東方人狼行軍   作:BATTU

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ここからちょっと霊夢サイドの話になります

「妖怪の山との全面戦争確定ですよね〜」


63話

博麗神社

 

「やっぱり、あーは言ってやったけど私はすぐにでもぶっ飛ばしに行きたい気分だわ」

 

「ほらほら、いつもの霊夢ちゃんらしく冷静に。リラックスリラックス」

 

 

居間で霊夢はイライラしながら折ってしまったお祓い棒を修理していた

そんな霊夢を落ち着かせるようにレティは頭を優しくポンポン叩いたり撫でたりする

 

 

「まぁまぁ、霊夢さん。叩くにしても戦力は欲しいでしょ?なら、まずは味方を増やすことからですよ」

 

 

居間で横たわるシュレディンガーは笑みを見せながら言った

 

結局、レティの言葉と犬走椛を信じて妖怪の山から退き1度博麗神社へ帰ってきた霊夢たち

それからどうするかをずっと霊夢はレティと考えていた。母である霊香は八雲紫を探しに今日は朝からいない

 

仮に帰ってきても博麗の巫女を辞めた霊香からは「霊夢の好きなようにしてみろ」っと言われるだろうからと霊夢自身は母の手を借りないように自分でどうにかしようと考えていた

 

そこでシュレディンガーが突如提案したのが戦力を集めて妖怪の山を叩きながら博麗小夜を救出しようという提案だった

 

シュレディンガー曰く、大尉もとい博麗小夜は絶対殺されはしない

 

1度大ちゃんはなぜかと聞いた

シュレディンガーは「大尉は今、博麗だからさ」と答えた

 

博麗の巫女は幻想郷のパワーバランスであり、幻想郷の結界の一端を担っている重要な存在だ

 

そんな博麗の巫女と同じ姓を持つ大尉

もし捕虜にせず排除しそれがバレた時、博麗の巫女を敵に回す

そしてそれは幻想郷全てを敵に回すことと同じ

 

故に彼らは1度捕らえて知らんぷりをしてしばらくは時間を稼ぐ事が出来る手段を打った

 

しかし、その手も犬走椛によって破られてしまった

博麗小夜が捕虜か排除されたという事を告げてくれた故に博麗の巫女から妖怪の山を叩く口実を作り出す事が出来た

 

だがもし、犬走椛の件に対して気づく者が現れれば当然口封じの為に排除か隔離されてしまう危険がある。そうなれば自分たちは被害者だと相手側はほざけるようにはなれるだろう

 

 

故に目的は三つ

 

1.博麗小夜の救出

 

2.証言者である犬走椛の確保(抵抗したらぶっ叩いてから確保)

 

3.妖怪の山の戦力を疲弊させとく

 

 

ぶっちゃけ3つ目はオマケだ

1と2を成功させれば良い

 

そしてその目的を達成させるために必要なのがこちらの戦力だ

今の人数で攻めに行ってもまず勝てないし、救出と確保も出来ない

 

ならば勝機を上げるために味方を増やそうと言うのがシュレディンガーの思惑だ

 

話を終えた後、チルノと大ちゃんはさっそく戦力を増やしにまずルーミア姉に妖怪の山であった事を話に行ってもらった。信憑性を確かな物にするために大尉の血で汚れた帽子(少し洗った)も渡しといた

 

 

「ほとんど面倒臭がりなあんたが随分凄い事を考えついたものね。さすがの私もそこまでの考えに至れないわ」

 

「まぁ、妖怪と人間の間では無闇な殺生をしちゃあいけないなんて甘ーい考えがあるからね〜。平和ボケした人間やぬるま湯に浸かりすぎた妖怪どもじゃあまず考えないだろうからね」

 

「随分楽しそうね...あんたは争い事や戦いなんて面倒だから嫌いとか言うよな奴だと思ってた、まずあんな提案をするとは思ってなかったわ」

 

「いや、あってるよ。争いや戦いなんて面倒臭いし、俺が戦う意味が分からないからね、でもそんな面倒な行動や行為をする馬鹿共を高みから見物をするのは好きだね」

 

「...褒められた趣味じゃないわね」キュ

 

 

そんな霊夢の言葉も、そらどうもと適当に返すシュレディンガー

そんな2人を見ながらレティは小さく微笑むだけだった

 

 

「よし、じゃあ早速あんたの言う通りこっちの味方を増やしに行こうじゃない」

 

「いってらっしゃ〜い」

 

 

パシンッ!

 

 

「あんたも行くのよ提案者」

 

 

横たわりながら適当に返事をしたシュレディンガーにさっき直したばっかのお祓い棒で引っぱたく霊夢

 

それでも嫌だと言うシュレディンガーの足を掴み、霊夢はシュレディンガーを引き摺りながらレティと共にまずは紅魔館を目指した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃

 

紅魔館

 

 

レミリアの部屋

 

 

「どうだった咲夜?」

 

 

椅子に座り、紅茶の入ったティーカップを片手に少し離れた所で控えている咲夜は話すことを一瞬拒もうとするがゆっくりと口を開いた

 

 

「捜索の結果は...申し訳ございません。地底、冥界を除く幻想郷の行ける場所に全て行きましたがどこにも...」

 

「そう...」

 

 

口につけたティーカップを置くレミリア

 

 

「ありがとう咲夜。また、なにかあれば報告に来てちょうだい」

 

「...承知いたしました」

 

 

スッと部屋から消える咲夜

 

部屋に残されたレミリアはしばらくの沈黙の後、握りしめた左手を上げてから一気に振り下ろしテーブルを粉砕した

 

そして怒りを込めながらも心配するよう声音で彼女は呟いた

 

 

 

 

 

「一体誰が・・・どこへ行ってしまったのフラン」




さぁ、戦の準備だ

「つまり更新が大変になるんですね、分かります」
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