てなわけでシュレディンガーくんの要望を無視してちょくちょく更新ペース落ちるかもですが頑張っていきます
本編どうぞ
次の日
外からの暖かい日差しで目が覚める
春の暖かな日の暖かさと風がなんとも心地いい
「ッ・・・?」
体を起こそうと両腕を動かそうとしたが体が重く起き上がる事が出来ない
決まってこういう時は霊夢が片腕に抱きついているかなのだが今回は片腕だけじゃない体全体が重い
首だけを動かして体を見てみるとチルノと大ちゃんが懐に、腹の上にルーミアが寝ている
「・・・なんだ?」
何故3人も俺の布団で一緒に寝ているのだろうか?昨日の夜は確かに1人で寝た筈なのだが
しかも、ルーミアの口から微妙に唾液が垂れて服を通り越して肌に到達しており少し不快だ
「やぁ大尉。やっと起きましたね」
視線を天井に戻すと俺を見下ろす様に突っ立っているシュレディンガーがいた
「・・・この状況はなんだ?なぜ、ルーミアたちがいる?」
「大尉が目を覚ました事を知ったから遊びに来たようですよ。まぁ、大尉はまだ寝てたから少しの間僕が遊び相手にされましたけどね・・・それとあの氷精はなんですか、気に入られたのはいいですけど部下にしてやるとか勝手極まりないですよねー本当に」
「・・・遊びに・・・・やっと?」
今更ながら最初のシュレディンガーの言葉に疑問があった。“やっと起きましたね”という言葉に
それに朝にしては気温が異様に高く感じた。いくら春になったとは言え朝からここまで暖かい事は無い筈
「・・・もう、昼?」
「はい、いわゆる寝過ごしですね。もう霊夢さんたちが昼食の支度をしてもうすぐ大尉とこの3人を起こしに藍さんが来るんじゃないですかね?」
・・・しまった。まさか寝過ごすとは思わなかった
どうやら昨日の晩飯を食べて寝た後から今までずっと眠ってしまっていたようだ
別に遅くまで起きていた訳ではない。いつも通りの就寝時間には寝た筈なのに昼まで寝ていたという事は体に蓄積された疲労が回復しきっていないのかもしれない
チルノたちはシュレディンガーと遊んだ後、様子見に俺の部屋に来ていたがたぶん疲れたんで寝てしまったのだろうとシュレディンガーが言う
「いやーしかし大尉も隅に置けないですよね〜。ショタ好きかと思いましたけど実はロリコンなんですかね?」
「・・・?」
「あっ、やっぱり大尉だから自覚無しか。っと、誰か来ましたね」
「失礼するぞ。む、小夜くんは起きているのか・・・しかし、すごい事になっているな」
シュレディンガーが意味不明の会話をした後に襖を開けて藍が入って来た
藍はしばらくの間、妖力回復の為に休んでいる八雲紫の代わりに俺の監視として博麗神社に式の橙と共にいるらしい
しかし、監視にしては随分と助けてもらったりしている。昨日の夕食をわざわざ部屋まで持ってきてくれたり、食わせてもらったりなど
「・・・起こしてくれても・・・良かった」
「いや、霊香からは寝ているなら昼まではゆっくり寝かせてやった方がいいと言われてね。そこの子達も遊んでいた時は少し静かにしていたよ君の事を思ってね」
「・・・そうか」
「藍、兄さん起きた?」
と、そこに霊夢がやって来た
「すまない霊夢・・・寝過ごした」
「ううん。今の兄さんに必要なのは休む事なんだから気にしなくても大丈夫よ」
「その代わり僕をこき使ってますけどね」
「あんたは居候なんだからちゃんと働いてもらうのは当然でしょう?そろそろ昼食の準備出来るから来なさい」
「はいはーい」
そう言ってシュレディンガーと共に部屋を後にする霊夢
昼食であるならそろそろ布団から出ようと試みる
「ん?あぁ、3人がいるから起きれないのか。待ってくれすぐ起こして「・・・いい。大丈夫だ」しかしどうやって?」
「・・・」フッ
力を込めて体を霧状にして布団から抜け出す
ルーミアは落下し「むぐっ・・・」と言った後も眠っていた
「なるほど霧になって抜け出したのか。しかし、ちびルミは起きなかったか」
「・・・着替えるか」
服が収納されてある引き出しから白狼天狗の服を取り出し、藍がいるのにも関わらず寝間着を脱ぎ始めた
「な?!さ、小夜くん!」
「・・・なんだ?」
「あ、いや、その・・・何でもない、止めてすまない///」
「?・・・分かった」
呼ばれたと思ったら顔を両手で隠し、後に振り返りながらなんでもないと言われたので着替えを再開した
(シュレディンガーくんが言ってはいたが・・・ま、まさかここまで無関心とは、これはこれで色々心配だな・・・チラッ)
着替え終えるまで背を向けていた藍はそっと視線を振り返りながら着替えている小夜を見る
無駄な筋肉の無い鍛えられた肉体に藍は少しクギ付けになっていた
「・・・よし」
着替え終えて座ろうかと思った時、大ちゃんがゆっくりと起き上がった。チルノとルーミアはまだ起きる気配は無い
「んー・・・ふぁ?おはようごさいましゅ、小夜しゃん・・・ふぅ」
「・・・まだ眠いか?」
「んー、小夜しゃん・・・だっこ・・・」ポフッ
起きたがまだ意識が完全に覚めておらず、少し幼声になりながら近くに来た小夜に両腕を伸ばしたまま倒れ込み、支えた所でまた寝てしまった
小夜はあぐらをかいて膝の上に大ちゃんを座らせ、頭をゆっくりと撫でる
「手慣れているね」
「・・・小さい頃、霊夢と一緒によく昼寝した・・・膝の上で寝る事が多かった・・・頭を撫でると、喜ぶ」
「うーん、そうか(最後のは君だからだと思うけど)」
「お待たせ兄さん」
襖が開きお盆を持った霊夢が入ってきた。どうやら昼飯を持ってきてくれたようだ
部屋にある小さなちゃぶ台にお盆を乗せ、大妖精を布団に戻し早速昼食を食べようとする
「・・・・霊夢、箸」
お盆には無く、何故か霊夢が持っておりその箸には煮物がつままれておりそれを俺に向ける
「はい、あーん」
「霊夢・・・自分で食える」
「えー、だって昨日藍に食べさせて貰ったんでしょ?」
そう言いながら藍の方へ視線をむける
「い、いや、それはだな・・・た、確かに私も1回同じ理由で断られたけど今回の異変で迷惑をかけてしまったから何かしてあげたいとゆう善意であって、別にやりたかったからではなくて・・・・ブツブツ」
「まぁ、やった事には変わらないんだしいいわよね?」
何がいいのかは分からないが、とりあえず受けることにした
「・・・」パクッ
「美味しい?」
「・・・」コクッ
そんな感じで昼食を食べ終えた
「いやぁ、とりあえず目が覚めて良かったぜ兄ちゃん」
「・・・あぁ」ズズズ
昼食に食べ終えた後、縁側で外を眺めていたら魔理沙とアリス、ちびルミを迎えに来たルーミアがやって来て今は霊香の方にいる
本当なら人里へ行くか紅魔館に行こうと思っていたが昼まで寝過ごした後ではあまり長く居られないため明日にすることにした
そして今、茶菓子の煎餅を食べながら緑茶を啜っている
「でも、最初は驚いたわ。いきなり魔理沙に連れられて何事かと思ったらまさか貴方が死にかけてて治療を手伝えですものね」
「・・・全部、霊香から聞いた・・・すまなかった」
「私は魔法陣に魔力を送ってただけよ。まぁ、上海の件もあるしこれでおあいこって事で」
「・・・おあいこではすまない」
実際、俺がアリスにしてやった事は彼女の人形を届けた事
それに比べて俺はアリス、そして紅魔館のパチュリーと美鈴に命を助けられた
どう見ても彼女への恩の方が大きい
「まぁまぁ、そんな暗くなる話はもうやめようぜ。それに近々に異変解決と兄ちゃんの退院祝いの花見の宴会やるんだからな」
そう、それが霊香が昨日言っていた準備とやらの事だ
せっかく春が戻ったのに花見をしないなんて勿体無いという考えの下で魔理沙の言う通り、花見が行われるそうだ
何かあればすぐに騒ぎたくなる。この幻想郷の住人たちの習性?には慣れたつもりだったが今になってもバカ騒ぎの中に居ることだけは慣れない。そもそもそれ事態が無縁の中で生きてきたのだから尚更だ
「よう小夜。退院おめでとう」
「・・・ルーミア姉」
「何度か娘と見舞いには行ってたんだがな。目、覚ました頃に会いに行けなくて悪かったな」
「・・・」フルフル
「ははは、相変わらずだな。さて、私は娘連れてそろそろ・・・ん?」
言葉を途中で止めて、階段のある方へ視線をむけるルーミア姉
それに釣られて俺と魔理沙、アリスも同じ方に視線をむけるとそこに見慣れたおかっぱ頭のアイツがいた
「お、お久しぶりです小夜さん」
「・・・妖夢?」
冬の異変に2度も戦った西行寺幽々子の従者、魂魄妖夢だった
「最後の最後で彼女の登場か。これは場が荒れそうだねー」
最後に東方人狼行軍、霞み様作「東方黒暗録」にコラボ参加させていただきました
初めてのコラボ参加。霞み様ありがとうございます