鬼との遭遇から少し前
「なるほどな。だから今日は珍しく朝早くから色んな所回ってんのか」
「えぇ、それで魔理沙。一昨日の花見、何か無かった?」
魔法の森、魔理沙の家にて一昨日の花見について話を聞いている霊夢
魔理沙は頭を掻きながら一昨日の花見のことを思いだしていた
「そうだな〜・・・まぁ、あるとしたらやっぱ霊夢や霊香さんがいつもよりハメを外してたくらいかな〜」
「・・・兄さんとシュレディンガーにも言われたけど。私、そんなに飲んでた?」
「あぁ、いつもの霊夢ならゆっくり味わう筈だったけど一昨日の花見は勢い良く飲んでたぜ。最初はどうしたのか心配したけど問題無さそうだから敢えて何も言わなかったぜ」
「うーん、そう・・・ありがとうね。じゃあ私は次の場所に行くから」
「おい、待てよ霊夢。異変なら私も一緒に行くぜ」
「まだ異変とは断定出来ていないわ。もしもの為に探ってるってだけよ」
「だからこそだぜ。私も前の異変で色々思い知らされたからさ、手遅れとかになる前に異変を潰せる様にしときたいって思ってるんだぜ」
「・・・分かった。じゃあ、一緒に行きましょ」
「おう!」
机の上に置いてあった帽子を被り、立て掛けていた箒に乗って霊夢と共に聞き込みに加わった
それから2人は花見に参加していた面子の下に赴き、一昨日の花見で不審に思った事はないか聞き回っていった
しかし、聞いても大抵は霊夢と霊香の変貌と幾人かは霊夢が感じた別の妖気について話してくれた
肝心のその別の妖気がなんの妖怪の者なのかは分からずじまいだ
「うーん、やっぱりその謎の妖怪が原因なのか?」
「確定はしてないけど、怪しいと言えばそれしか無いのよね。あそこまでハッキリとは感じたのに妖気自体は薄らとしてた・・・まるで霧になった時の兄さんみたい」
「でも、小夜の兄ちゃんは普通に居たしなぁ。早飲み対決でシュレディンガーに続いて即リタイアして気絶したけど」
「全く、いくら宴だからって無理に兄さんを参加させたりするんじゃないわよ魔理沙・・・まぁ、その時は文の性らしいけどね」
「・・・なぁ、霊夢。今更な事聞いていいか?」
「何よ?急に改まって」
「お前、小夜の兄ちゃんの事好きなのか?」
「はぁ?何聞いてんのよ。好きに決まってるじゃない」
呆れた様に魔理沙の質問に答える霊夢
だが、魔理沙は更に霊夢に問いかけた
「それって、家族としてか?それとも・・・異性としてか?」
「え?・・・」
魔理沙の問いに霊夢は止まって魔理沙の方に振り向く
「魔理沙・・・それ、どういう」
「そのまんまだぜ。ただの兄ちゃんとして好きなのか、異性として好きなのかって」
「ど、どうしたのよ魔理沙。あんたがいきなりそんな話するなんて」
「えっと、な・・・も、もし、異性として好きで兄ちゃんにこ、告白とかしちゃうんだったらアドバイスとかもらおっかなー・・・なんて」
「あ、アドバイスってどういう事よ?」
聞き返す霊夢に魔理沙は人差し指同士をくっつけてそわそわしながら答えた
「え、えと・・・・だ、誰にも言うなよ。実はな「霖之助さんの事が好き」こーりんの事・・・ってなんで知ってんだよ?!」
「そりゃあ、作者がキャラ説で書いてたじゃないとある店主に片思い中って」
「へ?」
「冗談は置いといて勘よ、勘・・・で、なに告白でもするのあんた」
「えっと、まぁ・・・うん///」
「・・・はぁ、あの魔理沙がね・・・でも、どうして急に?」
「・・・前の異変でよ、兄ちゃんが霊夢を庇って西行妖にやられて倒れた時、霊夢すごく泣いて叫んでたろ?・・・最近よ、その時の光景が兄ちゃんがこーりんに霊夢が私になるって嫌な夢とか見ちまって・・・ありえないだろうけどよ、この想いを伝える前にこーりんが何かあって死ぬんじゃないかって考えちまうんだぜ」
「ちょっと、確かに嫌な夢だけどそれは・・・」
「分かってる!こーりんも半分とはいえ妖怪だから簡単に死ぬなんて思ってないぜ・・・・でもよ、もしもって考えると、なんか怖くなっちまうんだぜ」
両手で自分を抱きしめて、僅かに震える魔理沙
霊夢はしばらくしてから魔理沙に近づいて一言放った
「じゃあ、好きだって告げればいいじゃない」
「え?」
「後悔したくない、残したくないなら当たって砕けなさいよ。例え駄目だったとしてもその時は諦めるか諦めないかの二択になるだけ・・・そんな嫌な後悔残すくらいなら私ならそうするわ」
「霊夢・・・」
「大丈夫よ。もし霖之助さんがフッて魔理沙泣かしたら私と兄さんが霖之助さんを泣かすから」)bグッ!
「そ、そんな笑顔で怖いこと言うなだぜ・・・ヘヘッ、ありがとうな霊夢、やっぱり持つべきはダチだぜ!」
「うん、あんたはやっぱり、いつもみたいに元気過ぎる位がいいわ。頑張りなさい」
「おう!霊夢も一緒に頑張ろうな!」
「・・・え?」
突然の魔理沙の言葉に疑問を持つ霊夢
そんな霊夢に魔理沙は首を傾げながら言った
「いや、え?って霊夢も告るんだろ兄ちゃんに?」
「は、ハァ!?なんでいきなりそんな話になるのよ!!」
「いやだって、私ならそうするって事は霊夢も兄ちゃんに告るんだろ?」
「し、しないわよ!「え、じゃあ霊夢は兄ちゃんの事嫌i」好き嫌いが問題じゃないわよ!兄さんは家族なのよ?!家族同士でつ、付き合うっておかしいでしょ!」
「なんだ?霊夢ってそういう近〇〇姦とか気にするのか?大丈夫だろ血は繋がってないんだし。それに霊夢はいつも兄ちゃんと風呂とかはいってそうだから見慣れてそうだよな兄ちゃんのきのk」
「だぁー!やめなさい!あんた女の子なんだからはしたない言葉つかうなー!!」
「霊夢に女の子なんだからって説教、なんか似合わないな。もがっ!」
「い・い・か・げ・ん・に・しなさい。魔理沙ちゃーん(ꐦ)」グリグリ
「わ、わかっははら、おひゃりゃいほうでほふぉほぐふぃぐふぃやふぇへー(わ、分かったから、お祓い棒で頬をグリグリ止めてー)」
そんなやり取りを終えて、異変調査に戻ろうとした時だ
『はい、どうも霊夢さーん。ちょっといいですかー?』
「は?シュ、シュレディンガー!?」
「お、おいどうした霊夢?シュレディンガーなんてどこにもいないぜ?」
「え、なに!どういうこと?!」
『落ち着いて下さい霊夢さん。ちょっと霊夢さんに緊急な用事があるんで失礼ながら霊夢さんの精神内に入って直接お伝えしておりまーす』
(せ、精神内に入ってってあんたそんな事出来るの?)
『はい、僕が自分を認識出来れば何処だって現れる事が出来ますよ。まぁ、それはさておきすぐに博麗神社に戻ってきてくれませんかなんか変な奴が現れて』
(変な奴?)
『えー、なんでも自分のことを幻想郷に舞い戻った鬼だとか何だとか』
(お、鬼ですって!!?神社には兄さんだけ?!母さんは居るの!?)
『大尉と霊香さんは居ます。あと居るのは吸血鬼姉妹と咲夜さん、チルノと大ちゃんくらいですね』
(・・・分かった。すぐに戻るわ)
『はーい。じゃあ、それでは〜・・・』
頭の中からシュレディンガーの声が聞こえなくなり、霊夢はすぐに博麗神社に向かって飛んだ
その様子を見て魔理沙も急いで霊夢の後を追った
「お、おい霊夢!どうしたんだよいきなり慌てて!?」
「止まって説明する時間無いからこのまま話すわ。よく聞いて、さっきシュレディンガーから博麗神社に鬼が現れたって聞いたの」
「お、鬼!?まさかあの鬼が!?」
「えぇそうよ!だから一刻も早く戻らないと母さんはともかく兄さんじゃあ絶対に勝てない!」
「よ、よし!急ぐぜ!」
2人は更に加速して博麗神社へと向かっていった
(お願い兄さん!鬼と戦うなんて事は絶対にしないで!)
「霊夢さんの精神内入って魔理沙との会話見たけど随分ハッチャケたね本当に」
そろそろ魔理沙の恋にかんして片付けておきたいんだよね
「大尉へのフラグが更に増えるんですね分かります」
それはどうかな?
「え?」
じゃあ、次回もよろ