FF14やら仕事やら忙しくて書く暇が奪われている俺の気持ちが分かるかー!
「知らん。さっさと書けや(半キレ)」
人里
「分かってはいたけど人里は無理だったわね。まぁ、慧音は人里守護の役目がある訳だし、妹紅はその手伝いだしね」
「阿求ちゃんと小鈴ちゃんに関しては力がねぇ〜」
博麗神社を後にし、シュレディンガーの作戦通りに霊夢達は対妖怪の山勢力となる味方を集めに動いていた
最初に訪れたのは人里だ。慧音とたまたま居た妹紅に話をしたが案の定慧音は人里の守りを優先し、妹紅も慧音のサポートの為に不参加となった
阿求と小鈴に関しては、知はあれど戦える力はほぼ皆無と言ってもいい
「まぁ、来れないなら仕方ないわ。魔法の森にはレティが行ったし、私たちは紅魔館に向かいましょう」
腕組みを解き、紅魔館へと人里から離れようとする
「そこのあんたたち、ちょっと待った」
「?」
「ほえ?」
建物と建物の間から壁を背に2人を呼び止めた声の主は影のなかから手を出してクイックイッと二人に来るように促す
二人はとりあえずついて行くが霊夢はお祓い棒を持つ右手に力を込め、警戒態勢に入っていた
「急に呼び止めてすまない。あまり人前には出ないからな」
姿を見せたのは赤いマントを身に着け、マフラーのような部分で口が隠しており、ショートカットにリボンという姿の少女だ
一見は只の少女のようだが霊夢は彼女から人には無い物を僅かに感じとった
「・・・あなた、妖怪ね?」
「ふっ、流石は博麗の巫女か。結構抑えてた方なんだがな」
そう言った瞬間、彼女の頭が急に上昇し首から下の体から離れた
「私は赤蛮奇。ろくろ首の妖怪さ、今は人里で人間になりすましてなりを潜めてるけどね」
「だから私たちをこんな物陰にまで呼んだ訳ね。それでここまで呼んだからにはなにかあるんでしょうね」
まどろっこしいのは嫌いな霊夢は率直に赤蛮奇に問い出す。赤蛮奇は頭を元の位置に戻してから話を戻した
「なに、話は至極簡単さ。さっき寺子屋の教師と竹林の案内人が博麗小夜の事を話してたのを聞いてな、何でも妖怪の山の天狗たちを倒すのに味方を集めてるそうじゃないか?」
「えぇ、そうよ」
「その話に私も乗らせて欲しい、博麗に借りはないけど小夜個人には恩があるから。それに小夜と関わりがある草の根妖怪の二人にも私から声を掛けてやる、所属はしてないが多少の交流があるしね」
「お、いいじゃないですか。数が増えるのは素晴らしいですよ」
「・・・いいわ。こっちも急いで集めなきゃだからそっちは任せたわ、これるなら博麗神社で待っててもらうと助かるわ」
「あー。分かったよ、じゃあ私は行くとしよう邪魔をしたな」
そういって手を振りながらその場から離れていく赤蛮奇
霊夢もシュレディンガーの手を掴み紅魔館へまっすぐ向かって飛んでいった
その頃
妖怪の山
「遅かったではないか射命丸捷よ。会議は既に始まっておるのだぞ?」
張りつめた空気の中、5人の大天狗たちが座って話し合っているかのようにしていた
その中で一人は会議中で居眠りしており、もう一人は会議の場にも関わらず酒を口にして笑っていた。真剣に会議をしていたのは残る3名だけだった
「あぁ、使いの者に少し頼み事を伝えていたら遅くなったわ・・・大天狗の会議にしては天魔様がおらんようだな?」
「天魔様は多忙でな。今回の会議には出れぬと使いの者から伝言の文を貰っておる、これよ」
厳つい顔をした大天狗の一人は捷に1枚の文を差し出しそれを手に取り目を通す
そこには確かに今回の会議には出席出来ないという内容と天魔が書いたと示す印が押されていた
「・・・ふむ、なるほどな。で、残りの二人はどうした?」
「ふんッ!またいつものサボりであろう。居ようが居まいが同じ事よ」
「全く、大天狗の恥さらしよな」
「では、楓はどうした?」
「今回の会議は特に重要な事。所詮は白狼天狗よ、いくら大天狗の位を天魔様から授かっているとはいえ調子ずいても困る」
(ハァ・・・だから来たくないのだ、こんな会議・・・使いに天魔様に伝えるようにしたがこれは楓にも伝えにゆかせるか)
座ることもなくUターンしてその場から離れていく捷
「おい捷よ。来たばかりであろう、どこへ行く?」
「あぁ、使いに頼み忘れた事があっての。さっき別れたばかり故まだ間に合うと思ってな、すぐ戻る続けてくれ」
そう言い残し会議場から出た捷
(さて、どう伝えておくか?あやつは冷静に見えて怒りっぽいしのぅ、下手に伝えたらなにしでかすか分からんし、特にあやつは男嫌いな面もあるからなー)
「しょ、捷さま」
「ん、おうちょうど良かった・・・お主ら何をしている?」
そこには幼い白狼天狗の子とその背後にはその幼子に刀を構える烏天狗
その周りには複数の烏天狗と白狼天狗の集団が捷をとり囲む
「申し訳ございません射命丸捷さま。大天狗さまからの命で貴方を拘束させていただきます」
「・・・それで?その娘はどうするつもりだ?」
「貴方が下手な抵抗をしないための保険です。どうか我々に従っていただきたい、命令とはいえ同じ大天狗さまである捷さまに手荒な事はしたくありません」
保険、つまり人質というわけだ
周りの白狼天狗には動じない者や同族のしかも子供にたいして行っていることにただ力み我慢するものもいる
いくら命令とはいえ同族を人質に取り自分たちが仕える大天狗に刃を向けようとしてる行為は良心を持つ彼らにとって苦痛でもあった
「・・・ふふふ、子を人質にとって儂に対して手荒をしたくないとは若輩者どもに随分舐められたものだ」
左手に持つ錫杖に似た杖をすこし上げて地面に軽く落とす
カンッ、ブワァ!!
「!!?」
軽い落下音がした瞬間、周りに突風が迸る
「なめてくれるな小僧ども」
静かにだが、圧倒的な殺意を持って放ったその妖気に複数の烏天狗と白狼天狗はその殺意に耐えられず白目を向き、泡をふきながら倒れ出す
なんとか耐えた者達も各々の獲物を持ち構えるが顔や手から汗を流し、荒れる呼吸を無理してでも整えようとしていた
「・・・ふぅ、ほれ」ポイッ
左手に持っていた錫杖をほおり投げる捷
「儂一人ならまだしも関係ない幼子を巻き込むの儂個人が許せんのでな。ほれ、好きな所に連れてゆけ」
「・・・おい」
「は、はッ!」
ほおり投げた錫杖を回収し射命丸捷は白狼天狗の幼子と共に連れていかれた
(やれやれ、文がなんとかしてくれる事を願うか)
その頃小夜は
土牢
「・・・」
荒縄で両手両足を縛られ目には布が巻かれ視界を奪われていた
体中には包帯が巻かれており処々血によって赤いシミが浮かび上がっている
彼はいま待っていた
ここから出る気を窺うために失った体力を取り戻そうとしているのだ
ただ静かに反撃の牙を研ぎ澄ましながら