「ちょっと待て!なんで対決考案者が参加してるんだぜ?!」
「ふふふ、この勝負に勝って小夜くんのお膝の上に座れるという権利を椛に渡せばなんとか許して貰えるはず(出来たら今度の記事の候補と保存用に1枚ずつ撮らねば)
「貴女が参加するのも珍しいわね美鈴」
「いえ、妹様から代わりを頼まれたので仕方なく。それよりここぁさんは何故に?」
「面白そうというのもありますが、間近で小夜さんを見て触れてみたいと思ってましたからいい機会かと」
「大ちゃーん!必ず勝つから見ててねー!」
「む、無理はしないでねチルノちゃん」
「た、対決で勝って座れたなら文句は言われないよね?やっぱりやめた方がよかったかな」
「大丈夫、勝てば誰も文句言わないって。こんな対決を霊夢が許したんだから」
それぞれの思惑を胸に今戦いが始まる
・・・そんな盛り上がりを見せる中、外野の方では
「小夜くん、言われた通り持ってきたよ」
霖之助が少し大きめの袋を持って、それを小夜に渡した
「・・・ありがとう」
「霖之助、それは一体なんだ?」
「・・・」ガサゴソ
「これはビニールプールと言って、水を貯めて水浴びをする、折り畳みが可能だから何処でも持ち運べる。やり方によっては雨水を溜めるといった使い方も出来るんだ」
「しかし、なんで小夜くんがそんな物を?」
「何でもこの宴会に参加する妖怪に人魚の類が来るそうだから、水に浸かっていられる物が欲しかったらしいんだ。そこで大人1人が入って多少余裕のある大きさのこれを店の奥から出して来たのさ」
「だから兄さん、今日は霧の湖に行っては水を汲んでたんだ」
「・・・フー」
ビニールプールを広げ、空気を入れて膨らませる作業に入る小夜
「・・・実際やってる事は地味だけど何故か小夜くんがやっていると微笑んでしまうのは何故だろうか」
「まぁ、慧音の言うことは分かる。あの無表情のままただ空気を入れているだけの絵図らだからな」
「まぁ、あの背の高さで霊夢の2歳上、つまり彼は16歳の筈だ。本当ならまだわがままの一つくらいは言ってもおかしくないんだけどね。本当にしっかりしているよ」
慧音とルーミア姉、霖之助は成長していく子供の様子を見る親みたいな視線で小夜を見ていた
「おい!こっちも少しは見てくれだぜ!」
「ん?あぁ、もう対決は終わったか?」
「済まないこっちは眺めるのに忙しくてな」
「なんかこっちの扱い酷くありません!?」
既に始まっていた酒飲み対決もほとんどがそっちのけで一生懸命空気を送る小夜の姿を眺めていた大人の方々
「もういっその事中断して普通に楽しんだら?」
「それじゃあせっかく無理して来た私の立場が無いじゃないですか!?ちょっと小夜くん!この妹さんになんか言ってやってください!」
「フー・・・・・・・・・出来た」
「無視ですか?!」
騒ぐ文を無視して膨らませ終わったビニールプールに水を入れ始める小夜
ちなみに対決の方は魔理沙と文、美鈴しか残っていない。後の全員はリタイアしていた
ちなみに一番早くリタイアしたのはレミリアだ
「へっ、無視される程度なら諦めちまえ文」
「なんの、こんな私ですが烏天狗として誇りくらい持ち合わせています。人間の魔理沙さんに負けませんよ!」
(これ、普通に呑んでいれば勝っちゃうんじゃないかな?)
対決はもう少しだけ続くようだ
「よっと、遅くなったわね小夜」
「影狼、わかさぎ姫」
「こんばんは小夜くん、約束通り来たわ」
「・・・じゃあ、ここに」
「そこに入れればいいのね」
お姫様抱っこの形でわかさぎ姫を連れてきた影狼はゆっくりとわかさぎ姫をビニールプールの中に下ろす
「すごい。泳ぐことは出来ないけど、体を伸ばせる大きさで水を溜めておける道具があるなんて。ありがとう小夜くん」
「・・・」フルフル
「こら、小夜くん。相手からの感謝は素直を受け取るべきだ」
「・・・」コクッ
「それでよし」
「で、あそこで潰れてる集団はなに?」
影狼が指さす方向には美鈴を残して倒れる集団の跡があった
「あぁ、あれは兄さんの膝の上に座る権利を賭けて対決してたのよ。勝ったのは美鈴だったみたいだけど」
「いやぁ、普通に呑んでたら30分前には皆さん倒れていきますから、特に何もやってないんですけどね」
「ひ、膝の上って・・・ちょ、ちょっと、私も参加して」
「残念だけど途中参加は禁止らしいよ」
「そ、そんな〜・・・」ガクッ
「あははは、すいません。では、約束通り妹様に」
「え、いいよ。長くお兄様の上に座れてたから」
「えぇ!?で、では私が参加した意味って・・・」
「なら、貴女が座ったらいいじゃない美鈴。一応、勝者なんだから」
「さ、咲夜さん!?ですが」
「小夜さん。貴方はどうでしょうか?何か異論はあります?」
「・・・別に」
「という訳だから、早くいってらっしゃい」
「もう、なにがなんだが・・・そ、それでは失礼して」
とりあえず、勝者の特権として小夜の膝の上に腰を下ろす美鈴
(う、うわぁ。男性の上に乗るなんて初めてです)
「どうどう美鈴?お兄様のお膝の上、座り心地いいでしょう?」
「えぇ、まぁ・・・」
「うぅ、もっと早く来れば・・・」
「まぁまぁ影狼、次があるわ」
とりあえず、変な対決は終わりまたいつも通りの宴会を楽しんでいた
「・・・」スッ
しかし、小夜は1人宴会の場から離れ博麗神社の裏に周り木々が生い茂る森の中に足を踏み入れた
「・・・出てこい」
誰も居ないはずの森の中で言葉を放つ小夜
その瞬間、背後から穴が現れ中から1人の女性が姿を現した
「気づいていたの?さすがはヴェアヴォルフ、“少佐の側近にしてミレニアムの最高戦力”
大尉
だった男ね」
彼女こそがこの幻想郷の創設者である妖怪の賢者
八雲紫だ