次の日
目覚めた時にはまた木製の天井が見えた、どうやらあの後からそのまま寝てしまったようだ
起きた後、すぐに霊香が謝ってきた。「誤解してごめんなさい!」と・・・とりあえず、大丈夫だと言って謝るのをやめて貰った
しかし、一体何を誤解していたのか聞いてみても教えては貰えなかった。昨日は確か霊香が出掛けた後・・・霊夢に獣化を見せて、もふもふを喰らって、霊夢は疲れて眠ったから掛け布団をかけた。その後に霊香が帰ってきて殴られる
・・・駄目だ。その間に自分が何か怒られる様な事をした記憶は確かに無いはず、一体どこで失敗したのか?・・・とりあえず、今後は気を付けよう
部屋を出て居間とやらにつき、テーブルの前に霊香が指定した場所に座った
「おはよう」
「・・・おはよう」
隣に座っていた霊夢が挨拶したので俺も挨拶を返した
テーブルには朝食が並んでおり、霊香も席についた
「じゃあ、いただきます」
「いただきます!」
「・・・いただきます」
二人の動作を見ながら俺も同じことをした。かつてドイツが日本と同盟を結んでいた時に日本語と文化、作法なども学んだことがある。まぁ、ほとんどは本などで見た程度の知識だが
確か食事を摂る前に両手を合わせ、いただきますっというのが日本の作法にあったはずだ。二人の動作を見て思い出したのだ
「二人とも、私は仕事に行ってくるが昼は作っておいたからお昼になったら二人で食べなさい。夕方までには戻るようにするから」
「はーい」
「・・・仕事?」
「あぁ、博麗の巫女の仕事だ。霊夢を頼むぞ・・・・むぅ、名前が無いのはやはり不便だな。何か考えておこう」
どうやら俺の呼び名について悩んでるようだ。霊香は俺の名を考えてくれるようだが俺は顔を左右に振る
「しかし、どうせ帰る場所もないんだろ?ここに住むならやはり名前は必要だ。少なからず私はもうお前を息子の様には思っている」
「・・・息子」
「子は甘えるものだ。遠慮することはないさ」
「・・・」コクッ
「それでいい。よかったな霊夢、お前にお兄ちゃんが出来たな」
「うん!」
「兄・・・か」
何やら話が飛んでいる気がするが、とにかく今の俺は霊夢と同じ様に霊香の養子になっているようだ
まぁ、悪くは無い・・・
その後、朝食を終えてかたづけを手伝った後に霊香は言った通りに仕事に行き、俺は外で早速鍛練をすることにした。霊夢は俺の鍛練を神社の屋根の下でじっと見ていた
外に出ることに関しては神社から出なければ何してもいいらしい。それとこの神社に客人が来ると霊香から聞いた
客人の名は森近霖之助、霊夢の遊び友達を連れて来るらしいから対応と友達になってやって欲しいとの事だ
どのような子供だろうか?霊夢みたいな子は勘弁して欲しいな
俺は腕立て伏せを開始した。流石に両足を浮かせての腕立て伏せはこの体ではまだ早すぎる、だが体が成長しているのは確かだ。元の姿に戻れるかは今後の鍛練と成長次第と言う事だ
「おーい、霊香〜遊びに来たぞ〜」
腕立て伏せ100回目に到達寸前に誰かが来た
声は女性、森近霖之助は男性だと聞いた。だが女性は霊香を知っているようだ
腕立て伏せをやめて鳥居の方向に目をやるとそこにたっていたのは黒い服装に金髪で長髪の女性だった