東方人狼行軍   作:BATTU

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31話

紅魔館 大広間

 

 

玄関前で雪を払い、大広間に入る小夜たち

チルノやレティたちもフランの許可で中に入ってきた

 

 

「あいも変わらず、趣味が悪いわねこの館の内装も」

 

「め、目が痛くなりそうです」

 

 

初めて見る紅魔館の赤1色の内装景色にリリーは少し唖然としていた

確かにあまり目に良くないのは確かだ

 

 

「ようこそ紅魔館へ、小夜様、霊夢さん、リリーホワイトさん」

 

「ちょっと咲夜、兄さんだけ様呼びってどういうことよ」

 

 

突如、何も無い場所から姿を見せる咲夜

当然初対面であるリリーは驚き、レティは少し驚く程度ですぐいつもの表情に戻った

 

「あの、何故私の名前を?」

 

「お嬢様から全てお聞きしております。自己紹介が遅れました、紅魔館のメイド長、十六夜咲夜と申しますお見知りおきを」

 

「咲夜ちゃんかー、私はレティ・ホワイトロック。よろしくね」

 

「ちゃ・・・私の事は咲夜と呼び捨てでも構いませんので」

 

「えー、咲夜ちゃんの方が可愛いのに。ねぇ、フランちゃん、小夜くん」

 

「うん♪フランもいいと思う」

 

「・・・?」クイッ

 

 

何故、俺に聞いた?と思わせるように首を傾げる

 

 

「だって、今この場にいる男の子は小夜くんだけでしょ?男の子からの意見も聞きたいじゃない」

 

「・・・咲夜は、呼び捨てが良いと言っているが」

 

「もう、そんなんじゃあ女の子の心を掴めないわよ?」

 

「・・・」

 

 

もはや何を言いたいのか分からず沈黙になった

 

 

「やれやれ、騒々しいものね」

 

「これはお嬢様」

 

「客人のお出迎えご苦労さま咲夜」

 

 

大広間の二階に続く階段から下りてくるレミリア

そのまま霊夢と小夜の前まで来て挨拶をする

 

 

「ようこそ我が紅魔館へ。それと外の騒ぎと何をしに来たかは分かっているわ」

 

「そう。じゃあその辺はどうなのかしら?」

 

「もちろん許可するわ。部屋はたくさん余っているし多少人数が増えた所で苦にはならないわ」

 

「・・・すまないレミリア」

 

「ふふ、この程度どうという事はないわ。フラン、せっかくだしこの子を部屋に案内してあげなさい」

 

「はーい。じゃあ行こうリリー」

 

「は、はい。ありがとうございますレミリアさん」

 

「よっしゃ!よく分かんないけどリリーはあたいたちに任せろ!」

 

「ま、待ってチルノちゃん!」

 

「リリーちゃんたちは私が見ててあげるわ。頑張ってね」

 

 

リリーを部屋に案内するフランに続きチルノと大ちゃん、レティも大広間から離れた

 

 

「さて、リリーの件も何とかなったし冥界を探しに行きますか」

 

「・・・休まなくて大丈夫か?」

 

「大丈夫。せっかく異変の原因がだいたい分かったんだから早く解決したいもの」

 

「・・・分かった。レミリア、リリーを頼む」

 

「えぇ、任せてちょうだい」

 

 

リリーをレミリアたちに任せ、冥界を探すために2人は紅魔館を後にする

2人が出たあと、レミリアが咲夜を呼び出した

 

 

「いかがいたしましたかお嬢様」

 

「咲夜、貴女に命令するわ。2人について行って異変解決に協力してきなさい」

 

「はっ?い、いえ、命令であるならば構いませんが何故私を?」

 

「さっきまで暖炉の薪と食料の方も尽きかけてると言ってたでしょう?これ以上長引けば危険なのは一目瞭然。早々に異変を解決する必要があるわ。実力のある者が同行すれば彼らにとっても益はあるはずよ・・・とにかく行ってくれるかしら?」

 

「・・・分かりました。早々に解決し、すぐにお戻りします。では」フッ

 

 

咲夜が目の前から消えた後、数少ない窓から外を見るレミリアはそこから見える小夜の姿を見て呟いた

 

 

「何故、貴方の運命が急に見えなくなってしまったの・・・悪い予感がするわ。お願い咲夜、小夜を死なせてはいけないわ。フランの為にも必ず誰1人失わずに帰って来なさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

門前

 

 

「で、レミリアの命令で付いて来るのね」

 

「はい。早々に解決する為にお力添えをするようにとの命です」

 

「・・・まぁ、早めに解決したいのは確かね」

 

「損はさせません。必ずお二方の力になる事を誓いましょう」

 

「分かったわ。兄さんもいいわよね?」

 

「あぁ・・・じゃあ、行こう」

 

 

咲夜を同行させ、冥界を探すために3人は歩を進めた

 

 

「で、どこから探すつもりなの?」

 

「まぁ、勘頼りとか言ってたけど流石にそれじゃあ時間が掛かるから慧音か文あたりでも捕まえて何か方法がないか聞き出すわ」

 

「・・・大丈夫かしら」

 

「なんとかするさ」

 

 

と言うわけで人里へ向かう3人

しかし、その道中で先に違和感を感じたのは小夜だった

 

 

「・・・空気が、変わった?・・・・・・なんだ、此処は?」

 

 

そこには人里には無い大きな屋敷が目の前にあった

その大きさは稗田家の屋敷より遥かに大きい

 

しかも、先程まで一緒だったはずの霊夢と咲夜の姿も無かった

 

 

「・・・近くに霊夢と咲夜の匂いが無い・・・罠か?」

 

 

先程まで一緒だったはずの2人の匂いも辿れないのはおかしかった。何者かによる罠にはまり2人から引き離された可能性がある

そしてその罠を張った者はこの屋敷内の何処かにいるはず

 

とにかく待っていても始まらないため、屋敷の入口のドアを開き、ゆっくりと中へ入っていった

 

 

 

 

その頃

 

 

「「・・・」」

 

 

やっと人里についた2人は入口辺りで振り返り、この場にいない人物を口にする

 

 

「兄さんはどこ?」

「小夜様は何処に?」

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